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「だから、逃げてきたの。ヒロちゃんがここでホストしてるってネットで見た時には驚いたけど、その手があったのかって思っちゃった。ここにくれば、私も逃げ切れるんじゃないかって思ったの。もちろん、ヒロちゃんにも会えるだろうと思って」 「風子、お前、でもさ」 「無理だよ。私は絶対に他の男と結婚なんてしないわ」 思い詰めた風子の顔は、ヒロが子供の頃から知っていた妹の顔ではなかった。 「風子……」 その顔を見たら、ヒロはそれ以上、何も言えなくなった。 ◇◇◇ ◇◇◇ とりあえず...
真昼の月 | 2018.11.06 Tue 08:16
「社長には、海外で暮らしている弟さんがいるんだけどね、弟さんは元々ミュージシャンを目指してアメリカに行って……まぁ、よくある話なんだけど、全く芽が出なくて、今は西海岸でゲストハウスを経営してるんだけど……駈ちゃんが死んだら、この弟さんが、うちにも息子はいるんだとか言い出して……。元々仲の良くない兄弟だったんだけど、まぁ、弟さんにしてみたら、なんで血の繋がった自分を差し置いて、赤の他人に会社を譲るんだって納得できなかったんだろうね。でも社長にしてみたら、今迄...
真昼の月 | 2018.11.05 Mon 08:07
「風子!」 「オーナー!?」 平日でも見通しの悪いほど人通りの多い歌舞伎町の、50m程向こうで、2人組の女性が3人の客を見送っている。手前の女性の影になっているが、ヒロの目は彼女をはっきりと捉えた。 手前の女性と男性客達が走ってくるヒロに気づいて、何事かと振り返る。 「な、なに!?」 男性客や手前の女性はオロオロと辺りを見回すが、奥にいる女性ははっきりとこちらを見て、大きく目を見開いた。 「ヒロちゃん!?」 「風子!お前……!」 細く薄い肩。大きな目に、子供の...
真昼の月 | 2018.11.04 Sun 08:01
皆様、コメントありがとうございます。 お返事はコメントをいただいた順に書いております。 先に書いていただいた方のリコメが下になっておりますので、もし自分へのレスがないな、と思われたら、下の方をググッとスクロールしていただけると嬉しいです。 イヌ吉拝 11:29:そら様 コメントありがとうございます!! 時村さん……な、なにかしら企んでるようです……ごごごめんなさい💦 って、若干胡散臭かったですか!?(良かった…...
真昼の月 | 2018.11.04 Sun 07:57
まぁ、真田組の若頭などという地位にいるのだ。しかも組長の栄次は四代目に何かあれば、ほぼ間違いなく小野田の五代目になる。最終的に衛が組を継ぐにしても、衛が組を継げるようになるまで、栄次がその座を守るのだ。 そうなれば、空いた真田の組長の椅子に座るのは、桐生だ。今更他の奴らのように、出世のために汲々とする必要などないという事か。 ……いや、兄貴は、本当に出世になんか興味ないんだ……。 桐生の頭の中にあるのは、ただ栄次の事。栄次と一緒に町を出てヤクザになったと言っ...
真昼の月 | 2018.11.03 Sat 08:01
優秀な舎弟ができて良かったと言うべきなのだろうか。いや、でもまだ中学出たての子供なんだから、そんな世慣れてなくても良いのにと、ヒロは何だか複雑な気分になる。 「兄貴?」 「ああ、ごめん。分かった。色々とありがとうな。でも、その女の子の事が分かっても、あんまり大事(おおごと)にしないでくれよ」 「分かりました。さすがに兄貴、もてるんすね〜。俺もあやかりたいっす!」 「バカな事ばっかり言うなよ。じゃ、俺、桐生の兄貴の方の用事済ませてくるから、お前も早く寝ろよ」 「分かりました!」 そうし...
真昼の月 | 2018.11.03 Sat 07:55
登場人物プロフィールはこちら 主人公東郷の邸宅 監督をする上で、悩む問題が1つある。 試合前のSEXをどうするか。 そんなもの、個人の自由と言うのは、サッカーには通用しない。 一流の選手ともなれば、全ては大事な試合で最高のパフォーマンスを発揮せねばならない。 トレーニングだけではなく、選手のフィジカル(身体)を支えるのは、栄養、健康、精神、性である。 W杯やその他国対抗試合、各国の1部(1軍)チーム同士の試...
大人のためのBL物語 | 2018.11.02 Fri 21:11
優秀な舎弟ができて良かったと言うべきなのだろうか。いや、でもまだ中学出たての子供なんだから、そんな世慣れてなくても良いのにと、ヒロは何だか複雑な気分になる。 「兄貴?」 「ああ、ごめん。分かった。色々とありがとうな。でも、その女の子の事が分かっても、あんまり大事(おおごと)にしないでくれよ」 「分かりました。さすがに兄貴、もてるんすね〜。俺もあやかりたいっす!」 「バカな事ばっかり言うなよ。じゃ、俺、桐生の兄貴の方の用事済ませてくるから、お前も早く寝ろよ」 「分かりました!」 そうし...
真昼の月 | 2018.11.02 Fri 08:01
「最近、兄貴の事を探ってる女がいるんすけど。どうしましょうか?」 「女?」 自分のホスト時代の客だろうか。ホスト時代の店は、今の店と同じ歌舞伎町にある。当時の客の内の何人かはずいぶんとヒロに入れあげてくれて、ヒロが急に辞めた事を店に抗議してくれたのだそうだ。 「はい。『Milky Way』って店の、愛奈(まな)って女なんすけど」 「ミルキーウェイの愛奈?……いや、心当たりはないな……」 自分の客にはキャバ嬢が多かったが、そのキャバ嬢の名前には聞き覚えがなかっ...
真昼の月 | 2018.11.01 Thu 08:02
「これからは、上に言われない限りは勝手に色々調べ上げるなよ。気になることがあったら、必ず最初に、俺に報告しろ」 「でも!」 「でもじゃない。兄貴やオヤジの言うことには、絶対服従だ」 「でも、色々知ってた方がきっと兄貴の役に立つと思うんすけど……」 まだゴニョゴニョと言っているタカシの頭に手を置いて、ブンブンと前後に振る。タカシは「わぁ」と驚きながら、それでもされるままだ。それからヒロはタカシの顔を覗き込んで、きっぱりと言い放つ。 「人間には、知らない方が良いって事...
真昼の月 | 2018.10.31 Wed 08:02
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