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JUGEMテーマ:JUNE/BL/ML ご無沙汰していますRinkです。 秋のJ庭ではお世話になりました。 おかげさまで楽しい時間を過ごす事が出来ました! 次回は2019年のお雛様開催です! また頑張って新作を書きおろしたいと思います! J庭もこれで45回目、私もせめて50回開催までは参加できるといいなと思っているので 今後ともよろしくお願いいたします。 今回の新刊は『僕の家庭教師さま/軽井沢編』で雫を拉致監禁してしまうちょっとヒール的約役どころである三枝義光と、 その義光のずっと...
時の過ぎ行くまま(Rink's Cafe別館) | 2018.10.31 Wed 01:03
だが、新しい生活が始まると、そんな事ばかりは言っていられない。なにしろ馴れない事ばかりなのだ。やっと自分の事務所という物に馴れてきたと思ったら、今度は中卒パリパリを預かってそっちの面倒も見なければならない。集団行動には馴れているはずなのだが、タカシから「何でも言いつけて下さい!」という目で始終見られているのは、なんだか自分の家にいても、身の置き所がない。 しかし、人間は馴れる生き物だ。タカシのそんな瞳に馴れてしまえば、思っていたよりもタカシとの暮らしは悪くなかった。 タカシは呑気で考...
真昼の月 | 2018.10.30 Tue 08:06
「だってうち、これで喰ってるからさ。あ、コンサル料や税理士料は負けてやるけど、経費つくからちゃんと払えよ。この吉居様が、お前のブラコン兄ちゃん達が何か言ってきても、言い負かせるような態を整えてやるよ」 その言葉に少しだけ……本当に少しだけだけど、ヒロはほっとしてしまった。 そうして、ホッとしてしまったことに対して、自分で自分を殴ってやりたくなる。 なんというザマだ。この後に及んで、少しでも自分の現在を監督や実家や……駈の家族の耳に入らなければ良い...
真昼の月 | 2018.10.29 Mon 08:02
◇◇◇ ◇◇◇ タカシを組に入れることになったと聡子に報告すると、聡子は安堵したような顔をして、ヒロに深々と頭を下げた。 聡子だけではなく、手塚にも一応報告しておいた。手塚は最初いやそうな顔をしていたが、「あんたらがそうしたいんならそうすりゃ良いさ」と言い、「あまり俺に噛みつかないようによっく躾けてやってくれよ」と付け足した。 もちろん、タカシの方にも手塚の話は通しておいたのだが、タカシは「兄貴のする事っすから」と言って、口をへの字にしただけだった。 事務所のハコはすぐ...
真昼の月 | 2018.10.28 Sun 08:02
「あの!俺、何でもします!俺、頭は悪いっすけど、絶対兄貴の役に立ちますから!!」 ここぞとばかりにタカシはヒロの足下に跪いて、額を地面にめり込ませるようにして「お願いします!」と叫んだ。 その勢いに、住み込み修業中の若い連中から、奥の方にいた幹部達までなんだなんだと様子を見に来る始末だ。 衆人環視の中、若頭と筆頭組長補佐ににじり寄られているのだ。もうヒロに逃げ場所など、あるわけがなかった。 「ヒロ、いい加減に腹をくくれ」 短いが、びしりと重みのある栄次の台詞がとどめだ。 ヒ...
真昼の月 | 2018.10.27 Sat 08:04
◇◇◇ ◇◇◇ タカシの事をどうしたら良いのかと考えながら本家に向かった。最近、ヒロの頭を占めているのは、桐生との奇妙な関係についてと、もう1つはタカシのことだ。 どうやってタカシを諦めさせるか。佐世保や金町達に奴のことが知れたら、絶対に彼はこの道に引きずり込まれてしまう。 最近、タカシは毎日のように店の裏でヒロを待っている。ヒロが店に行かずにいても、ずっとビルの裏階段下で待っていると聞いて以来、わざと行かずにいるのもまずいような気がしてきた。 今はまだ1月だ。そのうち体を壊して...
真昼の月 | 2018.10.26 Fri 08:04
もしも自分がその最中に「兄貴」と呼んだら、桐生はどうするのだろうか。いや、自分が「兄貴」と呼んでも、あの人は変わらずに自分を「さくら」と呼ぶのだろう。 だから、桐生邦廣という人間と、桜沢宏典という人間が抱き合うということはないのだ。 あの空間で……閉じられた淫靡な部屋の中で、自分たちは「かける」と「さくら」という人間を演じながら、互いに体を交えている。 ヒロは自分の中の迷いを、自分の中の駈に打ち明ける。桐生とこうなった今でも、駈はやっぱりヒロにとって特別な存在だ。 ...
真昼の月 | 2018.10.25 Thu 08:07
そういえば、あれ以来桐生は髭を落としたままにしている。最初は驚いていた事務所の面子も、今ではすっかり見慣れたように、そういうものとして桐生の髭のない顔と付き合っている。 その髭が何故落とされたのか。そうして何故今も落とされたままなのかを知っているヒロは、じわりと顔が熱くなった。 おかしい。なんで、こんな気分に……。桐生の兄貴は俺のことを好きなわけじゃないんだし、こんなムズムズするような気持ちになるのはおかしい……筈だ。 でも、どうしてだろう。顔の火照りが止め...
真昼の月 | 2018.10.24 Wed 08:01
そんなたいそうなことをしたつもりはなかった。ただ、子供が殴られているところを見たくなかっただけなのだ。 ……どうしても、子供を溝口と重ねてしまう。彼らのした事は今だって許せないし殺してやりたいと思うが、その一方で、あんな子供が自分の知らない所でどうなったのかと思うと、自己嫌悪に叫び出したくなる。 自分の態度が違えば、溝口は自分にあんな事をしなかったかもしれない。そうすれば、溝口達が「処分」される事などなかったはずだ。自分のこの不甲斐なさが子供達の未来を消してしまった。...
真昼の月 | 2018.10.23 Tue 08:02
皆様、こんにちは!イヌ吉です! 現在、J庭のスペースにおります!! 実はこの話は、本日のJ庭の新刊「だくだく」に収めました、「約束の場所」というマンガのおまけ小説となっております。 せっかくマンガを描いたので、どうせなら色々考えた設定を使って、番外編を書いてみよう!「だくだく」を読んで下さった方にも少しでも楽しんでいただけますように!!と、書いてみた次第です。 なので、このお話は「だくだく」を読んでいないと分からない話がたくさん出て来ます。 そして、この話を先に読んでしまうと、「だく...
真昼の月 | 2018.10.22 Mon 08:24
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