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「桐生。ヒロはお前の舎弟であってペットじゃねぇ。これで壊れちまうんなら話は中止だが、お前は奴に、壊れて欲しくはないんだろう?」 「……」 桐生は何か言い返そうとしたが、結局言葉が出てこなかった。 そんな桐生の肩を、栄次が小さく叩く。まるでそう……労るように。 元から、桐生が世話焼き体質であることは、栄次も重々承知している。桐生がヒロを拾ってきて、自分の部屋に住まわせたときも、またこいつのお節介が始まったかと思っていたのだ。いつものお節介……だ...
真昼の月 | 2018.09.22 Sat 08:01
すいません!今回、残虐なシーンは出てこないのですが、かなりグロい話をしています! 「痛いのは苦手!」「痛々しいのは苦手!」「可哀相なのは苦手!」という方もいらっしゃると思いますので、そういう方はその部分を読まないようにお願いします!! 今回、痛いのは前半で、後半は痛くないんですが次のお話に関係してくるので、痛いのが苦手な方は「こちらのボタン」を押して、痛い場所を飛ばして読んで下さい! 痛い場所は、主にヒロさんの症状の説明で、どんなことをされちゃったのか書いてあります💦 ...
真昼の月 | 2018.09.21 Fri 08:03
桐生がかつてこんな声を出したのを、ヒロは聞いたことがない。いつも飄々としている桐生が、大切な衛さんを相手に……。自分の為に、桐生が衛さんの不興を買ってしまう。だが、ヒロにはそれを止めることもできなかった。 「すいません、衛さん。今だけはコイツと2人にさせて下さい」 「いえ、俺が浅はかでした。ごめんなさい、ヒロさん、桐生さん。俺、席を外しますから、何かあったら呼んで下さい」 「ありがとうございます」 そうして人が外に出る気配がした。ドアがパタンと閉まる音。部屋の中はまた静寂...
真昼の月 | 2018.09.20 Thu 08:03
「……ひでぇ顔だな」 「兄貴……」 その声が桐生の物であることにホッとした。それから、ヒロは慌てて起きあがろうとしたが、やっぱりどうやっても体を動かすことが出来ない。 「良い、寝てろ」 「でも……すいませんでした。俺、衛さんの下校時間に間に合わなくて……」 そこまで口にして、ヒロの体がビクリと強張った。 そうだ。俺は、間に合わなくて……だって、だって俺はあの時…… 「あ……」 「ヒロ?」 「...
真昼の月 | 2018.09.19 Wed 08:01
◇◇◇ ◇◇◇ ぼんやりと、鳥の囀る声が聞こえた。高く、低く、可愛らしい声。あれは何の声だったろうか。 『さくら、あれはメジロだよ。春に鳴くんだ』 駈が指さす方を見ると、鶯色の丸々とした可愛らしい鳥が、ぴちゅぴちゅと愛らしい声を上げている。 「え?駈、あれ、ウグイスじゃねぇの?」 ヒロの声を、分かってないなと駈が笑う。 『確かにメジロとウグイスは似たような色してるけど、メジロは目の周りが白いからメジロって言うんだ。すぐに見分けがつくだろう?それにウグイスの鳴き声は日本で1番有名な...
真昼の月 | 2018.09.18 Tue 08:02
皆様!いつも「真昼の月」に遊びに来て下さり、ありがとうございます! 明日、9月18日は「日本ブログ村」のメンテが入っております! 0時から20時頃まで村の一部機能が止まるそうです!! 村ポチボタンなどは押せますし、押していただいた村ポチはストックされるのですが、新着情報などが更新されない可能性が高いです! ですが、新着情報に新着が載ってなかったとしても、明日もいつも通り「光のさす方へ」はアップいたしますので!! 明日、ブログ村からお越しの方...
真昼の月 | 2018.09.17 Mon 23:15
翌朝、結は朝食時間に起きて来なかった。 選手たちの手前、私だけはダイニングルームに降りて来た。お手伝いのジップが、既に朝食を作ってスタンバっていた。 ドイツのらしい朝食が並ぶ。 黒いパンに、コーヒーと卵、ハム、野菜、フルーツ、ヨーグルト、チーズ。 「ユウは?」両親が東ドイツ出身のアベルが言った。 「まだ寝ている。」 「監督、先に、チームに戻ります。ありがとうございます、滞在楽しかったです。」 「ではまた明後日。」明後日は試合がある。今日明日は、トレーニングとミーティングだ。 ジ...
大人のためのBL物語 | 2018.09.17 Mon 17:14
滅多に自分の事務所には戻らない栄次だが、桐生による微に入り細に入った報告のおかげで、組内の事はどんなに小さな事でも把握している。その桐生の報告によれば、金町の下には、組の決まりも仕組みも分からないバカが出入りしているのだ。 車が地下駐車場に入ると、衛が車から飛び出した。 「衛さんは俺の部屋で待っていて下さい!すぐにヒロを探させます!」 「それはダメだ!栄次さん、ヒロさんの身に何が起こってるかは分からないけど……この事は人に知られない方が良い。そうでしょう?」 衛の強い目...
真昼の月 | 2018.09.17 Mon 08:06
◇◇◇ ◇◇◇ 「衛さん、いきなりどうしたんですか?」 学校帰り、いつもの場所に停められた車に乗り、運転席を見るなり衛は組事務所に連れて行ってくれるようにと栄次に頼んだ。衛の顔はずいぶんと強張っている。 「運転手が違いますね。ヒロさんは?」 「ああ…、あいつ、きっちりカタを付けておけと言ったのに……」 栄次が口の中でぼやく。 ヒロが最近組員からの妨害を受けていることは知っている。組に来てまだ半年と日が浅いヒロが、いきなり四代目の声掛かりで自分の盃を受けること...
真昼の月 | 2018.09.16 Sun 08:58
◇◇◇ ◇◇◇ 「衛さん、いきなりどうしたんですか?」 学校帰り、いつもの場所に停められた車に乗り、運転席を見るなり衛は組事務所に連れて行ってくれるようにと栄次に頼んだ。衛の顔はずいぶんと強張っている。 「運転手が違いますね。ヒロさんは?」 「ああ…、あいつ、きっちりカタを付けておけと言ったのに……」 栄次が口の中でぼやく。 ヒロが最近組員からの妨害を受けていることは知っている。組に来てまだ半年と日が浅いヒロが、いきなり四代目の声掛かりで自分の盃を受けること...
真昼の月 | 2018.09.16 Sun 08:02
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