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ものがたり
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「小説」はなんとなく堅苦しい。
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行方を探る

JUGEMテーマ:ものがたり    ある朝目が覚めると、彼は小さな蜘蛛に変化している自身に気づいた。彼は軽く跳ねてみる。予想外に軽やかに高く跳ね飛ぶことができた。ベッドサイドの姿見に映った自分の姿を見る。その姿は指先に乗れるほど小さなハエトリグモだった。彼は少しほっとした。ハエトリグモが巣を張り巡らさない蜘蛛だと知っていたから。つまり彼は美しい蜘蛛の巣を張り巡らす自信がなかったのだ。自分には絵の才能はないし、デザインに精通しているわけでもないし、そういう事に役に立つようなセンスを持ち合...

pale asymmetry | 2025.09.17 Wed 19:40

月下の未草

JUGEMテーマ:ものがたり    小さな女の子が池の水面から顔を出す。濡れた黒髪が十六夜の月光を弾いて黄金に染まる。水面には幾つものまん丸い葉っぱが浮かんでいる。それは月光を上手に受け取れないのか、黄金に染まってはいない。そんな葉っぱの一つに女の子は掴まり、何かを叫んでいるようだ。口が大きく開かれ閉じられまた開かれる。でも声は全く聞こえない。距離のせいかと思って、水面に顔を近づけてみるけれど、やっぱり声は聞こえない。女の子の声はこの夜の空気を震わせることはできないらしい。あるいは、こ...

pale asymmetry | 2025.09.11 Thu 18:12

極舎の覚醒(あるいは螺旋の再記述)

JUGEMテーマ:ものがたり   「どんな軌道を描いたのかは、厳重に秘匿されなければいけない」  そう呟いて目が覚めた。キーの高い濡れた声。その自身の発した声を聞いて覚醒したのだった。ということはたった今まで眠っていたということになるのだろうか。そんな感じはしない。むしろ微細な無数の破片として漂っていたものが一つに集合したような感じだった。それは惑星が形成されるような感覚に近かった。いや、そんな感覚を識っているわけがないから、これは空想に過ぎない。そんな気がしただけだ。もちろん自分が...

pale asymmetry | 2025.09.07 Sun 18:29

笑うアスタリスク(出鱈目な修羅のイメージ)

JUGEMテーマ:ものがたり    都市の中央には高い尖塔があって、その天辺に彼は立つ。いや、彼ではなくて彼女かもしれない。あるいは彼でもあって彼女でもあるのかもしれない。そういうわけで、彼や彼女ではなく螺旋のコマと呼ぶしかない。あるいはただ単にコマと呼ぶことにしようか。それは特別な存在だから、無限の回転に対する敬意を込めて。そして無限の展開に対する敬意も込めて。夜は最も深い領域から少しだけ浮かび上がっている。黎明の時間まではまだ道程があるだろうけれど、歩みを続ければ確実に黎明に触れる...

pale asymmetry | 2025.09.06 Sat 17:49

まどろみのまなじり

JUGEMテーマ:ものがたり    蝶を踏み潰すあなたを見て、吐き気を催す。その蝶は色鮮やかで、陽光に煌めいていて、叡智が織り込まれていたように思えた。けれど吐き気を催してしまったのは、そのせいではない。その蝶の形態が潰されてしまったせいではない。その蝶を踏み潰したことで、あなたが穢れてしまったように感じたからだ。そして穢れてしまったあなたに魅了されている自身に気づいてしまったからだ。自分が穢れたわけではないのに、他者の穢れに見せられてしまうなんて、私は罪深いと感じてしまった。こんな私...

pale asymmetry | 2025.09.05 Fri 17:55

Distance and Levitation

JUGEMテーマ:ものがたり    巨大な都市が移動するのならば、それには理由があるのだろう。それを指摘されることは明白なことだと思われる。しかもその都市は歩行しているようで、実際には浮遊しているのだから。その理由を紐解く前に、その浮遊の様子を詳らかにしなければならないだろう。その巨大な都市は摺り足で移動している。大陸の中央部を、砂漠とそれを取り囲む荒野を縦横無尽に歩行している。王冠を被った宝石のような形、それはラウンドブリリアントカットされた宝石のような形をしている。しかし当然のこと...

pale asymmetry | 2025.09.01 Mon 20:25

双子の聖女は運命を入れ替える(プロトタイプ版)132

Copyright(C) 2025 Mutsuki Tsugomori All Right Reserved JUGEMテーマ:ものがたり     ・「双子の聖女は運命を入れ替える」の第132回です。 PC不調のため、相変わらずスマホ投稿です。レイアウトの不具合などはPC復活後に修正予定です。   <本文へ移動>   他のページはコチラ→双子の聖女は運命を入れ替える1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/32/33/34/35/36/37/38/39/40/41...

言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜 | 2025.08.31 Sun 15:06

湖底の王冠(水彩のイメージ)

JUGEMテーマ:ものがたり    湖底に沈む王冠は、輝きを放ってはいない。それは水彩の事物のようだ。髑髏がその王冠を被っているけれど、それはすでに王冠の付随物で、その髑髏が王冠を戴いているわけではない。むしろその髑髏は王冠の邪魔をしているのだ。その湖底で、王冠が不可思議な紋様を放つことの。湖は森の奥深く。いつだって昏いベールを纏っている。真昼の、太陽が中天を通過する一瞬だけ、湖は湖面に輝きの装飾を授かるけれど、それだって真夏の短い期間だけ。でも少年たちはその短い時を見逃さない。真夏の...

pale asymmetry | 2025.08.27 Wed 18:12

きを抱くひと

JUGEMテーマ:ものがたり    少女は一切の衣服を纏わず、その大樹と対峙していた。やわらかく目を閉じ、自分自身を抱き締めるように、両腕を躰に沿わせていた。少女は自身が生み出した闇の向こうに、目の前の大樹の本性を見ているのかもしれない。そしてその本性と向き合っているのかもしれない。そのためには、少女自身も本性を晒さなければいけない。だから衣服を纏っていないのだろうと感じた。 「まず、あんな風に向かい合って、波長を重ねているのです」  案内人が、小さな声で説明する。その場の空気が厳...

pale asymmetry | 2025.08.22 Fri 18:03

一角獣の混血利点について

JUGEMテーマ:ものがたり    篝火の狭間で頭を垂れる一角獣たちは、眠っているようにも瞑想しているようにも見えた。時々その背骨が仄かに発光するのが解ったけれど、そのリズムは眠りのリズムのようにも思えたし、世界の解を絡め取るための深い思考のようにも思えた。その光は儚い夢を想起させたし、強固な数式を想起させもしたのだ。あるいはこの二つは同じ源なのかもしれない。同じ泉から湧き上がる記号なのかもしれない。それは僕が湧き上がった泉とも共通しているのかもしれない。いや、それは考えすぎか。その輝...

pale asymmetry | 2025.08.15 Fri 18:28

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