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「小説」はなんとなく堅苦しい。
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狂気は旋回舞踊するか、とういうイントロのイントロ

JUGEMテーマ:ものがたり    痛みを裏返すことが出来たので、私はその淑やかな狂気の事を考え出す。放たれたそれが旋回舞踊する様を思い描く。私ではない私がそれを見つめる様を思い描く。コンビニエンスストアのイートインスペース。カウンター席の丸椅子に腰掛け、貧弱なカウンターテーブルに頬杖をつきながら、旋回舞踊する淑やかな狂気を見つめる様子を。さて、その狂気は旋回舞踊することが出来るのだろうか。それが旋回舞踊するのだとすれば、そこに祈りは付随してはいないだろう。そこにあるのは振る舞いだけだ...

pale asymmetry | 2025.05.04 Sun 20:11

麒麟の夜の先鋭的なピース(戯る女を象る)

JUGEMテーマ:ものがたり   「裳袴を着たことはあるかしら?」  魔女が差し出す浅葱色の袴を見つめて私は首を振る。 「なら私が着付けてあげる」  両膝をつき魔女が差し出す浅葱色の袴に足を通すと、魔女が私の腰で紐を結んでくれた。それは下腹部のずっと下の方だった。だから下腹部で微睡む虎を無闇に締めつけたりはしなかった。 「このくらい露わにしなければ、戯る女を象ることが出来ないのよ」  見上げた魔女が意味ありげに笑う。少しいやらしい笑み。けれど聡明な感じもする笑み。その意味は複...

pale asymmetry | 2025.04.29 Tue 18:32

麒麟の夜の先鋭的なピース(青白い麒麟たち)

JUGEMテーマ:ものがたり    麒麟たちは皆スーツ姿だった。光の加減によっては臙脂色にも見える黒色のスーツだった。形は少し独特で、あちらこちらがデコラティブな感じ。燕尾服のようにも見えるスーツだった。正式な燕尾服がどんな形をしているのか私は知らないから、それがどのくらい燕尾服に近いのか、遠いのか、偽なのか、正なのかよく解らない。ただ私が和装だったから、麒麟たちが和装でないことには、少なからず違和感を感じた。ネクタイは不思議な形をしていた。ラウンドブリリアントカットされたダイヤモンド...

pale asymmetry | 2025.04.28 Mon 18:19

石英のマジックに関するピース

JUGEMテーマ:ものがたり   「この濁りが、種子として機能する証なの」  魔女が言う。左手の人差し指と親指で摘まんだ小さな六角柱を宙に翳す。部屋は過剰な光に埋め尽くされていたので、よく見つめていないとその六角柱を見失いそうだ。それは両端が六角錐に尖っている。その鋭い先端が僅かに魔女の指に沈み込んでいる。今にもその先端が魔女の指を突き刺し、そこから鮮血が迸るのではないかと私は怖れた。怖れることで高揚していた。そんな風に高揚する自身を上手に受け入れられずに、また怖れてしまった。いや、...

pale asymmetry | 2025.04.27 Sun 18:36

インタビュールームに関する過剰なイメージ

JUGEMテーマ:ものがたり    その部屋がどのような様式に基づいたものなのか、あるいはどのような事象に紐付けられているのか、あるいは閉じているのか開いているのか、開いているのならばそれはもう部屋ではないのか、その辺りのことはまだ浮かび上がっていない。ただ、それがどのような場所であったとしても、明確に描かれなければいけないし、その場所の光景は鮮やかでなければいけない。なぜならば、その部屋ではマジックが展開されるからだ。それは些細なマジックだけれど、同時に鋭く抉るマジックであるはずだ。...

pale asymmetry | 2025.04.25 Fri 18:00

石英、種子、石英種子の身勝手なイメージ

JUGEMテーマ:ものがたり    二酸化ケイ素の結晶は、石英と呼ばれたり、水晶と呼ばれたり、玻璃と呼ばれたり、水精と呼ばれたり。個人的には石英といえば、濁りを内包する結晶体というイメージ。それは何者かに生み出されたものではなく、輪舞のような自然現象によって、いつの間にか出現するものというイメージ。それならば、咲き開いたり翻ったりするこのとも可能であると思えるイメージ。しかしそのためには、天然のマテリアルとして存在する形では難しいように思える。もっとシンプルで小さく、軽快な姿が良いだろ...

pale asymmetry | 2025.04.23 Wed 19:15

不在の龍に関するイメージ

JUGEMテーマ:ものがたり    龍は直接的には登場しない。でも龍は麒麟を生むのだという。龍が麒麟を生むのはどういう理屈なのだろうと思う。どちらも架空の生命体ではあるけれど、違う種であるはずなのに。それとも麒麟が成長して龍になるという考え方なのだろうか。出世魚のような感じだろうか。それにしては差異が大きいような気がするし、麒麟が成長して龍となるような物語を私は知らない。もちろん私が知らないだけで、実は一般的なのかもしれないけれど。  龍のイメージは雨。それも強い雨。そして渦。猛々し...

pale asymmetry | 2025.04.22 Tue 17:58

麒麟の身体性に関する一考察

JUGEMテーマ:ものがたり    電子の波を漂うインフォメーションによると、麒麟の背丈は五メートルなのだという。これは私の予想を遙かに超えていて、正直驚いた。これではキリンと同じくらいの背丈ではないだろうか。キリンの場合は背丈ではなく体高と言うべきか。giraffeをキリンと呼ぶようになったのは麒麟に姿が似ていたからなのだそうだけど、本当にそうだったということだろうか。けれど麒麟に足が長い、あるいは首が長いというイメージはない。全体の形は鹿、顔は龍に似て馬のような蹄を有し、毛は黄色く鱗を纏...

pale asymmetry | 2025.04.21 Mon 20:02

閉じた夜に関する短文

JUGEMテーマ:ものがたり    閉じた夜だった。私はコンビニエンスストアのイートインからその夜を見つめている。カウンター席のみで、椅子の数は七つ。座面が菱形で、鮮やかな朱色をしている。ダイヤの七。タロットならペンタクルの七。何かが切り替わる予感。夜と室内を区切るガラスはこの上なく澄んでいて、存在感が薄い。とてもゆっくりと指で触れれば突き抜けられそうだ。そんな魔法の存在を感じさせる。でも少し目線の角度を変えればキラキラを纏い、それは宝石のよう。魔法なら手に入れたいけれど、宝石ならいら...

pale asymmetry | 2025.04.20 Sun 18:18

正六面体の部屋と茶室の面影

JUGEMテーマ:ものがたり    まずは部屋だ。その部屋が持つ場のエネルギーを設定しなければいけないだろう。そこがスタート地点になる。その部屋の床は正方形をしている。いや床だけではなく四方の壁も全部正方形だ。そして当然天井も正方形になる。つまりその部屋は正六面体の部屋だ。あまり広くはない。一辺が四メートルから五メートルくらいだろうか。たぶん標準的な麒麟なら六体は並べることが出来るだろう。でも成熟した龍ならば一体を押し込むことが精一杯だろうと思えた。もちろん標準的な麒麟のサイズも成熟し...

pale asymmetry | 2025.04.14 Mon 18:20

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