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掌編。超短編。など、名前は様々。
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一つ星、紅い空

JUGEMテーマ:ショート・ショート    熱帯夜。エアコンディショナーの稼働音。それを心地よいと感じることもあれば、そうではないときもある。そうではないときには、未明に目が覚め、空回りする時間を纏うことになる。そのままただ横たわり、そういう時間を持て余しつつ抱きしめることだって出来るし、覚醒を受け入れて朝の到着を待つことだって出来る。今朝の気分は後者だった。 「目が覚めたの?」  私が身を起こすと、隣で横たわる彼が呟いた。両目は閉じられたままだ。ただ反射的に呟いただけで、目覚めた...

pale asymmetry | 2021.07.11 Sun 22:05

使者の黄昏

JUGEMテーマ:ショート・ショート    涼風を感じて目を覚ます。ベランダはすっかり陰っていた。三十分ほどうとうとしようと思って横たわったのに、たぶん数時間は経過していそうだ。午後すっかり傾いていて、夜の気配さえ微かに感じる。大量の汗をかいていて身体が怠い。コットから起き上がる気になれず、ただ寝返りを打つ。傍らで息子が座り込み、じっとベランダの地面を見つめている。 「それは遠いんだね?」  息子が囁く。地面に向かって。いや、そこに何かがある。小さな何か。彼はそれに向かって囁いたの...

pale asymmetry | 2021.07.10 Sat 21:17

Power unit summer

JUGEMテーマ:ショート・ショート    穏やかな灼熱だった。矛盾しているだろうか。でもそんな感じだった。呼吸をしているだけで汗が噴き出るのに、風景には静寂が満ちあふれていて、世界は静止しているように感じられたのだ。 「渦巻いているような陽光なのに、空気が震えていないような感じがするわ」  彼女が呟いた。 「同じようなことを、僕も考えていた」  僕も囁いた。周囲には誰もいなかったけれど、声を潜めなければいけないような気がした。僕らは海沿いの防波堤に腰を下ろして、インリーフの凪...

pale asymmetry | 2021.07.09 Fri 20:25

The boy and the odd eye

JUGEMテーマ:ショート・ショート    少年と歩くのは大きなシベリアンハスキーで、片目はコバルトブルー、もう片方の目は漆黒だった。 「この目はね、宇宙なんだ」  少年が私を見て言う。右手の人差し指がコバルトブルーの目を指している。瞳に触れそうで、ドキドキした。でも犬に嫌がる様子は微塵もない。 「そしてこの目は、夜なんだよ」  少年の左手の人差し指が、漆黒の目を指す。そのままその指先が漆黒の瞳に突き刺ささるイメージがよぎり、ぞくりとしてしまった。不快だったわけではない。むしろ...

pale asymmetry | 2021.07.06 Tue 21:46

はんげしょう

JUGEMテーマ:ショート・ショート    家に帰ると、妻が特殊な顔になっていた。いや、これでは説明になっていないな。キッチンで夕飯を作っている妻が振り向くと、その顔の右側だけがメイクされていて、左側半分はすっぴんだったのだ。 「お帰り」  にこやかに言う妻の顔を、思わず覗き込む。すごく丁寧に、口紅も正確に半分までひかれていた。計ったかのように。いや実際に計ってひいたのかもしれない。彼女の性格なら十分にあり得る。 「ただいま。それは?」 「それって?」 「いや、その顔」  ...

pale asymmetry | 2021.07.02 Fri 19:23

鳥と神

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「というわけで、その犬は神様になっていつまでも少年を見守りました」 「それは駄目なんだよ」 「え? 何が?」 「犬が神様になるのは駄目なんだよ」 「何が駄目なの?」 「神様になるのは鳥だから」  真剣な眼差しで、息子は私に言う。寝かしつけようとして読み聞かせをしたのに、逆に目が覚めてしまったようだ。 「鳥が神様なんだ。どうして? 飛ぶから?」 「神様は飛ばないよ」 「でも神様って空の上の方の国に住んでるんじゃないの?」 「そ...

pale asymmetry | 2021.06.29 Tue 21:38

仄かにざわつく

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「仄かにむらむらする感じって解る?」 「仄かにムラムラ? それは性的な感覚の話?」 「それが解らないから訊いているの」 「うーんと、質問の意味がよく解らないな」  首を傾げた動作につられて傘が少し傾き、僕の傘が彼女の傘をこづく。彼女の傘の表面で雨の雫が群舞するように跳ね回った。 「私にもよく解らないの。むらむらという表現も正確ではないのかも知れないとも思えるわ。仄かにざわつく感じなのかな。でもざわつくというとざらついた感じがしない?」...

pale asymmetry | 2021.06.24 Thu 20:29

Umbrella invasion

JUGEMテーマ:ショート・ショート    希薄な雨だった。未熟な東風に簡単に舞い上げられてしまうくらいに。  そんな雨だったから、私は傘もささずに歩いていた。雫は細かすぎて、それは本当に雫なのか、空気の粒子がスピンしてそう感じてしまうのか迷うくらいだった。空気がそんな迷うようなスピンをし始めたのならば、世界が崩壊するカウントダウンが始まっているのかも知れないと思う。  真夜中だから暗い。そう考えて即座に否定する。真夜中だから暗いわけではない。今私が歩いているこの真夜中が暗いだけだ...

pale asymmetry | 2021.06.22 Tue 21:59

A walk that does not lead to a journey

JUGEMテーマ:ショート・ショート    近所を散歩していたはずなのに、いつの間にか見知らぬ街路に立っていた。何となくいつもより随分と早くに目が覚めてしまったから、少しだけ散歩でもしてみようかと思い立っただけだったのに。右を見ても左を見ても、足下を見ても空を見上げても、見覚えのある風景はなかった。まだ薄暗い空気が遠くまで見定めることを幾分邪魔していたけれど、それを差し引いたとしても見知らぬ場所に立ち尽くしていることは確実だった。 「忘れ物はないですか?」  声は斜め上から聞こえた...

pale asymmetry | 2021.06.21 Mon 20:57

杜火

JUGEMテーマ:ショート・ショート    最近は皆が我慢しなければいけないご時世のようだけど、僕の場合は特に何も変わらずに暮らしている。考えてみれば、今までの人生で大きな事件に出会ったこともなければ、とんでもないトラウマを抱えることになったしまった、といったようなエピソードもない。何とも平々凡々と生きてきたというわけだ。そんな僕でも不可思議な出来事の記憶なら、一つだけ持っている。事件と言えるほどのものではなく、ただ少し不可思議な出来事というだけの記憶だけど。  あれは今から十数年前...

pale asymmetry | 2021.06.19 Sat 20:46

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