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掌編。超短編。など、名前は様々。
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The cigarettes and the waning moon

JUGEMテーマ:ショート・ショート    風を感じて、目が覚めた。獣のように優雅な風だと感じた。聖なる獣ではないだろうが、揺らがぬ意志を持った獣だろう。そういう獣になら喰われてもいい。そう思いながら瞼をゆっくりと開く。東側の窓が開け放たれていた。しっかりと閉じて眠ったはずなのに。その窓から半身を乗り出すように、少女が腰掛けている。片手に灰皿を持ち、もう一方の手には火のついた煙草。彼女は夜をぼんやりと見つめながら、紫煙を吐き出した。獣が咆哮するように。  無音の咆哮が、見知らぬ紋様を...

pale asymmetry | 2021.05.08 Sat 21:01

しずくを感じる

JUGEMテーマ:ショート・ショート    夜になっても雨は降り続いていた。僕と彼女は犬を挟んで歩道を歩いていた。我が家の犬は雨が好きだ。特に控えめに降る雨が大好きだった。今夜の雨がまさにそれで、窓越しにずっと外を見つめて尻尾を振っていたので、少しだけ散歩することにしたのだ。犬は大喜びで、それを見ていると僕らの気分も少なからず弾んだ。 「雨は色を写すじゃない?」  彼女が傘ごしに夜空を見つめる。お気に入りの幾何学模様のサイケデリックな傘が、街灯のオレンジを弾いて、どこか秘密兵器のよ...

pale asymmetry | 2021.05.05 Wed 20:28

Brushed face

JUGEMテーマ:ショート・ショート    南から窓を抜けてくる風は、そちらから吹いているにしてはヒンヤリとしていた。けれど陽光は鋭かったので、その風は心地よかった。誰かが僕らのために気を利かせてくれたみたいだ。平日の休み、そして名前のない午後。僕らは窓辺で寝そべっている。彼女は水色のダックスフントを抱きしめて寝息を立てている。昼寝のときのお気に入りの抱き枕だった。僕はその隣で文庫本を開いている。本の中では旅人が、浮遊する尖塔を追いかけて俊足の黒馬を走らせていた。 「夢を見たわ」 ...

pale asymmetry | 2021.04.28 Wed 21:46

巨視的世界の午後

JUGEMテーマ:ショート・ショート    陽光は強く、風景の隅っこがハレーションしている。その陽光とせめぎ合うように、風は冷たく気品に溢れていた。正午を過ぎても風は冷たい気品を失わなかったから、その午後はゴージャスな空気に満ちていた。  海沿いの遊歩道を僕と彼女は手を繋いで歩いている。彼女は少し前を行き、自然と僕は彼女に手を引かれる。急いでいるわけではないし、目的地があるわけでもない。休日の、カテゴライズする必要のない散歩だ。つまりは散歩のための散歩と言っていいだろう。そういう意味...

pale asymmetry | 2021.04.21 Wed 20:28

Stupid morning

JUGEMテーマ:ショート・ショート    ユーキから電話がかかってきたとき、僕はちょうどアサさんとアサさんの部屋でベッドに寝転んだところだった。アサさんはバイトの先輩で、僕より四つ年上で、すごい美人で、だけどふくよかな身体で、だから最高だった。バイトの時短い髪を無理矢理束ねている姿が可愛くて好きになったんだ。そのアサさんと初めてベッドで抱き合ったときだったから、最初その電話を無視しようとしたけど、電話って珍しいから、何かいつもと違う感じがして僕はその電話を受けたんだ。 「ヒロ、シン...

pale asymmetry | 2021.04.19 Mon 21:37

Orange gear

JUGEMテーマ:ショート・ショート    僕らは砂の上に直接腰を下ろして、ネーブルオレンジを食べていた。潮が引ききったビーチは遠くまで岩場が露出していて、海との距離がかなり遠ざかっている。海は少し身を引くことによって、何かを僕らに教えているように思えた。あるいは自分勝手な理由で翻ろうとして、力を溜めているようにも見えた。陽光は雲の向こうで、ビーチを漂う光はやわらかだった。西風と混ざり合うその光は、他愛もない世界がグズグズと流れていることをシンボライズしているようだった。僕は少し眠いの...

pale asymmetry | 2021.04.14 Wed 21:51

Sleep with dinosaur

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「眠ってる?」 「うん? 半分ぐらい眠ってる」 「疲れてる?」 「うん、疲れてる、すごく」 「どうして?」 「どうしてかな…、よく解らないな…」 「夢を見れそう?」 「どうだろう、たぶん…」 「たぶん見れる? たぶん見れない?」 「うん? そうだね、たぶん…」  彼女の声は遠く離れた場所から聞こえているようだった。例えば僕はポイントネモにいて、彼女はインターナショナルスペースステーションにいるみたいな...

pale asymmetry | 2021.04.09 Fri 21:20

Child of science

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「人間とロボットの違いってあるかしら?」  彼女が尖った月を見つめて呟く。未明の北風が、季節の足取りを弄んでいる。僕らは薔薇の庭園にいた。薔薇の生垣で構築された迷路庭園の真ん中にいた。細胞で言えば核の部分だ。そうであるのに相応しいインフォメーションを僕らが有しているかは怪しかったけど。少なくとも僕については。 「人間は生まれるもの、ロボットは生み出されるもの、じゃないかな。僕はそう思う」  簡素な椅子は座面と地面の距離が近く、その狭間を通...

pale asymmetry | 2021.04.07 Wed 20:25

RPG door

JUGEMテーマ:ショート・ショート   「あなたの目の前にドアがあります」  朝食の途中で彼女が突然そう話し出す。平日だけど、二人とも仕事は休み。それでもリズムを崩したくなくて、僕らはいつもの時間に起床して食べている。開け放った窓から湿った風が転がり込んでいたけど、雨の匂いはしない。 「どんなドアですか?」 「普通のドアかな」 「普通じゃ解らないわ。詳細を描写せよ」  僕は目を閉じしばらく考える。目の前の扉について。でも眠ってしまいそうになって、慌てて目を開く。 「銀色の...

pale asymmetry | 2021.03.31 Wed 13:44

Frog in the miniature garden

JUGEMテーマ:ショート・ショート    箱庭の中には箱の全域を埋め尽くすような城が建っていた。佇んでいたのかも知れないし、蹲っていたのかも知れない。あるいはそれは、黄昏れていたのかも知れない。それが城であるというのも、私の勝手なイメージだ。これを作った女性はまだ言葉を発していない。箱の周りをゆっくりと回りながら、自分が作った、自分が箱を埋め尽くしたその作品の出来栄えを吟味している。何度か頷き、私を見つめ、席に座った。 「出来ました」  女性は背筋を張り詰めるように伸ばし、私を真...

pale asymmetry | 2021.03.27 Sat 21:20

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