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JUGEMテーマ:小説/詩 それはモサヒーの『機転』に他ならなかった。 レイヴンとの交信は、レイヴンの言う通り開始後地球時間で一分程度経過すると、ギルド員コードセムーに気づかれ、通信帯に入り込まれ、丸聞こえになる。それだけでなく、実質彼女の独壇場となる。 レイヴンは確かにそれを回避すべく、ごく短時間で、レイヴンからの一方的な情報送信を行うと告げ、そのようにした。 お陰でモサヒーも、シャチらが今どんな戦略で動いているのか、現状どこまで進捗しているのか、そし...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.12.27 Sat 15:54
JUGEMテーマ:小説/詩 ラサエルは二人の子をサブ触手でそれぞれ抱きながら居住ゾーンの清掃を行っていた。 子らはリズミカルに揺れる腕の中ですやすやと昼寝モードに入っている。 ふと居住壁を見やると、以前作成してもらった家族四体のフィギュアが高分子ケースの中で静かに、だが楽しそうに浮揚している。 もちろんその中にレイヴンも存在している。 レイヴン。愛するパートナー。 自分より生命活動歴は短いのに、どうしてか自分のことをいつも護り支えてくれようとする...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.12.19 Fri 21:44
大腸触手プレイに手を染めて三年が経つ。初年度は諸事情から麻酔つき切除プレイを受け、ほぼ全ての記憶を失くして帰った。その間にどれだけの凌辱をされたか書くと病院側に怒られるので詳しくは省くが、半ば眠った中で何が起きたのか、想像するだに恐ろしい。というかそんな言いがかり訴訟もあったからちゃんと否定しておく。わたしは何の被害も受けておりません。 手術時に打ったのは麻酔というより鎮静剤に近いもので、実際のところ手術中に意識はあったが、術後フラフラと帰途につく間、段々と記憶が失われて、今はっきり思い...
記4 | 2025.12.19 Fri 19:07
自分の内面で起きた問題を他人のせいにしてはならないと決めたつもりだったが、なかなか思い通りには対処できず、辛さのあまり連れに当たってしまい心底後悔する事が少なくない。その度にもうやらないと反省しては失敗を繰り返し今まで生きてきたし、今後も理想の自分を達成できるかどうかは分からない。というより無理だと思うので、せめて連れを始め、周囲の大切な人々や猫くらいは何としても守り、皺寄せはネトウヨとか迷惑な隣人とか、適当に扱っても良い連中へやる所存である。 前段落で他人のせいにしないなどと書いてはみ...
記4 | 2025.12.15 Mon 01:52
JUGEMテーマ:小説/詩 「ミ」コードルルーはその名、自分が名付けた翼つき大型ネコ科類似動物の名を呼ぼうとして声を詰まらせた。「ミル、キイ」 ミルキイ、と呼ばれた動物は、ルルーに『一声』かけた後また前方を向き、何食わぬ顔でまっすぐ飛び続けている。 「ミルキイ」ルルーはもう一度呼んだ。 ミルキイは前を向いたままだ。もう何も言わない。 「──」コードルルーの心身は半分固まったままだったが、その実彼は滞りなく推進し続けていた、ミルキイとともに。 しばらく進む...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.12.12 Fri 23:51
JUGEMテーマ:小説/詩 「おお」シャチは感動の声を挙げたのち、急ぎ来た途を泳ぎ戻っていった。仲間たちと協議するためだ。 レイヴンの気持ちと考えは、彼に大きな感動と感謝を抱かせたようだったが、それでもこの『危険な任務』を、双葉の近くにいるというだけでモサヒーに任せてよいものか、モサヒーに掛かる危険の種類と度合、もしそれでも実行を依頼するならばどのようにしてかその方法と作戦など、大至急会議する必要があるとの事だ。 レイヴンはシャチの説明を聞きながら自ら...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.12.06 Sat 09:34
1987年のフジロックと言えば、前夜祭から降り続いた雨で川が氾濫しかけただけでなく、簡易トイレが逆流して参加者を汚泥に塗れさせた事件により、文字通り歴史の汚点として今なお語り継がれている。特に、その年試験的に導入したプレハブの集合型トイレが床上浸水し、建物の継ぎ目から滝のように茶色い水が吹き出す様子は、各SNSにアップされるや昼番組のニュースに転載され、当局の衛生管理への批判が集まると共に参加者達も汚物扱いの憂き目を見た。 ただし、実際のところ開催当日には雨が上がっていたのでライブやイベントは遅...
記4 | 2025.12.06 Sat 09:13
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