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JUGEMテーマ:小説/詩 「セムー」コードベルーは冷静な声で呼び掛ける。「あんたのエネルギー残存量、あとどれぐらいある?」 「──あと」コードセムーはすばやく計量計算し、答える。「このサイズなら七、八頭ぐらいってとこね」 「そう。あたしと合わせても二十頭弱、クジラならせいぜい一、二頭分ぐらいか」 「群れで来られると厄介だわ」二体は低くおさえた声を密かに交し合う。 「お前ら」 恫喝めいた声で、近づいてきたシャチが呼び掛ける。「体の調子は、...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2026.08.01 Sat 10:33
JUGEMテーマ:小説/詩 「爆誕の記章〜最終章・オリジンに還る〜」 放浪(16) 俺は、”女”といるのが好きだった。 ダラダラ下らない「イチャつき」をするのが好きで、 【タトゥー屋の女の女性器】を俺の性器に合わせて彫ってから、 「それ」は俺を”離して”くれなかった。 常に「性器」が誰か”女”と絡んでいなければ、 俺は落ち着かなかった。 落ち着かない代わりは 「ヤク」「吸い物...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2026.07.30 Thu 19:51
JUGEMテーマ:小説/詩 「爆誕の記章〜最終章・オリジンに還る〜」 放浪(15) 毎日の「リク」は、何事もなかったように ”ただの身体障碍者”でしかなかった。 発狂だの呪いだのが見え隠れすることは 全くなくて、 一体サターンたちの【吟味】はどこに行ってしまったのか?と いうくらいだった。 俺は、「なおみちゃん」が”壊れかけている事”に気が付いていた。 多分に「俺の女たち」と、「...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2026.07.23 Thu 15:02
ワールドカップでスペインが優勝し、非常にめでたい気分である。アルゼンチンも弱くはなかったが、正直力の差は歴然としていた。スペイン代表は個人の圧倒的な技術に加え、戦術面での引き出しも無限と感じるほどに多く、一つの攻撃に対応されてもそこで出来た新たな穴を突く繰り返しでアルゼンチンに受動的なサッカーを強要し、もっと言えばまともにサッカーをさせなかった。世界最高峰の戦いでここまで一方的な展開が生まれるのかと、見ていて空恐ろしさすら感じ、しかもスペイン代表の主力はまだ若い。選手層も厚く、FCバルセロナ...
記4 | 2026.07.22 Wed 00:06
JUGEMテーマ:小説/詩 「爆誕の記章〜最終章・オリジンに還る〜」 放浪(14) 絶望しかないような「リク」の毎日を、 ”他人ごと”にした自分は、 なぜか、 『絶望』さえもできない”闇”を彷徨っていて、 それが、一体誰なのか、 自分自身ってどこにいるのかも分かれなかった。 サターンたちの【吟味】は、毎夜続く。 一度、呪いをかけたら、その【吟味】は永遠に続く。 つまり、 ”死ぬまで”行われた後...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2026.07.20 Mon 20:12
JUGEMテーマ:小説/詩 コードベルーとコードセムー、二体のギルド員は今、アジアを南下し海の上へと出ていた。 しばらく進んだところで、ベルーが推進速度を落とし始めた。 「そうね、ここいら辺で当たってみましょうか」 「当たるって、何に?」セムーがきょとんとしながら問いかける。 「ファージよ」ベルーは声を低める。彼女は何故か、ウィルス関係の事を話すときだけ声のトーンを極力低く抑えるのだ。「海中にいるやつ」 「へえ、そう」対するセムーは他人事のようにあっけらか...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2026.07.19 Sun 13:47
JUGEMテーマ:小説/詩 痛みと苦しみと君が見た空 リク 悲しみだけを引きずった毎日に 放浪はすべての自分を捨てさせたのだろうか 何を見て、 どんな願いを天の川に送ったのか ”放浪者の丘の上静けき夜” 誰もが、見たかもしれない その男の流離(さすら)う涙の日々 長くて、孤独で、静かで、やりきれないくらいに 「自分」を突き付けられる毎日に 自分が自分を宥(なだ...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2026.07.17 Fri 13:57
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