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低く太い笛の音で目覚めた。 下着姿だった。脱ぎ捨てたままのジーンズは湿り気を帯びていて、足を通すと腿がひやりとした。アパートの一室から眺める街並みが生ぬるい午後に浸されている。 薄暗いキッチンに女が立っていた。水色のスカートに白いシャツ。ウェーブのかかった長い髪が濡れて顔に貼り付いている。うっすらと笑みを浮かべ、ひたすらに何かを刻んでいた。 女の隣では薬缶が蒸気を吐き出しながらけたたましく鳴っている。 「何切ってんの?」 「魚」 「火、止めるよ」 俺がコンロの火を消すと同時に女が勢...
水平線上の雨 | 2012.05.09 Wed 18:17
JUGEMテーマ:詩 JUGEMテーマ:小説/詩 この水面に この水面にそっと そっと耳を 澄ませば聞こえ来るあれは 君の声か 囁きか僕を 呼ぶ声かこの胸は 高鳴る果てしなき 深き所よりその 願いは伝わり来る田沢湖よ瑠璃の 色は何時久しく ここにある僕が 朽ち果てようとも君は ここで永遠の 美を持ってここで眠る 僕のおともだちさんですいってみてね こちらも、僕のブログです。良かったら、お読みください。僕と家族の間で、暮らしたみみの軌跡 天国へ行った みみちゃんへみみと一緒の...
気分 いろいろ ときめいて | 2012.05.09 Wed 10:20
きみがいるだけで どこからかちからがわいてくる きみがいるだけで そらをもとべそう きみがいるだけで ちきゅうのうらがわまではしっていける きみがいるだけで こんなにもなみだがあふれてくる きみがいるだけで せかいがまるでこうふくで きみがいるだけで なにもかもゆるせる きみがいるだけで なにもいらない そんなふうにおもうこと きみにはうまくつたえられない わたしには このからだひとつしかないから きみのいるせかいのすばらしさを うまくつたえられない だからぎゅっとだきしめ...
太陽の下で | 2012.05.09 Wed 09:13
樹皮や新芽をみんな鹿が食べてしまうので 夢野の庭は春には歯のぬけた櫛のようになってしまう ここはもう誰も棲まなくなった家 けれども日々の肌合いが 喧騒となってまだ漂っているかのよう 冷たい廊下の曲がり角 どこかに子どもも隠れているよう 米も調度も整って ことばの通路が他人のように開いているかのよう ここは影の倒れる 誰もいない家 誰かが過ぎて行った 突き当たりばかりに見える 入り組んだ路地の道筋に沿って わたしたちはひとつ 小さなキスを交わすことが できるだろうか
詩の手前で | 2012.05.09 Wed 08:27
JUGEMテーマ:小説/詩君のいい所は、すぐには出てこないけど君の嫌な所をあげたら、キリがないくらい出てくる。超えてはいけない一線も笑うツボも分かってる。うまく言葉では表せなくてもハッキリ形には出来なくても理由なく君が好きなんだ。一緒に居る事に、もう、理由なんて必要ないんだ。だから、嫌な所沢山ある自分だけど、これからも宜しくね。---------------------------------------------------------------------------拍手ありがとうございました!詩ばかりは、更新せねばー!と思ってもなかなか出てこなくて申し訳ないので...
まったりもったり。 | 2012.05.09 Wed 02:18
そんなことないよ。全然だいじょうぶだよ。気付かないよ。そこまで考える必要ないよ。考えすぎだよ。もっと軽く考えていこうよ。そんな顔してたら、幸せが逃げちゃうよ!終わったことはしょうがないよ。なんとかなるよ。だめだったら、それでいいじゃん。なんだかんだで、誰かがどうにかしてくれるんだって。それって私の全否定?
未消化排出物 | 2012.05.08 Tue 22:13
JUGEMテーマ:詩 JUGEMテーマ:小説/詩 この幹に そっと 手を当てて君の 心を聞いてみる物言わぬ君だけれど僕に 心を開いておくれ僕は 君から見れば不甲斐なくてちっぽけで豆粒しか 生きられないでも 君と同じように生きているんだよほら 僕の手だよ何人の 手が君を 触っていったのかそれは わからないけれど僕が 触ったことを覚えていて欲しい杉の木よ 僕のおともだちさんですいってみてね こちらも、僕のブログです。良かったら、お読みください。僕と家族の間で、暮らしたみみの軌跡 ...
気分 いろいろ ときめいて | 2012.05.08 Tue 16:36
初夏の朝目をとじてイクスカーション(小旅行)(白水) ↓ 猫の庭サンドイッチの匂いする(tomi) ↓ 薫風に吾生まれし日乗りて飛ぶ(あひる) ↓ 山笑ふ神々のチェス引き分けで良し(白水) ↓ 傘さして歩けばおちこち山笑ふ(tomi) ↓ アスファルト魚体のように濡れている(tomi) ↓ 傘化けも五月雨を被て軒の陰(tomi) ↓ 山里の稲田に落ちる雨の色(tomi) ↓ けぶり雨案山子に名前尋ねられ(tomi) ↓ あんこ玉濡縁で見る雨の色(tomi) ↓ 芋ようかん汚れるたましひの真昼(tomi) ↓ 杖ついてだんじり祭りに従い...
詩の手前で | 2012.05.08 Tue 08:59
一日の終わりが朝だったとき街が動くのを見て朝露に濡れた芝が朝日に照らされたときそこで何かが終わる離れない何かそいつに意味を見いだそうとすると引き裂かれる死者の夢囁かれた言葉は永遠の中で忘れ去られる永遠と言われたものが無に変わる朝日は抑圧なんだと言った少なくともあの時は川の水は冷えている深さを想うごとに夜よりも静かで川底の丸い石を掴んで冷たさが必要だった少なくともあの時は
golden line in blue | 2012.05.07 Mon 23:37
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