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JUGEMテーマ:小説/詩 一行は大陸を西に向かい進んだ。 西に向かうのは何故か、その理由を知っているのはモサヒーだけだった。 海へ出たい。 海への最短距離を取るなら、西へと向かうことになる。 「モサヒー」 レイヴンから通信が届く。 その声音が今までのものとまったく違う様相を示していることから、モサヒーは彼が本国からの知らせを受け取ったのだろうと判断することができた。 「聞いたよ」果たしてレイヴンはしめやかに言った。「ぼく...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2026.01.09 Fri 20:07
年末に皮膚科で診てもらった尋常性疣贅、即ちウイルス性イボは、液体窒素を吹き付けてから徐々に壊死して行ったようで、数日後の朝に周囲の組織もろとも剥がれ落ちた。茶色く乾いた塊の真ん中に黒い筋が入り、それがイボの本体と思われた。壊死しただけあってなかなかに禍々しく、こんな死に方はごめん被るという姿であった。 ただ、イボのウイルスは皮下の血管組織近くに感染するものだそうで、表面の出来物が死ねば終わりではない。今回の治療で根治したかどうかは経過観察が必要であり、一ヶ月経ったらまた病院に行く。そこで...
記4 | 2026.01.09 Fri 18:42
JUGEMテーマ:小説/詩 「帰還?」ラサエルの表情が一瞬にしてゆるんだ。 それは素晴らしい! 彼の本音が心の中で喜び叫ぶ。 しかし、それはレイヴンにとって──? 「うむ。マルティコラスを捜索するというのは、実をいうと今回の彼へのミッションには含まれていないことなんだ。彼は──ギルドによる卑劣な罠だと知った上で、それでも我が星産動物であるマルティを見捨てず、自発的に捜し続けてくれている」 「ええ」ラサエルは深く頷く。「レイヴンならきっと、それを選択するでしょう...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2026.01.03 Sat 12:38
いつからか知らん頭皮にアーチ状の突起があり、変化も痛みもないので放っておいたが、別件で皮膚科にかかった際、ついでに聞いてみたらウイルス性のイボであった。医学的には尋常性疣贅と書き、後半をゆうぜいと読むらしい。恥ずかしながら見たことも聞いたこともない漢字である。この学びが何かの役に立つかは分からないが、それなりに生きても未知の漢字は日常レベルで転がっている。漢検一級持ちの友人なら読めるだろうか。医師の友人なら知っているかも知れない。いずれも立派な友達である。わたしに無い物を山ほど持っている。...
記4 | 2026.01.01 Thu 00:53
私たちに物語はいらない。 私たちは物語じゃない。 ■2025年12月 夜に次回作修正。ほぼ進捗なし。 倉田タカシ『母になる、石の礫で』読了。むちゃくちゃ面白かった。スペースオペラディストピア。「母」という単語の地球とは異なるニュアンス、その発生した背景。マイノリティの叫びにも似た脱出と、さらにマイクロコミュニティからの脱出。思想や政治をもたない究極のマジョリティ。現代の政治的構図を科学技術と倫理の問題を絡めて突き進めた未来像を見ていた。使われる言語、文化の違いにより作中のイメージが合っ...
水平線上の雨 | 2025.12.31 Wed 17:16
JUGEMテーマ:小説/詩 それはモサヒーの『機転』に他ならなかった。 レイヴンとの交信は、レイヴンの言う通り開始後地球時間で一分程度経過すると、ギルド員コードセムーに気づかれ、通信帯に入り込まれ、丸聞こえになる。それだけでなく、実質彼女の独壇場となる。 レイヴンは確かにそれを回避すべく、ごく短時間で、レイヴンからの一方的な情報送信を行うと告げ、そのようにした。 お陰でモサヒーも、シャチらが今どんな戦略で動いているのか、現状どこまで進捗しているのか、そし...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.12.27 Sat 15:54
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