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よく行く喫茶店のお年始にと、連れから年賀おかきを持たされた。一口サイズの包みが結構喜ばれ、こういうちょっとした気遣いのできる連れに感心しつつ自分の無神経さとも向き合った年始である。 わたくしはそれなりに頭が良いけど大切な事はさっぱり分かっちゃいねえんだ。おいら頭は悪いけどの逆を地で行くナイス美少女である。とは言えいい年した大人が頭の悪い事を堂々と言いふらすのも問題だと思う。わたくしがそいつの知り合いだったらあまり深く付き合いたくないし、仕事の同僚にいたら雑用以外回したくない。何かができな...
記4 | 2025.01.10 Fri 18:58
雨が止んだので秋葉原に出張って、同人誌を受け取ったりコンカフェの客引きに説教を垂れる中年とストリートファイトを繰り広げたり、コーヒー一杯をケチることでクリスチャンラッセンのリトグラフを買い求めたりした。後はヒロヤマガタの絵を集めれば老後の資産形成も完了するというものである。路上説教おじさんも実は暇を持て余した大富豪ばかりなので、彼らと魂の契りを交わすことでいざという時に無利子無担保証文なしの融資をしてもらえる事だろう。我ながら隙のない人生設計だと感心してしまう。 ラッセンはともかく、大好...
記4 | 2025.01.07 Tue 19:21
昨年末はインフルエンザに感染したため、年の瀬恒例の寝込み祭りでは飽き足らずベッドの右から左へ七転八倒しており、結果から述べると例年に比べて世間と平仄の合う日々を過ごした。普段は外世界に背を向けている癖に、嫌な所ばかり選んで迎合してしまう。そして、予防接種を打たない年に限って感染するのはマーフィーの法則だろうか。引きこもりの分際で渋谷に繰り出したり筋トレで身体の抵抗力を下げるからこんな目に遭う。本年は大人しく家で本を読んだり文章を書くという、高等遊民らしい生き方に精を出したいところである。 ...
記4 | 2025.01.06 Mon 21:38
JUGEMテーマ:小説/詩 「ところで君たちは」推進を続ける中、不意にカモメの一羽が訊ねてきた。「仲間を探しに地球へ来たっていう話だけど、地球にその仲間がいるっていうのはどうやって知ったんだい?」 「ああ」レイヴンは一瞬考え込んだ。 会社の機密情報を暴露することは規則に抵触する、無論すぐにそう判断できる。 しかし。 現状──これは通常通りの業務遂行途上であるとは、言い難い。何しろ自分はギルドにより捕獲対象となっているらしいし、そのギルドはどうやらどのように...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.01.04 Sat 12:41
私はどこにもいない。だから、どこへでも行ける。 ■2024年12月 「夜に」次回作5300くらい。ちょっとモチベが下がってしまって停滞中。代わりにずっと止まっていた中編を読み直し(なんだよ面白いじゃん!期)、続きを書いたりしていた。17000字程度変わらず。 小説は読めていない。 『乙嫁語り』15巻。『アリスと蔵六』13巻。よい。 諸星大二郎『彼方へ』。諸星作品をギャグから幻想まで楽しめる一冊だった。不本意ながら?収録されたデビュー作は作風が意外。やはり中国古典もの、異形ものが好きだ。そういえばマッ...
水平線上の雨 | 2024.12.31 Tue 18:25
月に三度目の渋谷であるから流石に身体も慣れ、用事のついでにIKEAでプラントベースソフトクリームやベジドッグを食べるくらいの余裕が生まれる。渋谷センター街など勝手知ったる心地で、新しくできたラーメン屋にも入れそうである。もちろん入らないし人間とは絶対目を合わせずどれだけ人口密度が高くても袖を擦り合わせたりしない。周りは全員ウイルス持ちのスリと恐れ、キョロキョロ周囲を見回しつつ、徒花が如くバスケットボールストリートと書かれた電信柱に声を立てず笑ったり、遥か昔に週刊少年マガジンで連載していたストリ...
記4 | 2024.12.31 Tue 01:35
蛸と書籍はごく私的な関係性を構築しており、その濃密なやり取りを言語化したとしても、他者と共有する必要を感じなかった。 「夜に」次回作3000くらい。書くうちにサブ的な要素がめきめきと頭角を現し、メインで書きたかったシーンにたどり着けそうにない事態に。それでもようやく目的地が見えてきたので楽しくなってきた。もうちょっと参考文献を当たる必要がありそう。年末年始で図書館で借りるか。(後記:……と思っていたが、図書館が早めに年末年始休みに入ってしまった。) ヴォネガット『スローターハウス5』を読...
水平線上の雨 | 2024.12.29 Sun 07:18
SJに
with a kiss, passing the key | 2024.12.29 Sun 00:00
JUGEMテーマ:小説/詩 再び海上を浮揚推進していく中、明らかにこれまでとは周囲の状況が変わっていることを、レイヴンも、収容籠の中の動物たちも、感知していた。 鳥だ。鳥の数。 自分たちの周りを、鳥たちが──幾種類も、そして何羽もの鳥たちが、常に飛んでいる。 それはまるで、自分たちの護衛をしているように見えるのだった。 「こんにちは」「どうも」「失礼します」最初の頃こそそんな挨拶の言葉を投げかわしたりしたものだが、鳥たちはさりげなく、恐らく彼らにしてみれ...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2024.12.28 Sat 12:30
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