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小説/詩
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波の回廊 54

    小樽新報社が倒産して時間ができた権蔵は、昨年の暮れに東京まで出掛けて、美子の会社の元従業員高橋幸一の長女だという佑子に会ってきた。 妻の泰子には内緒である。哀しみを忘れかけている人に波風は立てないでくれというに決まっているからだ。 「本当に死んだのかなあ……あの子」 権蔵は泰子の顔を見ずにボソッといった。 「まだいってる。亡くなったに決まってるじゃない。――紗絵子がね、ほら覚えてるでしょ、美子が死んだって教えに来てくれた高校の友だち」 「ああ」 「彼...

 at dawn | 2018.03.19 Mon 09:06

波の回廊 53

    「お金、貸すから」 「えっ?」 金村は体をひねった。片方の足がまだ靴をはいていない。 「前にいってた、あのおカネのことよ」 金村は信子にカネの無心をしたことがある。一度だけだが、会社が大変だといって資金援助を頼んできた。 信子は即座に断ったが、あれから今にいたるまで金村はそのことを二度と口にしていないが、銀行から借りたという話も聞かないし、苦しさは変わっていないはずだ。 ふたたびつきあうようになってから、信子は金村の仕事を積極的に知ろうとした。 働いている現...

 at dawn | 2018.03.18 Sun 19:43

詩『とびばこ:Over The Vaulting Box』

ぽんととんで とんとてをついて たんとおりる かんたんなことだ ぽんととんで とんとてをついて たんとおりる そのかんたんなことが次第にかんたんでなくなる たんとおりることはおろか とんとてをつくこともできない そしていつしか ぽんととぶことさえもおそれてしまう もちろん、わたしがとべたそれといまめのまえにあるそれはちがう おおきさもたかさも いやけっしてそれだけでもない わたしもかわった おおきさもたかさも そしてそれ以外のことも 成長のどあいがいっしょならば かつてといっしょ ぽんととんとたん...

with a kiss, passing the key | 2018.03.18 Sun 00:00

波の回廊 52

    佑子が家からいなくなると、使っていた幸一の書斎はがらんとしてしまった。 信子は何もなくなった本棚に目をやった。佑子は本が好きで、買ってきては幸一が置いていった本にくっつけるようにして並べていた。 あっという間に本棚は一杯になり、信子は佑子の読書量に舌をまいた。それが今は、幸一の本だけが少し残り、隅のほうでブックスタンドでおさえられている。信子は物悲しさを感じて部屋のドアを閉めた。   まだ五月だというのに、東京では、ときおり夏が来たかのように暑くなる日がある。...

 at dawn | 2018.03.17 Sat 10:59

【歴史小説】五右衛門忍法帖 息抜き語録〜鴉&百舌姉妹篇〜前編

JUGEMテーマ:小説/詩   【五右衛門忍法帖 息抜き語録】 〜鴉&百舌姉妹篇〜   鴉「皆様初めまして。 私はお師匠様こと石川五右衛門さんの兄妹弟子の鴉です。 私達姉妹は、幼い頃から五右衛門さんの元で忍びとして育て上げられました。 今日まで私達姉妹、生きてこられたのは五右衛門さんのおかげです。」   百舌「ねーねー、お姉ちゃん誰に話してるのー?」   鴉「こら百舌! まだ語り終わってないんですよ!」   百舌「えー、別にいいじ...

浮世月。 | 2018.03.16 Fri 17:16

【歴史小説】五右衛門忍法帖〜第十四之巻〜

JUGEMテーマ:小説/詩   【五右衛門忍法帖〜第十四之巻〜】

浮世月。 | 2018.03.16 Fri 03:23

一度だけの人生

JUGEMテーマ:小説/詩 人 それぞれの人 みんな 一度だけの人生 その一度だけを 生きる 自分を 生きる 何があっても 一度だけの人生 それを活かすことが 自分にとって 素晴らしい 生き方となる

岩瀬正幸教育研究室 Masayuki Iwase Laboratory | 2018.03.15 Thu 20:23

波の回廊 48

    (お元気ですか? 今日も少し長文です。パソコンはもちろんですが、スマートフォンでもお読みになれます。  背景はなくテキストだけですが、電子ブックのように読みやすいかもしれません)   一月七日になって、佑子の学校が始まった。 しばらくすると、プロダクションの社長が、四月に佑子をデビューさせたいといってきた。 ファッション系雑誌のモデル依頼がきているが、そのほかにも映画の出演依頼もある。テレビのキー局のひとつが、佑子に一年間密着させて欲しいともいっているそう...

 at dawn | 2018.03.13 Tue 11:06

波の回廊 47

    金村と別れたあと、信子はなぜか釈然としない気持ちで帰り道を歩いていた。 金村はカネの無心で佑子を利用した。会っても、昔を懐かしむ気持ちなどこれっぽっちもないようだった。佑子のことを特別気にかけてくれたわけでもない。 あれは自分の知っている金村ではない。金村はもっと男らしく、力強い男であったはずだ。それが、おカネを口にした瞬間、青菜に塩の如くショボイ男になりさがった。 だが、そうはいっても自分にてらしてみれば金村の心の動きは理解できる。やはりおカネというものは怪物で、...

 at dawn | 2018.03.12 Mon 09:47

波の回廊 46

    「昔のことだし、人のことだといわれればそれっきりだが、あのときは、あまりの変わりようだった。宝くじでも当たったんじゃねえかと思うほどだ」 信子は、宝くじという言葉に一瞬驚いたが、金村がそのことを知っているはずはない。 「それにだ。しばらくして仕事で新潟に行ったとき、おまえの店へ寄ったが、売ったっていうじゃねえか。誰に訊いても行き先を知らねえ」 「ちょっと待ってよ。佑子の話に戻してくんない?」 なんのために金村に会ったのか。話の主導権が金村に移っている。 「まだ終...

 at dawn | 2018.03.11 Sun 09:23

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