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声帯で生まれた振動を 豊かで美しい響きに変容させてくれるのは・・・ノドと口の空間です。 ノドと口は繋がってますから、一つ、みたいなものです。 ここだけなんです。 音声学者が解剖図を見ながら、鼻腔・副鼻腔に響かせよう、目にも空洞がある、あっちの空洞・こっちの空洞に響かせたらもっと大きな声になる・・・っていうのに惑わされてはいけません。 ウソです。 鼻腔・副鼻腔に響かせたら、声は美しさを失い、音量もダウン。 頭蓋骨のほかの空洞も、問題外。 ノド仏を下げるとノドの空...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.16 Sat 08:37
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 臍下丹田というと、おへその下3寸、気を集めて煉るところ。 重心をここに置いて、身体と精神を整えるような東洋的な大事な点でしょうか・・・ 声楽でも、下腹に力を入れて支えるとか、さらにわき腹や背中まで固めて横隔膜の動きをコントロールしようとしたり・・・ 最近は、声を骨盤で支えるとか、骨盤底筋を使って呼吸するとか…色々な流派があるようです。 これ、日本の伝統的な和楽、謡ものなど、サムライ的な発声(?)にはいいかもしれません。 西洋音楽、...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.15 Fri 08:47
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 17世紀の哲学者スピノーザは、自然の中に神を見ました。 私たちが潜在的に持っている認識・知識や能力も自然です。 神のように完璧な自然が、万物の中に内在していると言っています。 < しかしながら、みんなが共通して持っている認識や能力・才能は、信頼に値しないものだと見下され、代わりに、専門的で自然の本質から外れた認識・知識を人々は熱望し、憧れる。> ホントにそう・・・ 一つ例を挙げたい・・・ 私たちは、ア・イ・ウ・エ・オ って発音できます。み...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.14 Thu 08:26
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 それは、正しい音程が一つであるように・・・ それは、完全な均衡の中心が一つであるように・・・ 正しい発声法は一つです。 すべての現象が、変わることのない普遍の宇宙の法則に従います。 ある歌手は、多少バランスを崩した発声であっても、欠点を隠したり、上手くごまかすことが出来たりしますが、それはまがい物であり、完全な 純粋な調和のとれた声とは違います。 正しい発声法での素晴らしい歌手と、間違った発声法にもかかわらず(多かれ少なかれ)...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.27 Fri 08:51
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 VOX ALTA, CIARA, SUAVIS <高く響く、明るく澄んだ、甘く優しい声>シリーズ、続きです。 ALTA 声の高い響き こういう感覚的な、抽象的な曖昧な、とらえどころのない表現を19世紀のフランスの音声学者は、科学的・医学的・解剖学的・生理学的に特定できると信じたんです。 大発見・・・高い響きは、鼻腔と副鼻腔に響かせればOK. そこで生まれたのが、マスケラ(顔の上半分を覆うヴェネツィアのマスク)の位置に声を響かせましょう、でした。 ところが、約100年後、鼻腔...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.26 Thu 08:49
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声帯閉鎖と言う人もいます。 声門とは、声帯と声帯の間の空間のことですから、同じ意味です。 この方法も、19世紀のフランスで、ガルシーアが考え出した声のアタックで、声楽の歴史上、最悪かもしれません。 声門閉鎖、という言葉を聞けば、なにやら秘密の科学的な素晴らしいテクニックだと思うのか… 結構やっている人多いと思います。 ベルカントだとの勘違いだけはやめてくださいね。笑 最悪です! 声門閉鎖とは・・・ 子音の P や B ...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.25 Wed 08:47
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の柔らかさとは・・・ 自然な高さをもって、息が滑らかに甘く流れ、軽やかさを自然に生み出す声の質で、 19世紀、ガルシーアが作り出した筋肉を使った機械的な発声により、失くしたものです。 必要ないと切り捨てたのではなく、断念せざるをえなかった・・・ (それを誤魔化すために、声を暗く、不透明にした・・・) ガルシーアの考え出した 声門閉鎖 や 呼吸筋のコントロール、息の加圧 に基づいた発声法では、声の柔らかさは生まれず、ピアノ・ピアニッ...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.24 Tue 09:08
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 レッスンの時、声を集めなさい とよく言われますか? 集める、って言葉が分かりにくいですね。どうやって集めるの? 言い換えると・・・普通にしゃべりなさい・おしゃべりする時のような言葉の言い方をしなさい、です。 話し声は、自然に集まっています。ふくらましてないから。 共鳴の空間の使い方を間違えると、集まっていない・散った声になります。 ぼやけた、膨らんだ、芯のない、膨脹したような声です。 共鳴の空間は、口とノドです。 口...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.23 Mon 09:22
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ノドを開けなさい、と どの先生も言います。 ノドが開いているのは正しい。 ではノドが開いているとは どういう状態ですか? どうやってノドを開けますか? 先生に こういう質問をすると、面倒くさい生徒だと嫌がられます。 しつこいと破門になります。 歌の世界では、質問はタブーです。 分かったような顔をして、それっぽいことをするしかないです。 そもそも、レッスン中に飛び交う、回せ、かぶせろ、集めろ・・・声をどうやって折り曲げた...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.22 Sun 10:06
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 最近は コロナのせいか、口呼吸が目のカタキにされてますね。 ウイルスや細菌を吸い込む危険があるとか、ホコリを吸い込むとか・・・ 鼻からの方が深く吸えるとか(これはないそうです。鼻からでも口からでも同じらしい)、色々理由が付けられていますが・・・ でも私たちは日常、おしゃべりをしている時は口から吸っています。 笑ったり、クシャミする時も・・・ 結構自然な行為です。 歌う時はどうでしょう? 鼻から吸うように教える先生、口から吸...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.21 Sat 08:15
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