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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 きのう、軒下につるされた風鈴状態、と書きましたが・・・ 私たちが風鈴を鳴らすのではなく、私たち自身が風鈴であり・・・私たちが鳴るんです。 (なんだか禅問答みたいになってきた・・・)笑 風鈴を目の前に置いて観察、どうやって大きな音を出そうかと考えるのが音声医学のやり方です。 直径を大きくしようとか、長さを継ぎ足そうとか、ハンマーで叩こうとか・・・もっと強くたたいたら、もっと大きな音が出る?(いや壊れるでしょう) 私たちが...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.24 Sun 10:28
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ネット上で、ベルカントは、あ〜だ・こ〜だ と言っている人を集めて、一度 討論会をやってみたい。 みんな自分の先生の言うことや 本に書いてあることを紹介しているだけで、深く理解しているわけではないんですよね。 現在広く流通している声楽教則本は、1800年代後半のマヌエル・ガルシーア以降の現代発声です。 筋肉を使った体の操作によって、機械的に声を作る、強制された響きです。 自然なベルカント発声は、軒下につるされた風鈴状態。 苦労せず、完...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.23 Sat 09:05
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 よく ネットの情報は 玉石混淆 と言われますが・・・ベルカント発声に関しては、石 ばっかりかも・・・ Youtube をみても、日本人のもの、イタリア人のもの・・・星の数ほどあっても、真実を語っている人を私は知りません。 ゼロ。(もちろん全部見たわけでないですが・・・) 皆さん、我こそは本物のベルカント、とおっしゃっいますが、それは19世紀半ば、ガルシーア以降の人工的な操作によるフランス生まれの現代発声です。300年以上続いたイタリアの伝統的な発声法ではあ...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.19 Tue 09:08
声帯で生まれた振動を 豊かで美しい響きに変容させてくれるのは・・・ノドと口の空間です。 ノドと口は繋がってますから、一つ、みたいなものです。 ここだけなんです。 音声学者が解剖図を見ながら、鼻腔・副鼻腔に響かせよう、目にも空洞がある、あっちの空洞・こっちの空洞に響かせたらもっと大きな声になる・・・っていうのに惑わされてはいけません。 ウソです。 鼻腔・副鼻腔に響かせたら、声は美しさを失い、音量もダウン。 頭蓋骨のほかの空洞も、問題外。 ノド仏を下げるとノドの空...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.16 Sat 08:37
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 臍下丹田というと、おへその下3寸、気を集めて煉るところ。 重心をここに置いて、身体と精神を整えるような東洋的な大事な点でしょうか・・・ 声楽でも、下腹に力を入れて支えるとか、さらにわき腹や背中まで固めて横隔膜の動きをコントロールしようとしたり・・・ 最近は、声を骨盤で支えるとか、骨盤底筋を使って呼吸するとか…色々な流派があるようです。 これ、日本の伝統的な和楽、謡ものなど、サムライ的な発声(?)にはいいかもしれません。 西洋音楽、...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.15 Fri 08:47
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 17世紀の哲学者スピノーザは、自然の中に神を見ました。 私たちが潜在的に持っている認識・知識や能力も自然です。 神のように完璧な自然が、万物の中に内在していると言っています。 < しかしながら、みんなが共通して持っている認識や能力・才能は、信頼に値しないものだと見下され、代わりに、専門的で自然の本質から外れた認識・知識を人々は熱望し、憧れる。> ホントにそう・・・ 一つ例を挙げたい・・・ 私たちは、ア・イ・ウ・エ・オ って発音できます。み...
アカデミア デル ベルカント | 2023.12.14 Thu 08:26
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 それは、正しい音程が一つであるように・・・ それは、完全な均衡の中心が一つであるように・・・ 正しい発声法は一つです。 すべての現象が、変わることのない普遍の宇宙の法則に従います。 ある歌手は、多少バランスを崩した発声であっても、欠点を隠したり、上手くごまかすことが出来たりしますが、それはまがい物であり、完全な 純粋な調和のとれた声とは違います。 正しい発声法での素晴らしい歌手と、間違った発声法にもかかわらず(多かれ少なかれ)...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.27 Fri 08:51
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 VOX ALTA, CIARA, SUAVIS <高く響く、明るく澄んだ、甘く優しい声>シリーズ、続きです。 ALTA 声の高い響き こういう感覚的な、抽象的な曖昧な、とらえどころのない表現を19世紀のフランスの音声学者は、科学的・医学的・解剖学的・生理学的に特定できると信じたんです。 大発見・・・高い響きは、鼻腔と副鼻腔に響かせればOK. そこで生まれたのが、マスケラ(顔の上半分を覆うヴェネツィアのマスク)の位置に声を響かせましょう、でした。 ところが、約100年後、鼻腔...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.26 Thu 08:49
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声帯閉鎖と言う人もいます。 声門とは、声帯と声帯の間の空間のことですから、同じ意味です。 この方法も、19世紀のフランスで、ガルシーアが考え出した声のアタックで、声楽の歴史上、最悪かもしれません。 声門閉鎖、という言葉を聞けば、なにやら秘密の科学的な素晴らしいテクニックだと思うのか… 結構やっている人多いと思います。 ベルカントだとの勘違いだけはやめてくださいね。笑 最悪です! 声門閉鎖とは・・・ 子音の P や B ...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.25 Wed 08:47
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の柔らかさとは・・・ 自然な高さをもって、息が滑らかに甘く流れ、軽やかさを自然に生み出す声の質で、 19世紀、ガルシーアが作り出した筋肉を使った機械的な発声により、失くしたものです。 必要ないと切り捨てたのではなく、断念せざるをえなかった・・・ (それを誤魔化すために、声を暗く、不透明にした・・・) ガルシーアの考え出した 声門閉鎖 や 呼吸筋のコントロール、息の加圧 に基づいた発声法では、声の柔らかさは生まれず、ピアノ・ピアニッ...
アカデミア デル ベルカント | 2023.10.24 Tue 09:08
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