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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ポーラ ミュージアム アネックス(中央区銀座1-7)では、 ポーラ ミュージアム アネックス展 2023・後期。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー 自立と統合ー。 公益財団法人ポーラ美術振興財団は、 若手アーティストの海外研修を助成していて、 本展は、近年の研修員より採択された 6 名の作品を 前後期に分けた展示となっています。 後期は、 立体の秋山美月、佐藤幸恵、 日本画の永井里枝の3人。 それぞれ見応えがあったので、 一人づつ、3回に分けて紹介しま...
画廊めぐりノート | 2023.05.01 Mon 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房2(中央区銀座1-9)では、弓狩直子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、〜あめつちのうた ーその八ー〜。 表現したい内容から、この画法に至るのと、 この画法を生かすために、この内容に至るのが、 同時に起こっているようです。 布という均一でフラットで伸縮性のある、 透けた素材が、 基材の上に縫い留められています。 それらは図像であったり、調子であったりして、 重なることで、 色も意味も深まってゆきます。 明確な言葉にならないけど、 明らかに意識さ...
画廊めぐりノート | 2023.04.30 Sun 04:52
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、中西悠月展。 会場風景。 絵画は、 キャンバス上に絵具を定着させる行為ですが、 これらの作品は、 絵具を筆で描画してゆくという、 「普通の」描き方ではなく、 絵具という色を持つ液体の居場所を、 ある平面上に与えるといった風で、 さらに、流れ、混じり合う液体の属性を キャンバス上に解き放った感じです。 絵具は躍動し、 ある範囲にとどまり、定着します。 画家は、それを律するというより、 シンクロするスタンスで、...
画廊めぐりノート | 2023.04.29 Sat 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery(中央区銀座1-13)では、田鶴濱洋一郎展。 会場風景。 画面は白から黒への階調による 四角いパーツ群で構成されています。 階調の程度や具合は様々なので、 それらの関係によって、 画面はモノクロとしては、意外と複雑な深みを帯びます。 マーク・ロスコによる色面の構成と 成り立ち的には近いのですが、 絵画体験の質は全く異なります。 もちろん、筆者の主観に過ぎませんが、 マーク・ロスコの作品は 置かれた空間に染み出てきますが、 こ...
画廊めぐりノート | 2023.04.28 Fri 05:01
JUGEMテーマ:美術鑑賞 会場風景。 綺麗な青を背景に、 シンプルな大きく有機的な形が描かれています。 形なので、フォルムや空間は意識されないはずですが、 なぜだか、空間や時間が意識されます。 シンプルで有機的な形は様々な連想を生みます。 連想が生まれるきっかけだけ示されていて、 答えはこれだよ、はないので、 観る側は勝手にあれこれ考えますが、 それは心地よい彷徨(さまよ)いです。 テクスチャーが複雑で深みがあり、 ここに至るまでの隠れた消えた形がありそうで、 図像は...
画廊めぐりノート | 2023.04.27 Thu 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e(中央区京橋3-9)では、野呂 尚 展。 会場風景。 横長の紙にぽつりぽつりと絵具が置かれ、 周りに沁み広がり、 他の色と浸食し合っています。 紙を画面として使うのではなく、 紙は絵画の範囲ではなく、 たまたまの場所が紙であった感じです。 描かれたものも、 画面のどこそこという構成の意識はなく、 筆を下ろしたらそこに色が残った的な 偶発的な自然現象のようです。 それは絵画のなるかといえば、 そこに絵具のシミ以上の何かが感じられれば ...
画廊めぐりノート | 2023.04.26 Wed 05:21
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー麟(中央区京橋2-6)では、和田直祐展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーWhole set of No.2 to 8ー。 透明感ある色面が何層も重なり、 画面は色面の競演の場になっています。 これらは絵画以外の何物でもありませんが、 観る側には、 記憶の中のある状況のような気がして、 このような場面に、何時、何処で出会ったか、 自身の内面を少し探ってみます。 描かれているが、それは図像ではなく、状況。 その状況はたまたまの、ここだけの偶然の賜物ですが、 生き...
画廊めぐりノート | 2023.04.25 Tue 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 Shimy(清水美里)個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ーパレードの夜明け前、メリーゴーランドを探してー。 基本的なモチベーションとしては絵画のようですが、 作家の中では、 基材が平面で、四角くて額に納めるという約束事は無いというか、 かえって邪魔なようです。 これは、割と根源的な絵画感を示す姿勢で、 一般的に、絵画を平面で、四角く、額に納めるというスタイルで、 絵画をここではない、 向こうの世界を...
画廊めぐりノート | 2023.04.24 Mon 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、 李宣喜・寺田朋代 二人展。 会場風景。 ともに緻密に描き込まれた抽象表現。 とはいえ、方向性はずいぶん異なっています。 李宣喜は、マクロに捉えたのか、 ミクロに捉えたのかはわかりませんが、 描かれた何かがあって、 それが画家自身にとってどういう意味なのかを、 追いかけているようです。 画像の面白みだけではここには至らず、 こうならなければならない事情が 画面の奥に流れているようです。 一方、寺田朋代の...
画廊めぐりノート | 2023.04.23 Sun 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 富田菜摘(とみた・なつみ)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMonkey Magicー。 形態的な再現ではなく、 雰囲気、たたずまい、立ち振る舞い、らしさの再現。 前者は写実で、後者は特徴の造形化です。 この作家の凄いところは、 モチーフとなる動物の特定化を遂げつつ、 個性というか、「人?となり」まで行ってしまっていること。 使われた金属廃材を造形として活用しつつ、 出どころ(前世・昔の名前)をもむき出...
画廊めぐりノート | 2023.04.22 Sat 05:17
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