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JUGEMテーマ:美術鑑賞 MEGUMI OGITA GALLERY(中央区銀座2-16-12)では、 カリム・B・ハミド(Karim B Hamid)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーUpon The End of Play and Infancyー。 描く行為は、 描くモチベーションがあって発動されるので、 そのモチベーションが維持される間は、 粛々と前に進んでゆくものであり、 もちろん、途中での一進一退はあるものの、 いづれ1枚の絵になってゆきます。 今回の作品を鑑賞するに、 そのような一方向の流れが感じられず、 複数の作画行為が...
画廊めぐりノート | 2023.06.15 Thu 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、花原淳子展。 会場風景。 木版画による群像図。 舞台は一杯飲み屋、立ち飲み屋。 行きつけの店に気軽に寄って、 益体もないどうでもいい話で盛り上がって、 ほろ酔い気分でさっと店を出る。 長居せず、深刻にならず、本気にならず、 その日一日を気分よく締めます。 そのような猥雑で楽しい時間が同時並行で進む場が、 視点を上に取り、全体を俯瞰する 独特の構図で捉えられています。 木版画という画法と、 このテーマとの...
画廊めぐりノート | 2023.06.14 Wed 04:16
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、 木村繁之展。 会場風景。 人の姿形がモチーフというより、 ある人がいるだけで、 その場の時間や空気が変わる、 その時間、空気がモチーフのようです。 その人は、 積極的に何かを成そうとするのではなく、 大切な何かを捉えようとしていて、 それが長い時間だったので、 もうすでに、 自身が、その大切な何かになっていて、 そのことに気づいていない風です。 人の姿を借りて、 心象世界を現わそうとする立体作品は 芝...
画廊めぐりノート | 2023.06.13 Tue 04:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、大島康幸展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 〜FAKE FUR 2023 ーThe souls meeting〜 ※フェイクファー(fake fur):人工毛皮 動物がモチーフの木彫作品の多くは、 対象の姿形の正確な再現を目的とします。 造形は、生きているある刹那を捉えますので、 仕草、動作は自然体です。 逆に、自然体でない状態の正確な再現は「困難」ですが、 どうやらこれらの作品群は、 その、「困難=不自然な正確な再現」を 達成しています。 動物を...
画廊めぐりノート | 2023.06.12 Mon 04:52
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、 佐々木高信展。 会場風景。 灰色、象牙色ベースの静物画。 太筆の軽快な、でも確信に満ちたタッチ、 具象ながら、 見えていることは、描けばこうなるという、 絵画だけが成し得る軽い飛躍。 飛躍の結果漂う精神性。 モチーフのみが描かれる静かな空間、 抑えられた色彩、 同一モチーフの微妙な差による連作、 などにより、 ベタながら、ジョルジョ・モランディ─が連想されます。 同時に、差異も意識されます。 モ...
画廊めぐりノート | 2023.06.11 Sun 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、酒井みのり展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーコツコツと私を守る弱いものー。 自分(身体・生命)を守ってくれているもの。 衣食住。 シャツが描かれ、いくらのお寿司が描かれ、家が造られています。 それらは強くあって欲しいのですが、 作家には弱く感じられるという違和感の気付きが、 これらの制作のモチベーションになっています。 でも仕方ない。 そうなんだから。 という、穏やかな諦観で、 少し離れたところから、 改めて...
画廊めぐりノート | 2023.06.10 Sat 05:08
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、森本秀樹展。 会場風景。 確かに絵画の元となった風景や小景、場面はありますが、 絵画は、図像的にはオリジナルからずいぶん遠くにあります。 描いているうちに、 描きたいことと、 見えている風景、記憶の風景との差が、 わかってきて、 その差、距離が、 画家が大切にしていることの発見です。 それがちゃんと絵画化され、 その結果が「表す」「伝わる」両方で心地良いなら、 詩や短歌などの文字化された表現とは別種の、 作...
画廊めぐりノート | 2023.06.09 Fri 04:52
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ポーラ ミュージアム アネックス(中央区銀座1-7)では、 西島雄志展。 会場風景。 展覧会タイトルは、〜瑞祥 zui-shou ― 時の連なり〜。 銅線によるワイヤーワークのオブジェですが、 驚嘆すべき成り立ちです。 銅線を円形に渦状に巻いたコイン大の円形が最小パーツで、 それらが繋がり、 有機的な大きな面となり、 体表の一部となり、 聖獣、霊獣となります。 それが何であるか分かる程度までに、 造形されますが、 創作の目的は形態の正確な再現ではなく、 顕...
画廊めぐりノート | 2023.06.08 Thu 04:19
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房1・2・階段下(中央区銀座1-9)では、 江波戸 冽(Ebato Kiyoshi)展。 会場風景。 止むに止まれぬ。 描かざるを得ない、造らざるを得ない。 本能に近い欲求を、 そのまま自然に解き放った感じ。 それでも自己完結では終わらず、 他者への回路も開くため、 恐らくこのあたりが作家の苦労のしどころと思われますが、 作品の存在価値に、鑑賞されることが意識され、 美術作品に着地させています。 モチーフは人ですが、 何か特別な思い入れが込められた風でも...
画廊めぐりノート | 2023.06.07 Wed 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、馬場敬一展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーゴールデンデイズー。 棺桶に入っている骸骨といった趣。 段ボールで造形して、透明樹脂で固め、 レリーフ状半立体作品になっています。 作品は、艶々していて、妙に生気があって、 モチーフの割にはおどろおどろしさはなく、 まあ、こうなりました、仕方ないです的な、 諦観が漂います。 死体を棺桶に入れて土葬して、 何十年もたてば、 骨だけが残って、いわゆる骸骨状態になり...
画廊めぐりノート | 2023.06.06 Tue 04:42
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