[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、大島麻琴展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーOpen landー。 絵画は、キャンバス上の絵具だなあ。 そのような当たり前の事が実感できます。 この状態へと導いた、 絵具と画家との一体感が漂います。 画家は画家にとってあるべき絵画を、 予定調和的に追うのではなく、 自身と仕上がる状態を引き離し、 その距離感を楽しんでいるようです。 姿形ではなく、 姿形を成す根源に潜む何かを捕えようとするならば、 姿形を描くこ...
画廊めぐりノート | 2022.09.20 Tue 05:39
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、米田称侑展。 会場風景。 紙にペンと鉛筆で描かれた心象風景。 紙とペンは先端が細く鋭く、 恐らく、最も精緻な表現が可能な画法です。 作家はその特性を存分に生かして、 緻密に描き込んでゆきます。 まずは「顔」が目に入り、 引き付けられます。 無表情の上に、わずかな穏やかなほほえみがあります。 全体像があって、 全体像はパーツによって構成され、 そのパーツの表面には文様、図像が描かれ、 その文様、図像に...
画廊めぐりノート | 2022.09.19 Mon 05:13
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、馬場まり子展。 会場風景。 相変わらず不思議な絵です。 相変わらず人物がモチーフです。 高い画力に物言わせて、 緻密にリアルに描き込まれたのではなく、 あっさり、さらりと描いています。 ※そのように見えます。 ぐいぐい迫り来るのではなく、 モチーフも画家も一歩引いた感じです。 その余白に合わせ、 観る側も少し距離をとって、 深刻にならずに、はて、何してるんだろうと、 ぼんやり見ています。 電車でたまたま向かいに座っ...
画廊めぐりノート | 2022.09.18 Sun 05:11
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ポーラ ミュージアム アネックス(中央区銀座1-7)では、 野口哲哉展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーthis is not a samuraiー。 甲冑を着込んだ侍は、 当然、臨戦態勢にあるはずで、 これから血潮飛び散る修羅場に 生身で飛び込んでゆく、 アドレナリンが大量に分泌されるような状況下のはずです。 が、しかし、 これらの甲冑侍たちの仕草、態度は、 その対極にあるような、 脱力、無気力、注意が他に逸れた状態です。 ギャップの造形化は、 それを大真面目に...
画廊めぐりノート | 2022.09.17 Sat 04:44
JUGEMテーマ:美術鑑賞 鈴画廊(中央区銀座1-9)では、後藤美鈴展。 会場風景。 絵画は何かが描かれますが、 後藤美鈴は何かという事象でとどまらず、 何かがどうなったらどうなって、 どう見えるだろう。 という考察から入ってゆくようです。 それは思考遊戯というより、 自身の思い、感じという、 見えないし、言葉にならないものに、 何かをどうかすることによって、 近付く試みです。 イームズラウンジチェアに誰かが座っていて、 ある時間をともに過ごした記憶。 誰も座っていない今、この...
画廊めぐりノート | 2022.09.16 Fri 05:14
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房1・2・階段下(中央区銀座1-9)では、 松山裕一展。 巷房2会場風景。 モチーフは植物のようなのですが、 どうも、実際にあるものではなく、 作家が画面上で生み出した架空の植物のようです。 例えば、女性やリンゴがディフォルメして描かれても、 それは架空の女性やリンゴとは認識されず、 ディフォルメされた、実際の女性やリンゴと、 みなされますが、 これらの作品が、架空の植物に見えてしまうのは、 サイズ感や成り立ちが既視感通りだからでしょう。 植物...
画廊めぐりノート | 2022.09.15 Thu 05:27
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery-an(中央区銀座1-13)では、藤下覚展。 会場風景。 「濃い」素材感は、 作品の表面の出来事に過ぎませんが、 観る側は、どんな状況なら、 表面はこのようの様相を帯びるのかに 思いをはせます。 塗り込められた結果、 画面は縦に区画され、あるいは断層が現われ、 最終的に強い亀裂が入ります。 亀裂は鈍く光り、 深淵の何事かが予感されます。 生じていることを描くのではなく、 描くことによって生じさせる。 そんな印象でした。 ...
画廊めぐりノート | 2022.09.14 Wed 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery(中央区銀座1-13)では、上野謙介展。 会場風景。 色や形態、場面ではなく、 黒い線だけが描かれています。 黒い線は短く、細く、 画面に散っています。 観る側にとって、 描かれたのは何なのかという探求は、 早々に消え失せ、 現実として目の前に在る 線が散らばった画面と直接対話することになります。 1本1本の線は短く、 恐らく、線を巡る思索は短く、 線は、確信ありげにきっちと止まったり、 結論を避けるように、 すっと消え入ってゆ...
画廊めぐりノート | 2022.09.13 Tue 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 堤千春 個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー理想自己形成ー。 金髪巻き毛の若い女性が、 緻密、リアルに描かれますが、 目や口のディフォルメにより、 キャラクター化され、 画面上での役割が暗示されます。 それは、作品名の「〜なきゃ」の多用や、 ずばり「ノーブレス・オブリージュ」で示される、 人に潜む良心への渇望のようです。 画面構成も独特で、 任意のアウトラインで切り取られたタブローを、 落書きの...
画廊めぐりノート | 2022.09.12 Mon 04:48
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 三浦泉展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー山、現れてくるものー。 オールオーヴァーに紺色で塗り込められた画面ですが、 幅広の平筆でざっと塗ったのではなく、 画面は、 小さな筆で、1本1本、丹念に油絵具を残す集積の場で、 込められた思いの強さ、深さが、 波動のように見る側に響いてきます。 展示高さがちょっと高目なので、 画家に伺いますと、 山は見上げるもので、 これらは山なので、 あえてこの展示...
画廊めぐりノート | 2022.09.11 Sun 04:51
全1000件中 391 - 400 件表示 (40/100 ページ)