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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 久米亮子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーbloom bloomー。 bloomは「咲く」という意味の動詞。 具象系の絵画なら、その対象は、 名詞+形容詞の世界となりますが、 抽象系の自由さは、「咲く」ことそのものも 表現のテリトリーにしてしまいます。 それぞれの色は明確な区画を持っていますが、 それは形状ではなく、 広がりの過程のように見えます。 複数の色の広がりは、 波紋の干渉のようにぶつかり合い、 ...
画廊めぐりノート | 2022.09.10 Sat 04:59
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、牧野永美子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーいつかにんげんじゃなくなったとしてー。 樟による木彫と着色されたFRPを組み合わせ、 さらに真鍮、アルミ、 鉄などの小物で、 ウイットに富んだ演出を加えています。 木彫部分がリアルな人の肢体で、 胴体、頭部が意表を突く造形となっていて、 それら二種のパーツが、 取って付けたように、 同時に妙に自然な感じで、 組み合わされています。 奇想天外なクリーチャー...
画廊めぐりノート | 2022.09.09 Fri 05:04
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、鈴木亘彦展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーカルダモンドー。 真鍮で枠を作り、様々なガラスをはめ込み、 それらが全体として絵画や立体となります。 成り立ちはステンドグラスですが、 出来上がった作品は、 慣れ親しんだステンドグラスのイメージとは異なります。 作家にとってステンドグラスは目的ではなく、 表現手段に過ぎず、 ガラスという独特な素材感による、 一つ一つの個性を見極め、 いわば、キャスティング的に選択し...
画廊めぐりノート | 2022.09.08 Thu 04:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、今井庸介展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー長い机ー。 エッチング・アクアチントによる静物画。 他の日本語が思い浮かばないので静物画と書きましたが、 どうも違うような気がします。 展覧会タイトル、作品名とも「長い机」です。 机にモノが置かれ、 やや見下ろす視点で描かれますが、 同じ机に配置したモノを同時に描くのではなく、 別の時間、別の場所で描かれた別のモノが、 画面という同じ次元に、 割り切りよく繋...
画廊めぐりノート | 2022.09.07 Wed 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 連日猛暑が続いておりますが皆様お変わりなくお元気にお過ごしでしょうか。 さて、みぞえ画廊で8月28日(日)まで開催いたしておりました、野見山暁治展 「描いて、描いて、未だ描いて」を少しご紹介いたします。 本展では、101歳を迎えてなお進化を続ける野見山暁治の「いま」を、終戦直後から滞欧時代、帰国後の各時代の作品とともにご覧いただきました。 本館展示の様子 本館展示の様子 個展初日には野...
みぞえ画廊 スタッフブログ | 2022.08.28 Sun 18:36
JUGEMテーマ:美術鑑賞 彩鳳堂画廊(中央区京橋3-3)では、柴田知佳子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーBeー。 大きな画面は色が明確で、 モノのある状態とその背景、空間という風に、 ある場面が意識されます。 それはくっきりとしているので、 記憶の奥底に眠っていた大切なことが、 ひょっこり顔を出したかのような、 嬉しい驚きがあります。 会場正面の壁、床に養生シートが張られ、 絵具や画材が隅に置かれ、 絵画が設置されています。 ここはライブペインティングの現場で、 筆者の...
画廊めぐりノート | 2022.08.28 Sun 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、山本麻友香展。 会場風景。 モチーフを正確に描写することが目的の 具象表現でない限り、 選ばれ、組み合わされたモチーフは、 画家が表現したいことが託された、 詩における言葉のようなものです。 被り物の少年は、 妙なものを被らされたという違和感がないというか、 この事態に気付いていないかのような、 無表情、無関心で、 身近な何かを見つめています。 逆に被り物の方に、 意外な程に個性や表情があって、 この不思議な...
画廊めぐりノート | 2022.08.27 Sat 05:06
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 服部 葵 個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー新日本昔話ー。 日本では古来、墨や胡粉、岩絵具などを用いて、 立体感や遠近感の少ない 写実性より抽象化(形式)を重んじた絵画を描き、 西洋では、油絵具などを用いた、 立体感や遠近感のある写実的な絵画を描いてきました。 ですから、 浮世絵によるキリストの磔刑図はなく、 妙に写実的な「神奈川沖浪裏」が無いのは、 テーマと画法の整合性の話ではなく、 描かれた地...
画廊めぐりノート | 2022.08.26 Fri 05:01
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、 第26回 夏の会展。 会場風景。 創画会東京研究会主催、 日本画を表現手段とする、 田中寿之、岡路貴理、湯浅泰将、渡部一也の4人展。 それぞれの個展をじっくりと味わいたいレベルの、 充実したグループ展です。 4人の作品が並置されることで、 自然と比較することになり、 具象から抽象へ至る様々な様相が現れます。 岡路貴理と湯浅泰将は風景で、 視点がマクロとミクロに異なりますが、 マクロに引いて、 あるいは、...
画廊めぐりノート | 2022.08.25 Thu 05:04
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 相笠昌義(あいがさ・まさよし)展。 会場風景。 人が描かれています。 克明に描かれています。 生きていること。 生きていることの切実さ、哀しみ、 そして可笑しみが、 作家の温かい眼差しで浮かび上がります。 描き込むとはこのような行為を指すのだと思います。 結局は見えていることを頼りに絵画化されますが、 画家は自分にはどう見えているのか、 そこから何が見えたのかを、 深く自問してい...
画廊めぐりノート | 2022.08.24 Wed 05:12
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