JUGEMテーマ:美術鑑賞 ホワイトストーン・ギャラリー(中央区銀座5-1-10)では、 中村馨章(よしあき)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーIn Between-Resonanceー。 嵐の前の暗雲。 暗闇に燃え上がる炎。 赤く焼けた鉄。 画面は、そのようなことが連想される、 強いエネルギーが放出された場面の様です。 それぞれの画面には、 主にアルファベットの文字が、 書き込まれています。 グラフィックデザインのように、 特定のメッセージを伝える意図はなく、 文字であるという情報以上...
画廊めぐりノート | 2022.07.29 Fri 04:45
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY枝香庵Flat(中央区銀座3-3)では、石井貞子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーエンピツによるモノクロームの世界ー。 これらの作品が、鉛筆画であるという現実に、 まずは、驚きます。 「驚き」はアートがもたらす効果の一つです。 驚きは、瞬間的で純粋な感情なので、 しばし「驚き」に心地よく身を委ねます。 9H~9B、20段階の鉛筆の濃さの差だけで、 モチーフは、リアルを維持したまま、 紙(二次元)に置き換えられます。 超絶的な技術と根気があれば、 ...
画廊めぐりノート | 2022.07.28 Thu 04:30
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY枝香庵(中央区銀座3-3)では、坂本匡之個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記憶の底へー。 遠目で見ると、 濃い靄が掛かった空気の中、 何かがぼんやりと見えている感じです。 輪郭線が空間に溶け込み、 漂う色の塊で、 それが何かが分かります。 見たのは何かではなく、 どう見えたかという、 どう見えるかという、 実体(実体の記憶)と今の自分との関係が描かれたようです。 画面に近付くと、 画面は無数の細い線で覆われていて、 奥に曖昧な形の色面...
画廊めぐりノート | 2022.07.27 Wed 04:48
JUGEMテーマ:美術鑑賞 NICHE GALLERY(中央区銀座3-3)では、 奥西千早 個展。 会場風景。 日本画(絵画)には違いないのですが、 いつもの絵画展とは様子が異なります。 この画廊は、正面に大きな窓のある、 奥に深い四角いトンネル状の空間です。 会場を巡り歩けば、 絵画を鑑賞しているというより、 この空間を体感しているという風に、 感覚のポイントが、脳内で切り替わります。 モチーフは主に風景なのですが、 焦点は、マクロからミクロに目まぐるしく切り替わり、 画法も様...
画廊めぐりノート | 2022.07.26 Tue 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、カワイ ユミエ展。 会場風景。 淡い色合いの、写真を素材にしたリトグラフによる作品。 日常の暮らしの中で、 何かにふと目に留まったこと。 それは無意識の中での出来事ですが、 ふと目に留まった何かは、 実体として存在します。 その存在を見つめ直し、 目に留まった不思議を探すための美的作業。 iPhoneで撮影し、 リトグラフに転写するという風に、 現実から二重のレイヤーを隔ることで、 iPhoneで撮影したくなった気分が、 ろ...
画廊めぐりノート | 2022.07.25 Mon 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、山本直彰展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーここーfar and nearー。 強くキレのある抽象表現。 なぜ強さとキレを感じるのかというと、 内面のイメージだけではなく、 確たる実体が支えているという 予感のあるからだと思われます。 具体的な何かを描くことが出発点ではなく、 具体的な何かは、 終着点に、現実(絵画)として現れます。 イメージは直観で捉えるが、 この絵画は実感に訴えてくる。 すると、この絵画はオ...
画廊めぐりノート | 2022.07.24 Sun 04:53
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ゆう画廊 6F(中央区銀座3-8)では、河口 聖展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー 野に生きるー。 作品名は共通で「月の光」。 長い年月、風雪にさらされていた土壁のような、 多くのことが染み入っているような、 味わい深いテクスチャー。 しっとりとした時間が流れます。 直線や円が線刻のように刻まれ、 色が配されます。 あるいは、金色の葉が置かれます。 画面構成は至ってシンプルですが、 その分、記号や文字のような、 象徴性が漂います。 ...
画廊めぐりノート | 2022.07.23 Sat 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ゆう画廊 5F(中央区銀座3-8)では、樋口慶子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー野に生きるー。 純度の高い抽象表現ですが、 自己主張が吐き出された乱雑さではなく、 絵画としての納まりのよさが心地いいです。 特に具体的な形に至らず、 線や面は、線や面のままで、 画面を覆います。 線や面に至らず、 筆が動かされた衝動のままで、 画面を覆っているという見方の方がしっくりきます。 具体的に意味の分かる画像の わかりやすさではなく、 キャンバス上の油...
画廊めぐりノート | 2022.07.22 Fri 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、神山一美展。 会場風景。 画面いっぱいに葉のようなものが描かれています。 それらはじっとしていないで、 風に揺らいでいます。 簡単に風に揺らぐほどのしなやかさです。 モチーフは草花のようだなと、 予想がつきますが、 オリジナルの姿形からは遠く離れ、 草花が芽吹き、育ち、生きていることを、 それが間近で当たり前のように、 日常的に繰り返されていることを、 見て感じた喜びが、 とにかく描かずにはいられないといった調子...
画廊めぐりノート | 2022.07.21 Thu 04:30
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ポーラ ミュージアム アネックス(中央区銀座1-7)では、 竹村 京・鬼頭健吾展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー色と感情ー。 キャンバス上に絵具で描くと、 絵具が何らかの画像を残します。 今回の二人の作家は、 絵具による画像ではなく、 様々なものの関係による状況を提示します。 刺繍作品は竹村 京作で、 中央の骨格標本のインスタレーションは鬼頭健吾作ですが、 多くの平面状作品は二人の共同制作です。 作品は複数のレイヤーで構成され、 観る側は、 ...
画廊めぐりノート | 2022.07.20 Wed 04:56
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