JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか C-View(中央区京橋3-4)では、 植物区展。 会場風景。 エッチング、アクアチントや墨画の濱田富貴と、 木彫の吉田収の二人展。 抽象的な表現の、平面と立体作品ですが、 それぞれの先の方で、 植物の何かと繋がっているようです。 それが形態なのか、 生命の持続や継承の仕組みなのかはわかりませんが、 植物という約束事の、 美的な解釈のようです。 植物は生殖、成長はしますが移動せず、 どうやら感覚はなさそうです。 芽吹いて、花が...
画廊めぐりノート | 2022.07.10 Sun 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、増田沙織展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーviewー。 絵画における抽象表現の面白みは、 絵画が静思のきっかけになり得ること。 静思は自由で勝手気ままに始まりますが、 その起点の絵画が、 それぞれのある場所や時間に導きます。 作り手や受け手の意志とは無関係なこの自由さは、 当然、絵画次第です。 天竺綿キャンバスパネルと岩絵具、墨という物質に、 画家はある関係をつくり、 それらはしみ込み、交じり合い、溶...
画廊めぐりノート | 2022.07.09 Sat 04:51
JUGEMテーマ:美術鑑賞 あかね画廊(中央区銀座4-3)では、独立二人展。 会場風景。 独立の会友、竹内れい、 独立の準会員、立田真の二人展。 展覧会タイトルは、ー無辺の譜ー。 独立系の作家の作品は、 全体の画像と同時に、 画像を成り立たせている 仕組みというか、構成の描き込みにも 力を注ぐ傾向があり、 この両作家も例外ではありません。 部分の密度の濃さの集積は、 全体の形態であり、 形態の必然性でもあります。 竹内れいの網目や立田真の線の 強靭な繰り返しは、 画面のある...
画廊めぐりノート | 2022.07.08 Fri 05:10
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー川船(中央区京橋3-3)では、角居康宏展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー自分ー。 円柱型のオブジェ。 シルエットはシンプルですが、 その表情(肌合い)は複雑というより悽絶。 素材はアルミニウムで、 焼成の度合いで様々な姿になるようで、 円筒の型枠の中で、 もがいているようで、突き抜けようとしているようで、 あるいは、 達観してこの状況に身を任せているようでもあります。 焼成による釉薬や土の窯変の面白さは、 陶芸の...
画廊めぐりノート | 2022.07.07 Thu 04:39
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、羽賀洋子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーやわらかな呼吸ー。 いくつかの色は自身の居場所を決めかねるようで、 ふわふわと揺れています。 もちろん絵画なので、揺れていませんが、 この配置はたまたまのことで、 次の刹那には、 違う様子になるのだろうという、 終わることのない動きが感じられます。 色は色で終わらず、 形に至ったものもあります。 それは動きの終わりのようです。 そのように見ていると、 色の諧調...
画廊めぐりノート | 2022.07.06 Wed 04:53
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、コイズミアヤ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーうつしかえと結び目のはなしー。 小さな立体作品ですが、 美的鑑賞を目的とした美術作品なのか、 何かの説明、解説のための資料なのか、 判然としませんが、 画廊に展示されているので、 鑑賞することにします。 ジェットコースターの模型のような作品は、 あやとり遊びの紐の軌跡の造形化だそうです。 絡み合ったひものような作品は、 結び目理論 ※絡まった紐をほどくこ...
画廊めぐりノート | 2022.07.05 Tue 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、岩渕華林展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーFlowー。 絵画は二次元上の画像で表現する視覚情報です。 岩渕華林の作品を観ていると、 厚みのない平面でも、 逆に、厚みのない平面だからこそ、 ここまで出来るという限界が、 清々しさを伴って実感できます。 人の毛髪や、編み物、織物などの衣類は、 とても日常的なのに、 驚くほど繊細な成り立ちを持っています。 内面の繊細さと、実体(物質)の繊細さは、 比べようもあ...
画廊めぐりノート | 2022.07.04 Mon 04:52
『ぎふ水墨画展』を観に行った。 会場は、ぎふメディアコスモス みんなのギャラリー だ。 観に行くきっかけは、毎月御朱印を授かっている、護国之寺で展示会の案内をいただいたから。 護国之寺の、廣瀬有香さんが作品を出品していたことも、観に行くきっかけ。 会場へ入ってみると、多くの水墨画に目を奪われた。 『水墨画』と聞いて、一般的に想像する風景画もあれば、動物がモチーフの作品もあった。 様々な作品をじっく...
気紛れに残す日々の足跡。 | 2022.07.04 Mon 00:27
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、福井昭雄展。 会場風景。 白い画面に、色の塊がぽんぽんと置かれていて、 筆者の感覚だと、 何かが弾けて、画面に飛び散ったように見えます。 あるいは、部分が自己主張を始めたような。 塊たちははお互いに似ていますが、 形態以外の表情にも個性もあって、 それぞれの時間が過ぎます。 描く手法は多彩だが、 描く行為は真っすぐに自由で、 画面には高い純度が漂う。 そんな印象でした。 作品と部分詳細。 ...
画廊めぐりノート | 2022.07.03 Sun 04:46
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 日高衣紅(HIDAKA Iku)個展。 会場風景。 展示台の上に整然と並び置かれたのは、 画家が、骨董屋で手に入れた 西国巡礼三十三観音像のお札をモチーフにした作品です。 水彩画や版画、平面や立体など、 具体的に表記せず、 「作品」という漠然とした言い方をしたのは、 適切な表記方法が思い付かなかったからです。 一見、紙に刷られた版画のようですが、 近付くと、 図像の線が、壁のように立ち上がってい...
画廊めぐりノート | 2022.07.02 Sat 04:57
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