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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、津田テリー直美展。 会場風景。 鑑賞者が美術作品に求める期待値には、 無意識のうちに、 「手描き・手作り」という条件があって、 超絶技法やハイパーリアリズムなどが 驚嘆をもって迎えられるのは、 〜「手描き・手作り」にも関わらず〜 という前提が感動の源泉になるからです。 一方で、 視覚で捉える表現が美術である以上、 提示された画像そのものが、 評価の対象になるべきであって、 手仕事、CG、写真、コラージュなど...
画廊めぐりノート | 2022.07.17 Sun 04:47
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 C(中央区京橋3-9)では、藤村幸生展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー縄文月ー。 古代人が「星や月」を信仰していた形跡が残っています。 天照大神を主体とした「太陽信仰」は、 その後の大和政権発足以降だそうです。 展覧会タイトルや作品名から、 そんなことが連想されます。 赤い大きな丸が、文字通り赤子の顔と知れた時、 そのイメージは発展して、 画面では、生命感がむき出しになります。 月の満ち欠けや潮の満ち引...
画廊めぐりノート | 2022.07.16 Sat 05:01
JUGEMテーマ:美術鑑賞 京橋画廊(中央区京橋3-9)では、岩本拓郎展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー生きた蝶ー。 純度の高い抽象表現ですが、 勢いに乗った混沌に陥らず、 意志が明確に示される、 心地よいコンポジションが維持されています。 色の振る舞い、成り立ちが表現手段になる場合、 色という抽象概念は、 絵具(物質)に置き換える必要がある以上、 「絵具の振る舞いが作品であること」が前提となります。 形を追うのではなく、 絵具を画面に展開させてゆく中で、 絵画とい...
画廊めぐりノート | 2022.07.15 Fri 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー麟(中央区京橋2-6)では、荒井雅美展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー線の音ー。 美術において、 線の純度を上げようとすれば、 言い換えれば、 線を線として存在させ、語らせようとすれば、 筆や鉛筆で「描いて」しまえば、 その調子や筆致、太さ、色などの、 描く人の介入による様々な属性がくっついてくるので、 このように、 ドライに、針金でやってみると、 確かに線からのノイズの無いくっきりした表現になります。 では、音符のように、活字のように、 ...
画廊めぐりノート | 2022.07.14 Thu 04:55
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SILVER SHELL(中央区京橋2-10)では、渡邉豊重展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーきった はった えがいたー。 思いが膨れ上がって、 外に向かって発散したくなった時、 その具体的な方法は、 踊りや歌や詩や美術(平面・立体)などがあり、 表現者にとって、 表現すべき内容にとって、 最善が選ばれるのだろうという、 表現にまつわる根源がみえるような作品群。 絵画や立体は、 それは前提ではなく、 たまたまのスタイルで、 本質は、 作り手の感性がどの...
画廊めぐりノート | 2022.07.13 Wed 05:19
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、山田晋也展。 会場風景。 描かれたのは何なのかはなんとなくわかりますが、 それらが一つの画面に収まったこの画面は、 一体何なのかが分からないが、 予感が、画面と筆者双方から漂い、 それがどこかで交わると、 記憶のある部分が刺激させる感じです。 画面では場が設定され、 そこに奇妙なものが配置されます。 奇妙なものは、 何かのディフォルメです。 暗号的な形態は、 ・・・のはずという予感とともに、 自身も体感...
画廊めぐりノート | 2022.07.12 Tue 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 加納光於(かのう・みつお)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー《胸壁にて》―1980-82ー。 カンヴァスペーパー上に油絵具で描かれていますが、 筆で直接描くというより、 墨流し(マーブリング)のような、 特殊な画法が採用されているようです。 画面は事態を起こすことと、 その事態を定着させる場になっていて、 さらに画面は色線によって、 幾何学的に区分されていて、 舞台的状況が一層明確になります。 「胸...
画廊めぐりノート | 2022.07.11 Mon 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか C−View(中央区京橋3-4)では、 植物区展。 会場風景。 エッチング、アクアチントや墨画の濱田富貴と、 木彫の吉田収の二人展。 抽象的な表現の、平面と立体作品ですが、 それぞれの先の方で、 植物の何かと繋がっているようです。 それが形態なのか、 生命の持続や継承の仕組みなのかはわかりませんが、 植物という約束事の、 美的な解釈のようです。 植物は生殖、成長はしますが移動せず、 どうやら感覚はなさそうです。 芽吹いて、花が...
画廊めぐりノート | 2022.07.10 Sun 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、増田沙織展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーviewー。 絵画における抽象表現の面白みは、 絵画が静思のきっかけになり得ること。 静思は自由で勝手気ままに始まりますが、 その起点の絵画が、 それぞれのある場所や時間に導きます。 作り手や受け手の意志とは無関係なこの自由さは、 当然、絵画次第です。 天竺綿キャンバスパネルと岩絵具、墨という物質に、 画家はある関係をつくり、 それらはしみ込み、交じり合い、溶...
画廊めぐりノート | 2022.07.09 Sat 04:51
JUGEMテーマ:美術鑑賞 あかね画廊(中央区銀座4-3)では、独立二人展。 会場風景。 独立の会友、竹内れい、 独立の準会員、立田真の二人展。 展覧会タイトルは、ー無辺の譜ー。 独立系の作家の作品は、 全体の画像と同時に、 画像を成り立たせている 仕組みというか、構成の描き込みにも 力を注ぐ傾向があり、 この両作家も例外ではありません。 部分の密度の濃さの集積は、 全体の形態であり、 形態の必然性でもあります。 竹内れいの網目や立田真の線の 強靭な繰り返しは、 画面のある...
画廊めぐりノート | 2022.07.08 Fri 05:10
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