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JUGEMテーマ:美術鑑賞 鈴画廊(中央区銀座1-9)では、後藤美鈴展。 会場風景。 絵画は何かが描かれますが、 後藤美鈴は何かという事象でとどまらず、 何かがどうなったらどうなって、 どう見えるだろう。 という考察から入ってゆくようです。 それは思考遊戯というより、 自身の思い、感じという、 見えないし、言葉にならないものに、 何かをどうかすることによって、 近付く試みです。 イームズラウンジチェアに誰かが座っていて、 ある時間をともに過ごした記憶。 誰も座っていない今、この...
画廊めぐりノート | 2022.09.16 Fri 05:14
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房1・2・階段下(中央区銀座1-9)では、 松山裕一展。 巷房2会場風景。 モチーフは植物のようなのですが、 どうも、実際にあるものではなく、 作家が画面上で生み出した架空の植物のようです。 例えば、女性やリンゴがディフォルメして描かれても、 それは架空の女性やリンゴとは認識されず、 ディフォルメされた、実際の女性やリンゴと、 みなされますが、 これらの作品が、架空の植物に見えてしまうのは、 サイズ感や成り立ちが既視感通りだからでしょう。 植物...
画廊めぐりノート | 2022.09.15 Thu 05:27
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery-an(中央区銀座1-13)では、藤下覚展。 会場風景。 「濃い」素材感は、 作品の表面の出来事に過ぎませんが、 観る側は、どんな状況なら、 表面はこのようの様相を帯びるのかに 思いをはせます。 塗り込められた結果、 画面は縦に区画され、あるいは断層が現われ、 最終的に強い亀裂が入ります。 亀裂は鈍く光り、 深淵の何事かが予感されます。 生じていることを描くのではなく、 描くことによって生じさせる。 そんな印象でした。 ...
画廊めぐりノート | 2022.09.14 Wed 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery(中央区銀座1-13)では、上野謙介展。 会場風景。 色や形態、場面ではなく、 黒い線だけが描かれています。 黒い線は短く、細く、 画面に散っています。 観る側にとって、 描かれたのは何なのかという探求は、 早々に消え失せ、 現実として目の前に在る 線が散らばった画面と直接対話することになります。 1本1本の線は短く、 恐らく、線を巡る思索は短く、 線は、確信ありげにきっちと止まったり、 結論を避けるように、 すっと消え入ってゆ...
画廊めぐりノート | 2022.09.13 Tue 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 堤千春 個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー理想自己形成ー。 金髪巻き毛の若い女性が、 緻密、リアルに描かれますが、 目や口のディフォルメにより、 キャラクター化され、 画面上での役割が暗示されます。 それは、作品名の「〜なきゃ」の多用や、 ずばり「ノーブレス・オブリージュ」で示される、 人に潜む良心への渇望のようです。 画面構成も独特で、 任意のアウトラインで切り取られたタブローを、 落書きの...
画廊めぐりノート | 2022.09.12 Mon 04:48
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 三浦泉展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー山、現れてくるものー。 オールオーヴァーに紺色で塗り込められた画面ですが、 幅広の平筆でざっと塗ったのではなく、 画面は、 小さな筆で、1本1本、丹念に油絵具を残す集積の場で、 込められた思いの強さ、深さが、 波動のように見る側に響いてきます。 展示高さがちょっと高目なので、 画家に伺いますと、 山は見上げるもので、 これらは山なので、 あえてこの展示...
画廊めぐりノート | 2022.09.11 Sun 04:51
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 久米亮子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーbloom bloomー。 bloomは「咲く」という意味の動詞。 具象系の絵画なら、その対象は、 名詞+形容詞の世界となりますが、 抽象系の自由さは、「咲く」ことそのものも 表現のテリトリーにしてしまいます。 それぞれの色は明確な区画を持っていますが、 それは形状ではなく、 広がりの過程のように見えます。 複数の色の広がりは、 波紋の干渉のようにぶつかり合い、 ...
画廊めぐりノート | 2022.09.10 Sat 04:59
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、牧野永美子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーいつかにんげんじゃなくなったとしてー。 樟による木彫と着色されたFRPを組み合わせ、 さらに真鍮、アルミ、 鉄などの小物で、 ウイットに富んだ演出を加えています。 木彫部分がリアルな人の肢体で、 胴体、頭部が意表を突く造形となっていて、 それら二種のパーツが、 取って付けたように、 同時に妙に自然な感じで、 組み合わされています。 奇想天外なクリーチャー...
画廊めぐりノート | 2022.09.09 Fri 05:04
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、鈴木亘彦展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーカルダモンドー。 真鍮で枠を作り、様々なガラスをはめ込み、 それらが全体として絵画や立体となります。 成り立ちはステンドグラスですが、 出来上がった作品は、 慣れ親しんだステンドグラスのイメージとは異なります。 作家にとってステンドグラスは目的ではなく、 表現手段に過ぎず、 ガラスという独特な素材感による、 一つ一つの個性を見極め、 いわば、キャスティング的に選択し...
画廊めぐりノート | 2022.09.08 Thu 04:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、今井庸介展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー長い机ー。 エッチング・アクアチントによる静物画。 他の日本語が思い浮かばないので静物画と書きましたが、 どうも違うような気がします。 展覧会タイトル、作品名とも「長い机」です。 机にモノが置かれ、 やや見下ろす視点で描かれますが、 同じ机に配置したモノを同時に描くのではなく、 別の時間、別の場所で描かれた別のモノが、 画面という同じ次元に、 割り切りよく繋...
画廊めぐりノート | 2022.09.07 Wed 05:05
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