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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 佐竹邦子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー不可視領域 Invisible Areaー。 「木によるリトグラフ」という特殊な技法による、 抽象表現。 手描きの生な感じと、 木版画風の鮮やかながら淡い色合い、 そして版画ならではのくっきりした形。 形の先端はめしべや口吻を思わせる形態で、 なんだか相手を探して向かっていく感じの 衝動、その勢いを感じます。 画面全体はそれに引っ張られて、 生きていることの嬉し...
画廊めぐりノート | 2022.08.23 Tue 05:12
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery Cellar(中央区京橋3-9-2)では、 七障子隆文(ななしょうじ たかふみ)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーBiosphereー。 ※生物圏 生きる事、生きている実態。 生命の維持、継承、増殖。 DNAに仕込まれた強靭な持続力、推進力。 そのようなイメージを、 視覚化、造形化すればこのようになるのでしょう。 イメージというとりとめのない空想から 見る事、触れる事の出来る実体へ導く感性と、 それを実現する造形力に感心します。 日常...
画廊めぐりノート | 2022.08.22 Mon 05:06
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9)では、江森ミツコ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーImagineー。 色面で覆われ、深みとなる作品と、 線が線として生きている作品。 抽象表現ならではの、 理解の必要から解放された清々しさがあります。 具体的な形は無く、 かといって、同じ調子で埋め尽くすわけでもなく、 線や面には強弱、濃淡があって、 画家が捉えている何かを、 画面に刻み込もうとしています。 そういった一連のやり取りの結果(作品)は、 観る側にと...
画廊めぐりノート | 2022.08.21 Sun 05:12
入口をくぐったとたんの幸福な雰囲気。絵日記から始まる膨大な仕事のことごとくが明るい光を放っています。 こうしてその足跡を一望してみると、あ、あれも知っている、これも知っていると、これまでの生活で常に和田さんの作品と接していたことが分かり、その折々に感じた温かい気持ちが甦ります。 個人的体験としては星新一「きまぐれロボット」の表紙絵で初めて「和田誠」という名前を頭に刻んだ覚えがあります。その後も本の挿絵や演劇ポスターなどを中心に作品に触れ続け、目にする度に「あっ、和...
Un gato lo vio −猫は見た | 2022.08.20 Sat 11:19
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、傍島幹司展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー山々と海ー。 風景や静物など目に見える具体的なものが モチーフになっているはずですが、 完成した作品は、 水に溶かされた水彩絵の具が、 紙の上で混じり合い、染み広がる様子です。 見えた実体が、 紙の上の様子=状態に置き換えられた力が これらの画業です。 観る側は作品から逆走を始め、 画家を突き動かしたはずの風景へと、 思いを馳せ、 観る側なりの風景や小景が、 脳...
画廊めぐりノート | 2022.08.20 Sat 05:01
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、 丹羽 啓展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー大地よりー。 黒御影石でできた段ボール箱。 中にぎっしりと詰まって、変形している様子まで、 執拗なまでに緻密にリアルに再現しています。 段ボール箱の表面の見え隠れする縦縞、 ガムテープや切手部分の磨き仕上など、 ディープな小技も効果的です。 理屈を抜きにして、 達成された完成度にほれぼれします。 DMの写真で示される通り、 これらの段ボール箱は、宅急便...
画廊めぐりノート | 2022.08.19 Fri 04:47
JUGEMテーマ:美術鑑賞 柴田悦子画廊(中央区銀座1-5)では、岡崎絵美展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーsound of light ー。 寒い日の朝、筒状の容器の表面に、 こんな感じの氷の蓋が出来ているように思われました。 作為的につくられたというより、 (※実際はかなりの手間と手業のたまものですが) 自然に出来た綺麗で面白いものを 見つけて集めたようで、 ガラスという素材は、 人工物を自然に戻してしまうような、 不思議な回路があります。 それらが天井からぶら下がり、 煌めきながら...
画廊めぐりノート | 2022.08.18 Thu 04:52
JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、松谷博子展。 会場風景。 木版画は諧調や木目を生かした 柔らかな表現のイメージがあるので、 このようなパキッとしたシャープさは新鮮です。 確かに画面の小さな白い点は、 彫刻刀で彫り抜いた小さな穴の痕跡です。 一つ一つサクサクと彫り進む様子が、 その力と時間を伴ってリアルに漂います。 穴の集合、離散の具合で、 黒、グレー、白のグラデーションが視覚化され、 全体像が浮かび上がります。 そして、潔癖な感じ...
画廊めぐりノート | 2022.08.17 Wed 05:12
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、土門大士展。 会場風景。 凄いものです。 それだけで、なんだかワクワクしてきます。 鉛筆や色鉛筆だけで、 画面上だけの濃密な世界が生まれています。 鉛筆のワンストロークで画用紙に残せるのは、 1本の線だけです。 描かれたのが線や面、形ですが、 それを成り立たせているのは1本の線の集積です。 (色)鉛筆画には、 宿命的に労働集約的重みが漂いつつ、 その重さは、表現力に転嫁されます。 ただし、ひたすら線を引き続...
画廊めぐりノート | 2022.08.16 Tue 05:16
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、川俣正+赤塚祐二展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー80年代の美術 5ー。 「80年代の美術」というテーマの元、 この2作家が並置される空間の体感は、 刺激的です。 赤塚祐二の暗い大きな画面では、 盛んに描かれている背景の上を、 黒い雲状が覆っています。 記憶と、記憶を意識する今と、その間の空白のようで、 視点は内部の底に置かれ、 内面は意外なリアルさで現われます。 川俣正は一転、都市を俯瞰する高みに置かれ...
画廊めぐりノート | 2022.08.15 Mon 05:12
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