[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 B(中央区京橋3-9)では、馬場京子展。 会場風景。 日常の風景を描く水彩画。 画家は、ふと目に入った一つの場面に、 ささやかだけど、かけがえのない、 面白み、俳味、温かみを感じ取り、 それを絵画として表現します。 絵画を描くきっかけとなった場面の再現ではなく、 面白み、俳味、温かみの説明、強調でもなく、 そんな、画家にとっての素敵さが、 絵画に向かい合った観る側に 空気として伝わってくるようです。 いつも見ていることの、 見えて...
画廊めぐりノート | 2022.05.23 Mon 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 中長小西(中央区銀座1-15-14)では、山口長男展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー生誕120年ー。 山口長男(やまぐち たけお 1902ー1983)。 美術館でなければ鑑賞できないはずの、 山口長男の代表的な作品を、 静かで小さな部屋で、 間近に観ることのできる幸運にたじろぎます。 ペインティング・ナイフを持つ手の動き、 絵の具の重なり具合、凹凸や段差といった、 現物に接して初めてわかるマチエールを堪能します。 図像とマチエールの一体化を確認します。 公...
画廊めぐりノート | 2022.05.22 Sun 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 art space kimura ASK?(中央区京橋3-6)では、渡邉碧展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー離別のそれをみていたー。 天井から、多くの半透明の薄い布が吊り下がり、 空調のわずかな気流を受けて、 微かにゆらゆら動いています。 鑑賞は、作品の間を歩くインスタレーション形式で、 筆者ものんびりと巡り始めます。 薄布には風景写真が転写されていたり、 白い絵の具でスケッチが描かれています。 とはいっても、 この写真が撮られた場所を 疑似体験、追体験するとい...
画廊めぐりノート | 2022.05.21 Sat 05:12
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 伊藤万結 個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーdance with...ー。 リトグラフによる心象風景。 正面に展示された横長の作品は、 緩やかに湾曲していています。 通常の平面に対して、 曲面はある世界をそのまま切り取ったかのような 臨場感があり、 鑑賞者は、眺めるというより、 覗き込むといった、 より積極的な関係に導かれます。 描かれたのは、 樹林に蠢く多くの女性たち。 跪いたり、四つん這いになったり、 あるい...
画廊めぐりノート | 2022.05.20 Fri 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、酒井清一展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー”バベル” 希望の言語ー。 会場の真ん中には構造上の柱が立っています。 作家は、その柱に目を付け、 木材のパーツで覆っています。 下の方が末広がりとなり、 全体として、円錐形のシルエットが形成されます。 主構造の周囲には、 小品が放射状に並び、板材の橋が架かっています。 背面(入り口の逆側)に回ると、 床に十二芒星(じゅうにぼうせい)っぽい...
画廊めぐりノート | 2022.05.19 Thu 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 石川和男展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーImaginary Landscapeー。 視覚に訴えることを前提に表現された造形を、 美術と規定します。 過去からの慣例上、画法、画材が共通している 絵画、彫刻が制作されてきましたが、 自身の発想がその枠内で表現できないならば、 それ以外の方法、素材を模索し始めます。 今回の場合、 作家にとって身近な素材を取捨選択し、 加工、描画し、 組み合わせています。 作品...
画廊めぐりノート | 2022.05.18 Wed 05:29
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、井上雅之展。 会場風景。 陶による大きな2体の立体作品。 強度を保つための箱状を成すパーツ群が、 組み合わされて一体になっています。 パーツ群の組み合わせという成り立ちは、 成長、増殖の過程であったり、 その収束であったりと、 そのような振る舞いが形態化されたようであり、 一方で、 成り立ち方(理屈)などを意識させない、 純粋な造形の豊饒さも漂います。 窯変が散見されますが、意外と有機的ではな...
画廊めぐりノート | 2022.05.17 Tue 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、 瀧田亜子・寄木幸治展。 会場風景。 実際の風景、小景があって、 画家の中で情景になって、 画面上の風景、小景が生まれます。 観る側は、元の風景、小景は知り様もないし、 そもそも、元の風景、小景がないのかもしれませんが、 画家が絵画にせざるを得なかった感情の揺さぶりを、 感じることができます。 優れた抽象表現は、 具体的な事物を飛び越えた、 感情のやり取りを可能にします。 瀧田亜子は、 残像を、ダイレク...
画廊めぐりノート | 2022.05.16 Mon 05:08
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー川船(中央区京橋3-3)では、?田啓二郎展。 会場風景。 ー?田啓二郎画文集「Kの劇場」2021年12月発行ー の画文集刊行記念展です。 同一人物らしい若い男性の顔々。 皆、画面のこちら側をじっと見ています。 通常、人物画のモデルたちは多様で、 その仕草、視点も様々なので、 今回の展覧会の、 スタイルの一貫性が意識されます。 スタイルは固定されながらも、 逆に固定されたために、 それぞれの作品の個性は強く現れます。 一貫性と多様性が同時...
画廊めぐりノート | 2022.05.15 Sun 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、ハルノ ノハラ展。 会場風景。 斉藤里香・佐野有子・渡辺愛子の3人展。 淡い色合いの具象表現。 具体的な形があるものの、 形は何かの始まりやきっかけで、 画面の上では、 豊かで深い世界が見え隠れします。 斉藤里香は、 ちょっとした素敵なことを捉え、 そこから詩が生まれ、詩は絵画になります。 佐野有子の楽しい妄想を、 観る側もワクワクしながら、 映像のように楽しみます。 渡辺愛子の草花は、 姿形が香りや生気...
画廊めぐりノート | 2022.05.14 Sat 04:27
全1000件中 511 - 520 件表示 (52/100 ページ)