JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、宮崎光二展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー循環的な…断片的な…ー。 様々なスタイルの抽象表現。 混沌の中から形が浮かび上がるのか、 形が崩れて混沌へと拡散してゆくのか、 「結果」としての作品が面前にあるだけです。 画面はそのような葛藤が抑制されているので、 観る側もすっと入ってゆけます。 それぞれの作品はじっくりと描き込まれていて、 ここに至る時間が重層的に画面にしみ込み、 言葉というより...
画廊めぐりノート | 2022.04.27 Wed 05:33
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MU GALLERY(品川区東品川1-32-8)では、 GENPEI SAKATA個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMULTIPLE ACTIONー。 檜の彩色木彫と絵画。 モチーフは動物。 みんな4本足で立っています。 それが何であるかがおおよそ分かる程度に その動物の特徴が表現されていますが、 その先は、かなり大胆なデフォルメが始まり、 最終的には、 例えば、ゾウ的、キリン的何事かに至っています。 デフォルメの傾向は似ていて、 全体のフォルムが不格好なジャガイモ風で、 小さな四...
画廊めぐりノート | 2022.04.26 Tue 05:17
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Contemporary tokyo(品川区東品川1-32-8)では、 川上喜朗展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ー老いゆく少年たちへ・Dear Ambivalenceー。 描かれたのは少年少女。 顔は楕円の目と眉、点の口で表現されます。 画像的にはイラストですが、 筆のタッチは奔放で、絵具が滲み、 画面上の出来事はラジカルな抽象画のようで、 そのギャップが新鮮で、 そのギャップを絵画的に成立させてしまう 画家の独特な画力、感性に感心します。 漫画やアニメでは、 人(動)物はディフ...
画廊めぐりノート | 2022.04.25 Mon 04:47
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Tokyo International Gallery(品川区東品川1-32-8)では、 マイケル・ホー展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ーHIDDEN IN PLAIN SIGHT AND NOT AFRAID TO DIEー。 立体と平面。 実態としての立体と平面。 認識される立体と平面。 会場に展示されるのは、 全て立体として認識される作品ですが、 実態は、半分が平面です。 リアルな立体とバーチャルな立体が交互に配置されるので、 脳内で混乱が続きますが、 それは心地よい刺激でもあります。 平面、立体とも、...
画廊めぐりノート | 2022.04.24 Sun 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 YUKIKOMIZUTANI(品川区東品川1-32-8)では、 Yabiku Henrique Yudi(ヤビク・エンリケ・ユウジ)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーAFTERTHOUGHTー。 画面は様々な画法、素材で構成されています。 手法としてコラージュと呼んでもいいのですが、 コラージュのニュアンスが、 ベースの絵画上に付着した、 アクセント、挿し色、ノイズ的異素材的ならば、 今回は少し違っていて、 これらの作品では、ほぼ等価の異素材パーツ群が、 がっつり組み合っている感じです。 ...
画廊めぐりノート | 2022.04.23 Sat 04:40
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ANOMALY(品川区東品川1-33-10)では、渡辺豪 個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー所在についてー。 自然光であれ、人工照明であれ、 モノが照射されることで、 見ることが可能になります。 例えば、積み上げられた本は、 見える状況下なので見えていますが、 重ねられたそれぞれの本の明るさの環境は、 当然ながら同一です。 昼間の屋外、夕方の屋内、夜の照明。 同じ条件の元で同じように見えています。 では、置かれた状況が異なる本を重ねると どう見えるのかを、 ...
画廊めぐりノート | 2022.04.22 Fri 04:30
JUGEMテーマ:美術鑑賞 児玉画廊 天王洲(品川区東品川1-33-10)では、糸川ゆりえ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMomentー。 見たことをその場で記録する写真と違い、 抽象系の絵画は、 見えないけど感じたことを、 自身にも、他人にも見えるようにする試みです。 糸川ゆりえのモチーフは主に若い女性で、 大抵は一人ですが、 その姿形は随分とデフォルメされていて、 地面に立たず、揺らめくようで、 その輪郭も明確ではなく、 背景、空間に溶け込みそうです。 薄く溶かれた絵の具...
画廊めぐりノート | 2022.04.21 Thu 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ユカ・ツルノ・ギャラリー(品川区東品川1-33-10)では、 笠井麻衣子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMoonlightー。 濁りのない爽やかな色合いの具象表現。 具象とはいえ、 実際に起こった何事かを再現したというより、 日常で出会った場面から始まる、 画家の内面で綴られた詩の絵画化のようです。 紫色が自由に楽し気に使われています。 それはある一瞬の偶発的な出来事ではなく、 普通に流れてゆく時間の中で、 ふと気付くかけがえのない温かさ。 いつも見えてい...
画廊めぐりノート | 2022.04.20 Wed 04:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 KOTARO NUKAGA(品川区東品川1-33-10)では、 井上七海展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMaybe so, maybe notー。 筆者も以前はよく使っていた、 「トレース方眼紙薄口 ブルー刷り1mm方眼」。 手描きスケッチのベースとして 重宝しました。 今回の作品のモチーフは、 その「トレース方眼紙薄口 ブルー刷り1mm方眼」。 絵画とモチーフの関係は、 ハイパーリアリズムの極致であろうと、 立体(モチーフ)≠平面(絵画)において、 物質的には異次元ですが、 ...
画廊めぐりノート | 2022.04.19 Tue 04:25
JUGEMテーマ:美術鑑賞 小山登美夫ギャラリー天王洲(品川区東品川1-33-10)では、 シュ・ニン展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー天下(WORLD)ー。 ペインティングと、ミクストメディアによる平面作品。 変形の基材に陶の小品が散りばめられ、 地にもペイントが施されています。 スタイルは平面作品ですが、 画面からの波動は、描かれた作品とは異質です。 陶片が貼られることで、 コラージュ的ですが、 実際は基盤と陶片が一体化されたオブジェのようです。 陶片の一つ一つにはそれぞれ...
画廊めぐりノート | 2022.04.18 Mon 04:51
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