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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 C(中央区京橋3-9)では、高田理美展。 会場風景。 昼間、夜中に風景が視覚的に認識されるのは、 太陽の光が届いていたり、 電灯などの光があるためです。 光源から出て、 ものに当たった光が反射して、 その一部が目に届きます。 画家は、見えている風景というより、 どのように光を感じているかを 見えている風景を通して、 確かめようとしているようです。 光を丁寧にピックアップすれば、 風景は幻想的なコンポジションとなる。 そんな印象でした。...
画廊めぐりノート | 2022.04.04 Mon 05:12
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー川船(中央区京橋3-3)では、新野耕司展。 会場風景。 黒々とした大きな画面。 何かが描かれたというより、真っ黒です。 近付くと、黒くフラットに塗り込まれたのではなく、 ぐりぐりと引かれた 黒い線の集合体であることに気付けば、 ズシリとした重さが迫ります。 銅版画(drypoint)による作品ですが、 無数の線は、 銅板を「腐蝕する」のではなく「彫る」力仕事によるもので、 事態の尋常の無さが漂います。 一般的に、費やされた仕事量と 作品の質は比例...
画廊めぐりノート | 2022.04.03 Sun 05:15
JUGEMテーマ:美術鑑賞 桜花爛漫の好季節を迎え、皆様お健やかにお過ごしのことと案じております。さて、みぞえ画廊では小嶋勇展−大地の詩−を開催中です。 展示作品22点の内、本展にて初お披露目となる新作19点が一挙新館にてご覧いただけます。画家人生半世紀にわたり小嶋勇が追い求めた美の世界。独自の混合技法で描かれた作品が、みぞえ画廊新館の真っ白な壁に映える様は、小宇宙がはらむ無限を思わせます。 新館展示の様子 新館展示の様子 ...
みぞえ画廊 スタッフブログ | 2022.04.02 Sat 12:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SILVER SHELL(中央区京橋2-10)では、 崔乘潤(チェスンユン) 展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー停止の始まりー。 たっぷりとした油絵具をキャンバスにたらし、 一気にヘラを引っ張る。 ヘラの軌跡には薄い塗膜が残り、 左右や終着ポイントには、 油絵具がたまる。 薄い塗膜には、下地のテクスチャーが現われる。 それを繰り返せば、 画面は色の動きの共演の場となります。 色の動きは形にならず、 余計なメッセージを発しないまま、 絵具の現実として出現し、 観...
画廊めぐりノート | 2022.04.02 Sat 05:04
科ラJUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、井上咲香展。 会場風景。 モチーフは人物ですが、 ひとの姿形の再現ではなく、 あるいは、心の動きという感じでもなく、 ひとという生きた存在から、 匂いや気配のように、 避けがたく漂ってしまう何かが描かれたようです。 多くが省略された顔だけの図像で、 目が異様に描き込まれていて、 目に宿る内面が、 画面のこちら側を見ています。 逆に、画面のこちら側からも 覗き込めるようです。 画面は薄く...
画廊めぐりノート | 2022.04.01 Fri 04:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 山本容子&和田誠展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ーCollaboration '98『2人のシネマ』ー。 絵画が個人の表現手段になった近代以降、 絵画制作 その以前は、 ルーベンスを始めとして、多くの大家たちが、 大量の注文をこなすため、 大規模な工房を組織していました。 ということで、今回は、 山本容子と和田誠の共同制作。 モチーフは映画史上に輝く6作品。 これは、企画としてうまいなと思いました。 映...
画廊めぐりノート | 2022.03.31 Thu 04:27
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、堀込幸枝展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーDaydreamー。 白昼夢(はくちゅうむ)は、 日中、目覚めているのに、 空想や想像を、 実際に起きているかのように見てしまうことです。 堀込幸枝の場合は、 ニューヨークでの美術館や博物館での鑑賞中、 夢か現実かわからなくなる瞬間があって、 それは、白昼夢と現実認識の狭間を漂うようで、 その絵画化としての作品は、 意識、無意識のレイヤの奥に揺れ動く映像のようです。 ...
画廊めぐりノート | 2022.03.30 Wed 04:22
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、尾関立子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー既視感ー。 具象表現の絵画は、 画家が見たことを、見えたように描いたものです。 もちろん、絵画の自由において、 見たことを、見えたようでなく、 あるいは、 見ていないことを、あたかも見えたように 描いてもいいのです。 見たこと、見たように思えること。 その中から描いたいと思うこと。 絵画という自由と特権は、 意識の中に深く沈んでいる、 色や形ともう一度出会えるこ...
画廊めぐりノート | 2022.03.29 Tue 05:06
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか C−View(中央区京橋3-4)では、 こづま美千子展。 会場風景。 モチーフは風景ですが、 画家の日常の一部である、 小景、場面といったほうがしっくりきます。 もう少しで抽象に行きそうなところ、 目の前の現実が拠り所になっていて、 その客観性も大切にされています。 一方で、 見えている外部世界を見たことから始まる内部の世界も、 画面に入り込んでいて、 その微妙な混在が、 風景と画家との対話のようです。 身近な風景から見出された...
画廊めぐりノート | 2022.03.28 Mon 04:48
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、佐々木泰樹展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー逍遥点描ー。 描画にしても、作歌、作句も、 外や人から受とったものごとに対して、 内面で起こった反応を、 視覚化や文字化したものです。 淡い色合いの風景画です。 輪郭線は無く、同じ調子で色を置く繰り返しで、 大きな場面が表現されます。 モチーフとなった風景を、 正確に再現したというより、 この風景を見ていたら、 ある感動が起こったが、 その不思議を絵にしてみ...
画廊めぐりノート | 2022.03.27 Sun 04:44
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