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JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、日影眩展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー落下する星座ー。 モチーフは星座。 星座の名前はギリシャ神話由来なので、 名前の元となった場面が描かれています。 星座を眺めるということで、 プラネタリウム鑑賞を思わせる、 ドーム状の天井の内側に映し出された星の像を、 床から見上げるような視点で描かれています。 基材は段ボールで、 四周が雑に破られています。 美術作品としてはチープですが、 同時に、遺跡から出土し...
画廊めぐりノート | 2022.04.16 Sat 04:24
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、梅木花梨展。 会場風景。 人の手で、筆に含ませたアクリル絵具を、 パネル上に置いてゆく反復で、 ここまで緻密な表現が出来るものかと、 絵画がどうのこうのの前に、 手業にひとしきり感心します。 さて、このように細部を宿す絵画は、 望遠鏡的視点と、顕微鏡的視点が同時にというか、 観方(みかた)に応じて存在していて、 片方の具体性がなくなれば、 片方の物語が始まるようで、 これは、観賞というより体感に近く、 観る側は何...
画廊めぐりノート | 2022.04.15 Fri 04:42
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、大西 久展。 会場風景。 漆黒の背景に 何やら有機的で柔らかそうな形が浮遊しています。 背景は真っ暗な空間というより、 表現すべきもののない空虚。 フォルムではなく「形」と書いたのは、 描かれたものが何かの再現ではなく、 画家の内面のシグナルの 記号化(音符)のように感じられたからです。 形は他の形と細い紐で繋がりますが、 このように発想は連想を伴うのでしょう。 ここまで未知ならば、 観る側は気を楽にして...
画廊めぐりノート | 2022.04.14 Thu 04:50
JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、瀬尾理恵展。 会場風景。 黄土色の背景に、 青い線が引かれています。 輪郭は曖昧で、ゆっくりと進む様子ですが、 明確な意思が感じられます。 線は線でとどまらず、 繰り返された蓄積が、踏み固められて この線に至ったかのような、 時間の流れが封じ込められた強さがあります。 黄土色の背景は、 一見フラットながら、 見えるもの、隠れたものが混在しています。 何かが画面に繫ぎ止められていて、 何かが立ち現れ...
画廊めぐりノート | 2022.04.13 Wed 04:29
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、吉村英里子展。 会場風景。 エンボスを施された紙に、シルクスクリーン。 シルクスクリーンによる色面は、 複数の色による複雑な様相ですが、 色以上は語りません。 色を持たない凹凸(エンボス)が、 風景の骨格を示すものの、 わずかな陰影が頼りです。 この成り立ちは、 色が鮮烈だった風景の記憶に似ていて、 図と地のように、 記憶の前面に色が展開し、 背景が曖昧です。 色とフォルムを分けてクロスさせれば、 感性...
画廊めぐりノート | 2022.04.12 Tue 04:38
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、日比野絵美展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー落ち着く場所ー。 銅版画による抽象表現。 版画を手段とする表現なので、 何らかの画像を描く必要がありますが、 画像の最小単位は、線か点で、 画面はその線か点だけで構成されています。 そうなると、 構成のされ具合が見所のようですが、 構成された結果、 特定の何事かになってしまうことをさけるように、 線か点だけであり続けるために、 単純な反復に終始しています。 具体的に語...
画廊めぐりノート | 2022.04.11 Mon 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、大原裕行展。 会場風景。 画家には見えていることとは別の、 絵画的実感というのがあって、 腕の立つ画家ならそれを実際に描くことができて、 さらに美的センスのある画家なら、 第三者にとっても心地良く共有できる、 絵画世界が展開することになります。 割とぶっきらぼうな感じで描かれた、 大きなティーポットと、 小さなティーカップが二つ。 作品名は「二人」。 様々なシチュエーションや詩や物語が 勝手に立ち上がり、 ...
画廊めぐりノート | 2022.04.10 Sun 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ひのつみ画廊(中央区銀座1-9)では、馬場 貞展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー春の夢ー。 美しく見ていて心地良い絵はたくさんあるし、 テクニックがあればある程度の出来栄えになりますが、 心に染み込んでくる絵となると、 画力だけでは追いつかない領域になります。 馬場 貞の作品は、 身近な小景の中に、 女性が描かれた油絵パレットのような円形が浮かんでいる、 劇中劇のような複層構造になっていて、 観る側は、 時間と空間、記憶と現実を行き来することになります...
画廊めぐりノート | 2022.04.09 Sat 05:11
JUGEMテーマ:美術鑑賞 江原画廊(中央区銀座1-9)では、 藤井勘圿(FUJII Kansuke)展 会場風景。 ある程度は具象なので、 何を描いたのかはわかりますが、 画家が絵画にした途端、 ささやかなモチーフは、 凄みのある精神性を漂わせます。 それは画家が脚色したというより、 モチーフの生きているという神秘を、 露わにしたといった趣です。 ここまでモチーフに向かい合い、描き込めば、 つぶやくような繰り返しは、 堅牢なコンポジションとなる。 そんな印象でした。 ...
画廊めぐりノート | 2022.04.08 Fri 04:33
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房2(中央区銀座1-9)では、アラキカズコ紙版画展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーかけらー。 ほぼ同じサイズで、 様々な「もの」が描かれています。 それぞれはそれぞれで完結していて、 お互いの関係性や、 置かれた場、世界観については語られず、 とにかく「もの」が緻密に、明確に描かれています。 特定のモチーフがあって、それがディフォルメされたのか、 あるいは、そもそもモチーフは無く、 画面上だけの図像なのかは判然とせず、 そのあたりは、観る...
画廊めぐりノート | 2022.04.07 Thu 04:48
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