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JUGEMテーマ:美術鑑賞 柴田悦子画廊(中央区銀座1-5)では、平野俊一展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーIn The Gardenー。 食卓に飾られたのではなく、 床の間に生けられたのではなく、 「In The Garden」で咲き乱れる様子。 そこで芽吹き、育ち、花を咲かせる。 時間の流れと季節の移ろいと、 自然の神秘が一気に可視化されます。 画家は姿形の正確な図像的再現というより、 咲き誇る場面に向かい合い、 自然への畏敬の念を、一筆一筆に託します。 筆致は画面に生な状態で残り、 そ...
画廊めぐりノート | 2022.05.04 Wed 04:59
JUGEMテーマ:美術鑑賞 OギャラリーUP・S(中央区銀座1-4)では、井関 洋展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー宇宙譚ー。 木版画による抽象表現。 形や色は曖昧さに逃げず、 明確なシルエットを持ちます。 色形の単体はパーツで、 総体として大きな動きを表します。 その様子は、語るというより、 全体で奏でるという趣です。 ウクライナ国旗由来の「Syop the war」という作品は、 色と形と自由に展開させながら、 ギリギリのバランスで 絵画的着地点に巧みに納めています。 木版画な...
画廊めぐりノート | 2022.05.03 Tue 05:06
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、野村直子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーNew Mexicoー。 日本画による純度の高い抽象表現のようですが、 画家にとっては具体的な場所の風景画です。 Abiquiu(アビキュー)という共通の作品名は、 米国ニューメキシコ州北部の町名で、 赤茶けた砂岩からなる岩山や峡谷が点在します。 ジョージア・オキーフが、 98歳の生涯を終えるまで、 荒野の真ん中で、 画家としての人生の後半を過ごした場としても知られます。 ...
画廊めぐりノート | 2022.05.02 Mon 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、山中現 原画展。 会場風景。 詩:谷川俊太郎、絵:山中現による 「アトリエに来たコトバ 詩画集 minimal 」 の原画展。 画家の何かとの出会い、気付き、驚きが きっかけとなって描写が始まり、 絵画となります。 今回は、画家山中現が谷川俊太郎の詩に出会い、 画家に生まれた発見と、 発見できた喜びが水彩画になります。 例えば、「襤褸(ぼろ)」という詩を読むと、 筆者も感じるところがあって、 そうだよなと、しみじみ...
画廊めぐりノート | 2022.05.01 Sun 05:10
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ポーラ ミュージアム アネックス(中央区銀座1-7)では、 ポーラ ミュージアム アネックス展 2022:後期。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー主題・素材を超えてー。 過去に公益財団法人ポーラ美術振興財団での 若手芸術家の在外研修に対する助成において、 採択されたアーティストの中から、 前後期に分けて、合計6名の作家の展示。 寺嶋孝佳は「OMAMORI」と名付けられた作品シリーズで、 紐を通して掛けることの出来る容器を提示しています。 金属表面の多様で複雑な表...
画廊めぐりノート | 2022.04.30 Sat 05:13
JUGEMテーマ:美術鑑賞 NICHE GALLERY(中央区銀座3-3)では、 廣田眞一個展。 会場風景。 絵画を画力、デッサン力、描写力など、 客観的評価の容易な基準(技術)で評価すれば、 これらの作品は高評価は付かないものの、 魅力、刺激の強度という、 表現の媒体として評価すれば、 妙に引かれてしまう不思議を感じます。 このニュアンスがファインアートの面白みです。 例えば、 本物と見紛うほどに瑞々しく描かれた花の絵も 魅力的ですが、 これらの作品のように、 幻想の深みを覗...
画廊めぐりノート | 2022.04.29 Fri 04:50
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、 尹 文英(ユン ムンヨン)展。 会場風景。 綿布を染め、描き、複雑な表情の面が生まれ、 その上に染められた糸が縦に均等に並んでいます。 絵画は平面上に絵具で描かれたもので、 描かれた図像が 表現、観賞の唯一の対象であって、 通常、絵具の物質性は見えてはいるものの、 絵画の目的ではありません。 雑誌や布などを切り貼りするコラージュも、 その物質性ではなく視覚情報のバリエーションとして、 絵画全体に寄与します。 ...
画廊めぐりノート | 2022.04.28 Thu 04:53
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、宮崎光二展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー循環的な…断片的な…ー。 様々なスタイルの抽象表現。 混沌の中から形が浮かび上がるのか、 形が崩れて混沌へと拡散してゆくのか、 「結果」としての作品が面前にあるだけです。 画面はそのような葛藤が抑制されているので、 観る側もすっと入ってゆけます。 それぞれの作品はじっくりと描き込まれていて、 ここに至る時間が重層的に画面にしみ込み、 言葉というより...
画廊めぐりノート | 2022.04.27 Wed 05:33
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MU GALLERY(品川区東品川1-32-8)では、 GENPEI SAKATA個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMULTIPLE ACTIONー。 檜の彩色木彫と絵画。 モチーフは動物。 みんな4本足で立っています。 それが何であるかがおおよそ分かる程度に その動物の特徴が表現されていますが、 その先は、かなり大胆なデフォルメが始まり、 最終的には、 例えば、ゾウ的、キリン的何事かに至っています。 デフォルメの傾向は似ていて、 全体のフォルムが不格好なジャガイモ風で、 小さな四...
画廊めぐりノート | 2022.04.26 Tue 05:17
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Contemporary tokyo(品川区東品川1-32-8)では、 川上喜朗展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ー老いゆく少年たちへ・Dear Ambivalenceー。 描かれたのは少年少女。 顔は楕円の目と眉、点の口で表現されます。 画像的にはイラストですが、 筆のタッチは奔放で、絵具が滲み、 画面上の出来事はラジカルな抽象画のようで、 そのギャップが新鮮で、 そのギャップを絵画的に成立させてしまう 画家の独特な画力、感性に感心します。 漫画やアニメでは、 人(動)物はディフ...
画廊めぐりノート | 2022.04.25 Mon 04:47
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