[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
【研究会参加】 2月1日に「ホテル椿山荘東京」にてMSD株式会社、大鵬薬品工業株式会社主催の「ICI Seminar 2019」が開催されました。これから一般的に使われる化学療法と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法について勉強してきました。 ---以下、簡単な要約--- ■当院での免疫チェックポイント阻害薬の使用経験(慶應 安田浩之先生) 〇慶應義塾大学病院でICIを使用した107例 →9例で経過中にICIが再投与 Niv→Pembro 2例 Niv→Atezo 6例 Pembro→Atezo 1例 〇Niv(...
肺癌勉強会 | 2019.02.03 Sun 15:31
EGFR陽性非小細胞肺癌から小細胞肺癌/神経内分泌腫瘍へ形質転換した症例についての報告が先日のJCO「EGFR-Mutant Adenocarcinomas That Transform to SCLC and Other NECs: Clinical Outcomes」(JCO 2018;37:278-285)に掲載されました。実臨床に即していて大変勉強になります。 ■実臨床の経験と論文から EGFR陽性非小細胞肺癌症例の経過で、比較的急峻にEGFR-TKIの効果が乏しくなってしまう症例を経験します。EGFR-TKIの耐性化を考えプラチナ併用化学療法へ変更を余儀なくされますが、3-10%の症例で小細...
肺癌勉強会 | 2019.02.03 Sun 13:09
先日の「Lung Cancer誌」に新潟大学の渡部先生の報告で扁平上皮癌に対する抗EGFR1抗体(ヒトIgG1モノクローナル抗体)であるネシツムマブのシスプラチン+ゲムシタビンへの追加効果を示した「Necitumumab plus gemcitabine and cisplatin versus gemcitabine and cisplatin alone as first-line treatment for stage IV squamous non-small cell lung cancer: A phase 1b and randomized, open-label, multicenter, phase 2 trial in Japan」(Lung Cancer 2019;129:55-62)が掲載されました。 当ブログでも...
肺癌勉強会 | 2019.01.29 Tue 07:46
ちょっとだけ「がんの歴史」について勉強しました。 紀元前3000年くらい 古代エジプトの「エドウィンスミスパピルス」に乳房の腫瘍についての症例の記載し、治療として熱した器具で焼く焼灼術が勧められるとのこと 紀元50年くらい ローマにてアウルス・コルネリアス・ケルススが「ドメディチーナ」で口、乳房、陰茎などの体表の癌と肝臓や大腸などの体内の癌について記載 紀元2世紀くらい ギリシャにてガレノスが61種類の癌について記し、「黒い胆汁」が過剰になると癌になるという「体液説」を唱える...
肺癌勉強会 | 2019.01.14 Mon 17:12
EGFR/ALK遺伝子変異のないPD-L1 50%以上の未治療非小細胞肺癌症例に対するペンブロリズマブ(キイトルーダ)単剤治療とプラチナ併用化学療法を比較した第3相試験である「KEYNOTE024試験」が2016年のNEJMに報告されました。その際の全生存期間の結果に関しては未到達(HR 0.60)との報告でした。 関連記事:【KEYNOTE024】ペンブロリズマブpembrolizumab(キイトルーダ)はPD-L1高発現非小細胞肺癌の1次治療で化学療法よりも有効(「肺癌勉強会」ブログ内) 先ほど、KN024試験のアップデート解析での全生存期...
肺癌勉強会 | 2019.01.09 Wed 18:02
(肺癌診療ガイドライン 2018年版より) 先月に「肺癌診療ガイドライン 2018年版」が発刊され、特に新規のドライバー遺伝子変異陰性の?期非小細胞肺癌症例を受け持った時に「複合免疫療法」で全国の呼吸器内科医や腫瘍内科医は頭を悩ませていることと思われます。実際にわたくしも悩んでいます。。。 Pembrolizumab(キイトルーダ)単剤治療での「KEYNOTE024試験」。 非扁平上皮肺癌に対する、「KEYNOTE189試験」、「IMpower150試験」。(と「IMpower132試験」) 扁平上皮肺癌に対する、「KEYNOTE407試...
肺癌勉強会 | 2019.01.06 Sun 22:56
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。当方は年末年始関係なく病院で過ごしており、肺癌(とその他の呼吸器疾患)と毎日戦っております。 先日、Respiratory Investigation誌に掲載されました肺非結核性抗酸菌症と肺癌についての慶應義塾大学の楠本先生/朝倉先生の報告「Development of lung cancer in patients with nontuberculous mycobacterium lung disease」(Respir Investig 2018)について勉強しました。結節影や小結節影、空洞影のある肺抗酸菌症の症例はいつも肺癌症例と鑑別が困難にな...
肺癌勉強会 | 2019.01.03 Thu 16:13
今や進行非小細胞肺癌の治療として免疫療法は外せません。常々その効果予測因子や免疫関連有害事象に関連する項目については目を見張っています。先ほどJAMA Oncology誌に仙台厚生病院の戸井先生と菅原先生にグループによる抗PD-1抗体治療と既存の自己抗体の効果を見た「Profiling Preexisting Antibodies in Patients Treated With Anti-PD-1 Therapy for Advanced NSCLC」(JAMA Oncology, published online Dec. 27. 2018)が掲載されましたので勉強しました。肺癌治療の立場からは有害事象も認容される範囲内であり、かつ効...
肺癌勉強会 | 2018.12.29 Sat 14:04
未治療ALK陽性非小細胞肺癌に対するアレクチニブの効果を見た第3相試験である「ALEX試験」の結果が昨年2017年のNEJMに掲載されています。以降、本邦のガイドラインでもALK陽性非小細胞肺癌の1次治療としてはアレクチニブが満場一致で推奨されています。そのALEX試験から中枢神経系に対する効果について別途解析された結果が先日のAnnals of Oncology誌「Alectinib versus crizotinib in treatment-naive ALK-positive NSCLC: CNS efficacy results from the ALEX study」(Annals of Oncology 2018;29:2214-2222)に掲載されまし...
肺癌勉強会 | 2018.12.26 Wed 07:35
ベバシズマブは以前からプラチナ併用化学療法に追加して用いることが多く、腫瘍血管の正常化や胸水に対する効果、脳浮腫に対する効果を実感することがあります。あらゆる場面で効果的と考えられているベバシズマブの病勢増悪後のベバシズマブの追加効果を見た「AvaALL」試験の結果が先日のJAMA Oncology誌「Safety and Efficacy of Bevacizumab Plus Standard-of-Care Treatment Beyond Disease Progression in Patients With Advanced Non–Small Cell Lung Cancer The AvaALL Randomized Clinical Trial」(JAMA Oncol 201...
肺癌勉強会 | 2018.12.17 Mon 08:43
全223件中 31 - 40 件表示 (4/23 ページ)