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先日から進行非小細胞肺癌の2次治療以降に対してall comerで抗PD-L1抗体であるアテゾリズマブ(テセントリク)が使用可能となっています。免疫治療は単剤でもある一定の群には高い効果を示しておりますが、より広くの患者群により高い効果を求めて複合免疫治療の有効性が提唱され始めています。 さきほど、NEJM誌にアテゾリズマブを化学療法に併用したIMpower150試験「Atezolizumab for First-Line Treatment of Metastatic Nonsquamous NSCLC」(NEJM published on June 4, 2018)が掲載されましたので早速勉強しました。 ...
肺癌勉強会 | 2018.06.05 Tue 20:03
ALK陽性非小細胞肺癌に対する1次治療としてクリゾチニブとプラチナ+ペメトレキセドを比較したPROFILE1014試験の最終OSの結果がJCOに先ほど報告されましたので「Final Overall Survival Analysis From a Study Comparing First-Line Crizotinib With Chemotherapy: Results From PROFILE 1014」(JCO Published on May 16, 2018)について勉強しました。 【目的】 〇第3相PROFILE1014試験ではALK陽性進行非扁平上皮非小細胞肺癌において1次治療として化学療法と比較してクリゾチニブを比較した。 〇ここに最終的な全生存期間の結...
肺癌勉強会 | 2018.05.18 Fri 01:10
悪性胸膜中皮腫に対する免疫治療として抗CTLA4抗体であるトレメリムマブと抗PD-L1抗体であるデュルバルマブの併用試験NIBIT-MESO-1試験「Tremelimumab combined with durvalumab in patients with mesothelioma (NIBIT-MESO-1): an open-label, non-randomised, phase 2 study」(Lancet Respir Med Published: 14 May 2018)の結果が発表されたので勉強しました。 以前に「肺癌勉強会」でも非小細胞肺癌に対するトレメリムマブ+デュルバルマブ併用療法の効果についての試験を紹介しましたが、今回は胸膜中皮腫に対する効果と安全...
肺癌勉強会 | 2018.05.17 Thu 00:24
肺癌治療ではPFSやOS、RRなどの効果を示す指標は大変重要ですが、患者側からすると治療中や治療後のQOLも重要です。QOLや少ない副作用を重視する方もいるくらいです。 先日、JCO誌に掲載された「Patient-Reported Symptoms and Impact of Treatment With Osimertinib Versus Chemotherapy in Advanced Non–Small- Cell Lung Cancer: The AURA3 Trial」(JCO Published on May 7, 2018)について勉強しました。 【背景】 〇患者報告による記録データは新規の癌治療の臨床的利益を評価するために重要である。 〇AURA3試験...
肺癌勉強会 | 2018.05.11 Fri 00:29
以前に報告したオピオイド誘発性便秘に対するナルデメジン(スインプロイク)のQOLに対する報告「Randomized phase 3 and extension studies: Efficacy and impacts on quality of life of naldemedine in subjects with opioid-induced constipation and cancer」(Annals of Oncology, Published: 18 April 2018)について勉強しました。肺癌患者さんも3-4割含まれております。 【背景】 〇ナルデメジン(末梢性μオピオイド受容体アンタゴニスト)の癌に対するオピオイド誘発性便秘(OIC)への効果や安全性はダブルブラ...
肺癌勉強会 | 2018.04.20 Fri 08:23
AACRの発表を受けてNEJM誌に突然掲載された3論文の2つ目として、1次治療での非小細胞肺癌に対するニボルマブ+イピリムマブ併用療法の効果みたCheckMate227試験「Nivolumab plus Ipilimumab in Lung Cancer with a High Tumor Mutational Burden」(NEJM2018, published on April 16, 2018)について勉強しました。 現時点でわたくしの施設では抗CTLA-4抗体であるイピリムマブは実臨床で使用したことがないことと、TMBが測定できないことから実感が沸きにくいのですが、SqやNon-Sqをまとめて治療効果を見ています。この免疫療法の...
肺癌勉強会 | 2018.04.17 Tue 01:00
シカゴで行われているAACR2018での発表を受けて、NEJM誌に3編肺癌の免疫治療関連の論文が掲載されましたので読み解いています。 1つ目は未治療非扁平上皮非小細胞肺癌に対するプラチナ+ペメトレキセド±ペンブロリズマブの効果を見たKEYNOTE189試験「Pembrolizumab plus Chemotherapy in Metastatic Non–Small-Cell Lung Cancer」(NEJM2018 published on April 16, 2018)について勉強しました。 感想としてはコントロール群との圧倒的な差に痺れました。効果が十分なのはとても理解できました。ただ肺癌治療にとっ...
肺癌勉強会 | 2018.04.17 Tue 00:18
実臨床では非小細胞肺癌が診断された場合には一般的にはEGFRやALKなどのドライバー変異の確認やPD-L1の発現を確認します。組織検体が採取困難な場合に、胸水や腹水からセルブロック検体を作成することがありますが、同検体からのPD-L1の発現はいろいろ議論がありました。今回はセルブロック検体を含む1400を超える検体のPD-L1についての検討として「Cytology cell blocks are suitable for immunohistochemical testing for PDL1 in lung cancer」(Annals of Oncology, Published on 12 April 2018 )について勉強しました。 ...
肺癌勉強会 | 2018.04.16 Mon 20:52
現在、実臨床でもROS-1再構成を検査することが可能で、今までEGFR/ALK陰性であった非小細胞肺癌患者群を(検体が残っている)場合にはROS-1を検査に出していることと思います。一般的に非小細胞肺癌の1-2%と言われているので、そう簡単にお目にかかれない印象ですが、陽性であった場合にクリゾチニブによる治療が可能となります。自分でも数えるほどしか経験がありませんが、「ROS-1が陽性」であった時はカンファレンスでも一盛り上がりを見せています。 今回は東アジアのROS-1陽性非小細胞肺癌を対象にした第2相試験の結果「Pha...
肺癌勉強会 | 2018.03.31 Sat 05:42
さきほどJCO誌にニボルマブの5年間フォローの結果について掲載されましたので「Five-Year Follow-Up of Nivolumab in Previously Treated Advanced Non–Small-Cell Lung Cancer: Results From the CA209-003 Study」(Published on March 23, 2018)について勉強しました。 効果のある人は限られていると考えられていた免疫治療ですが、効果の持続する群は3年でも5年でも効果があり続けるようです。「Nine 5-year survivors (56%) completed the maximum 96 weeks of nivolumab(5年生存者の56%が最大の96週間のニボルマブ...
肺癌勉強会 | 2018.03.24 Sat 21:59
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