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「肺癌診療ガイドライン2018年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む」が12月5日付で金原出版から発売されます。肺癌学会では先行して医学書コーナーに並んでおります。 全領域にわたりGRADEによる推奨度方式を用いており、EGFR、ALK、免疫治療など最新の臨床データが盛り込まれております。肺癌学会中ですが読み込みます。 JUGEMテーマ:肺癌 ▼「肺癌勉強会」は「ブログランキング」に参加しています。 にほんブログ村 ...
肺癌勉強会 | 2018.11.30 Fri 07:19
EGFRチロシンキナーゼ阻害薬使用中の獲得耐性は、多くの症例で経験します。オシメルチニブを使用すべく、数年前から再生検や血漿検体でのT790M耐性変異を検出するために躍起になっております。実際は再生検を行うことに忙しい呼吸器/腫瘍を専門にする医療者の時間を取られたり、再生検によって苦しい思いをする肺癌患者さんもいらっしゃったりすることでしょう。幸い「T790M」変異が何らかの形で検出されれば治療選択肢が増えて効果も期待できる「オシメルチニブ(タグリッソ)」が使用できるので患者さんも医療者もHAPPYなのですが...
肺癌勉強会 | 2018.11.26 Mon 07:15
EGFR陽性非小細胞肺癌に対して1次治療でオシメルチニブが使用可能となってしばらく経過します。効果や有害事象の頻度の面からオシメルチニブが選択されるケースが増えてきているものと考えます。EGFR陽性非小細胞肺癌症例では長期間の治療戦略が重要となってきますので、もちろんオシメルチニブ単独で全て完結すれば問題ないのですが、遺伝子変異の種類や耐性後の治療などを勘案すると他のEGFR-TKIも上手に使い分ける必要があるかと思います。 実臨床でも本研究のような症例がいると思いますが、アファチニブ→オシメルチ...
肺癌勉強会 | 2018.11.22 Thu 07:29
「FLAURA試験」の結果からEGFR陽性の進行非小細胞肺癌の1次治療はオシメルチニブ(タグリッソ)を使用することが増えてきています。無増悪生存や奏功率や有害事象のプロファイルからもオシメルチニブが勧められるのですが、今回は中枢神経系病変に対する効果についての報告がJCO誌に先日掲載されましたので、「CNS Response to Osimertinib Versus Standard Epidermal Growth Factor Receptor Tyrosine Kinase Inhibitors in Patients With Untreated EGFR-Mutated Advanced Non–Small-Cell Lung Cancer」(JCO 2018)につ...
肺癌勉強会 | 2018.11.21 Wed 08:06
手術可能なEGFR陽性非小細胞肺癌における術前後のEGFR-TKIについて示された報告は少ないです。先ほど、JCO誌に「SELECT: A Phase II Trial of Adjuvant Erlotinib in Patients With Resected Epidermal Growth Factor Receptor–Mutant Non–Small-Cell Lung Cancer」(JCO 2018)が掲載されましたので、勉強しました。 現在、手術可能な非小細胞肺癌においては、場合によっては遺伝子変異を確認しないこともあるかと思います。今後は再発後のことも勘案し、遺伝子検索が必要かと考えます。ただし、免疫治療に関係す...
肺癌勉強会 | 2018.11.19 Mon 21:09
複合免疫療法が推奨される時が近づいてきております。抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体と化学療法の組み合わせ、肺癌の状態、患者さんの状態によって治療法が決まります。ある程度、新しい肺癌診療ガイドラインに指針は示されることと思っていますが、医師側の治療選択に任される部分も大きくなってくるのかとも思っています。つまり、勉強と日常臨床が極めて大事です。 今回は先日NEJMに報告されました扁平上皮肺癌に対するペンブロリズマブの複合免疫療法「Pembrolizumab plus Chemotherapy for Squamous Non?Small-Cell Lung Can...
肺癌勉強会 | 2018.11.15 Thu 23:41
日常臨床とわたくしに与えられた山積みの仕事のため、ブログの更新が途絶えておりました。時間術、仕事術、勉強法、計画力など多くを学び直し、またこの「肺癌勉強会」を発信していく所存です。 実臨床では非小細胞肺癌の約20%にあたる?期肺癌に対して化学療法後に抗PD-L1抗体であるDurvalumab(イミフィンジ🄬)が使用できるようになりました。目標が「CURE」である?期肺癌において、「CURE」が現実味を帯びてきました。同時化学放射線治療を完遂でき、免疫治療を行うことができる患者群は限られてきますが、...
肺癌勉強会 | 2018.11.14 Wed 08:14
【研究会参加】 9月21日に「新横浜プリンスホテル」にてブリストル・マイヤーズスクイブ社主催の「Immuno-Oncology Conference in Kanagawa」が開催されました。わたくしも演者として「当院におけるオプジーボの使用経験」の演題で約20分話させて頂きました。 ---以下、要約--- ■Take Home Message 迷ったら 使ってみよう ニボルマブ ■肺癌診療ガイドライン(サブグループ別) 〇遺伝子変異陽性→「キナーゼ阻害薬」 〇PD-L1≧50%→「Pembrolizumab」 〇その他→「殺細胞性抗癌剤」 〇PD-L1≧50% &rar...
肺癌勉強会 | 2018.09.24 Mon 07:42
【呼吸器勉強会】 先週、院内呼吸器勉強会でわたくしが「いま、呼吸器内科医がみんな知りたい「進行非小細胞肺癌に対する免疫治療の使い分け」」という題名で進行NSCLCに対するICIの使い分けに迫ってみました。私見が多分に含まれております。 ---以下、要約--- いま、呼吸器内科医がみんな知りたい「進行非小細胞肺癌に対する免疫治療」 ■Take Home Message ICI 使ってみないと 分からない(結局のところ) ■肺癌診療ガイドライン(サブグループ別) 〇遺伝子変異陽性→「キナーゼ阻害薬」 〇PD-L1≧5...
肺癌勉強会 | 2018.06.11 Mon 08:08
先日、JCO誌に第2世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるダコミチニブの第3相比較試験である「ARCHER1050試験」のOSの結果「Improvement in Overall Survival in a Randomized Study That Compared Dacomitinib With Gefitinib in Patients With Advanced Non–Small-Cell Lung Cancer and EGFR Activating Mutations」(JCO 2018)が掲載されましたので勉強しました。なかなかサブグループ解析でゲフィチニブと差をつけることは難しく、今後ダコミチニブの特性がより明らかになればと思います。 【目的】 〇ARCHER1050...
肺癌勉強会 | 2018.06.08 Fri 12:41
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