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扁平上皮肺癌の1次治療に対する抗CTLA-4抗体であるイピリムマブ(ヤーボイ)の化学療法への追加効果を見た第3相試験の結果「Phase III Trial of Ipilimumab Combined With Paclitaxel and Carboplatin in Advanced Squamous Non–Small-Cell Lung Cancer」(J Clin Oncol. 2017 Aug 30)が先日JCO誌に報告されましたので、通勤中で勉強しました。 現在、ニボルマブとイピリムマブの併用の臨床試験が現在進行中とのことですが、なかなか抗CTLA-4抗体単独の追加効果は扁平上皮肺癌については厳しそうです。 【目的】 ○...
肺癌勉強会 | 2017.09.15 Fri 08:37
先日、EGFR陽性非小細胞肺癌に対する1次治療としてのオシメルチニブの効果を見た第3相試験である「FLAURA試験」がESMO2017に発表されました。それに先立って、JCO誌にAURA試験の2つのコホートから1次治療にオシメルチニブを使用された患者群の解析「Osimertinib As First-Line Treatment of EGFR Mutation–Positive Advanced Non–Small-Cell Lung Cancer」(Published at jco.org on August 25, 2017.)について発表されましたので改めて勉強しました。 FLAURA試験の結果もそうでしたが、1次治療においてもオシメルチ...
肺癌勉強会 | 2017.09.14 Thu 07:46
現在でも悪性胸膜中皮腫に対する治療は限定的で診断された時点で非常に予後が不良である旨を説明する必要があります。以前に、悪性胸膜中皮腫に対するベバシズマブの効果やペンブロリズマブのKEYNOTE028試験を取り上げました。 昨日、JCO誌に悪性胸膜中皮腫に対する1次治療として、標準治療であるシスプラチン+ペメトレキセドにニンテダニブ(オフェブ)を追加する第2相試験「LUME-Meso:Nintedanib Plus Pemetrexed/Cisplatin in Patients With Malignant Pleural Mesothelioma: Phase II Results From the Randomized, Placebo-...
肺癌勉強会 | 2017.09.13 Wed 08:14
先ほど、Lancet Oncology誌に、BRAF阻害薬であるダブラフェニブ(タフィンラー)とMEK阻害薬であるトラメチニブ(メキニスト)の併用療法の未治療BRAF陽性非小細胞肺癌に対する第2相試験の結果「Dabrafenib plus trametinib in patients with previously untreated BRAFV600E-mutant metastatic non-small-cell lung cancer: an open-label, phase 2 trial」(Published: 11 September 2017)が発表されたので早速勉強しました。 昨年2016年12月にも同様の治療が既治療BRAF陽性非小細胞肺癌に対する第2相試験としてLancet Oncol...
肺癌勉強会 | 2017.09.12 Tue 01:25
現在マドリードで開催中のESMO2017で、EGFR陽性非小細胞肺癌に対する1次治療としてオシメルチニブ(タグリッソ)と第1世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(ゲフィチニブ、エルロチニブ)とを比較した第3相試験「FLAURA試験」の結果が発表されました。同時にアストラゼネカ社のプレスリリース(https://www.astrazeneca.com/media-centre/press-releases/2017/astrazeneca-tagrisso-shows-potential-as-a-new-standard-of-care-in-1st-line-egfr-mutated-lung-cancer-at-esmo-2017-congress-08092017.html)にも情報が掲載されました...
肺癌勉強会 | 2017.09.10 Sun 01:21
昨日からマドリードでESMO2017が開催されております。手術不能ステージ?非小細胞肺癌の化学放射線療法後のPD-L1抗体(デュルバルマブ)の効果を見た第3相試験である「PACIFIC試験:Durvalumab after Chemoradiotherapy in Stage III Non–Small-Cell Lung Cancer」(2017 NEJM)が発表され、その後にNEJMに論文化されましたので早速勉強しました。 現時点では本邦ではデュルバルマブは使用できません。今後新しい免疫治療の選択肢として使用できるようになった際にはステージ?非小細胞肺癌の治療の選択肢として広まることは...
肺癌勉強会 | 2017.09.09 Sat 14:13
現在、進行非小細胞肺癌診療では腫瘍組織のPD-L1発現を見て、治療方針を決めるのが主流となりつつあります。 進展型小細胞肺癌の治療はこの10年くらい、大きく治療方針を変えるような治療の発展に恵まれておりません。今回は、小細胞肺癌に対する免疫治療ペンブロリズマブの安全性と効果を見た第1b相試験、先日発表されたJCO2017から「Pembrolizumab in Patients With Extensive-Stage Small-Cell Lung Cancer: Results From the Phase Ib KEYNOTE-028 Study」(JCO 2017, published online before print August 16, 2017)につい...
肺癌勉強会 | 2017.08.21 Mon 05:25
【研究会参加】 8月1日に「二子玉川エクセルホテル東急」にてアストラゼネカ主催の「Lung Cancer Academia in KAWASAKI」が開催されました。わたくしも演者として「再生検の現状と課題-組織検体採取のための取り組み-CTガイド下生検」の演題で講演しました。勉強したこと、検討したことを、さっそく今日からの肺癌診療に生かしていきます。 ---以下、要約--- 「再生検の現状と課題-組織検体採取のための取り組み-CTガイド下生検」 ■CTガイド下生検 ○(主に)肺病変に対して、CTの断層像を見ながら体の表面から穿刺して組織...
肺癌勉強会 | 2017.08.04 Fri 08:18
既治療非小細胞肺癌に対する抗PD-L1抗体アテゾリズマブの効果を見た第2相試験「POPLAR試験」、ドセタキセルとの比較第3相試験「OAK試験」は肺癌勉強会でも紹介しました。今回はPD-L1発現で患者群を選択し、1次治療を含む非小細胞肺癌を対象にアテゾリズマブの効果と安全性をみた第2相試験である「Phase II Trial of Atezolizumab As First-Line or Subsequent Therapy for Patients With Programmed Death-Ligand 1–Selected Advanced Non–Small-Cell Lung Cancer (BIRCH)」(JCO Published on June 13, 2017)につ...
肺癌勉強会 | 2017.06.30 Fri 02:57
COPDは肺癌の基礎疾患として重要です。以前から、CTでの気腫や間質性変化、肺機能検査上の閉塞性肺疾患の存在が肺癌のリスク因子として言われていますが、本邦のデータで定量的に示した報告は限られています。今回は慶應大学がまとめているCOPDコホートからCTでの画像的評価から癌の発生母地について検討した「Radiologic features of precancerous areas of the lungs in chronic obstructive pulmonary disease」(International Journal of COPD 2017;12:1613-1624)について勉強しました。本研究が進めば、画像的変化から早期に肺...
肺癌勉強会 | 2017.06.29 Thu 01:43
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