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JUNE/BL/ML

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JUNE/BL/MLなど言われる、男×男などの同性愛要素を含む創作小説テーマです。
※ R-18作品には必ず分かるように明記しましょう。
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寄り道 act.2

-雨やどり番外編- 電話なんて、1日1回すれば十分すぎるだろう?むしろ、しすぎなくらいじゃないか? それに、自分の知らないところで自分の知らない人間とは会うなだなんて、そんなの無茶苦茶だ。 ただでさえ、俺達は高校生と大学生という事で、時間の使い方だって全然違うし、お互いの友人関係なんてお互いが知らない相手ばかりだというのに。 だいたい夜は出かけるなだなんて、二十歳を超えた俺は、当然友人達と飲みに行く機会だって少なくはないのだ。 俺自身は酒に弱いが、友人達と酒を酌み交わす席は嫌いではなかった。...

駄文倉庫 | 2021.05.30 Sun 00:12

寄り道 act.1

-雨やどり番外編- 冷たい冬の雨の日に出会った記憶喪失だった少年は、梅の花弁が満開に咲き誇る季節を迎えても隣で笑っていた。 いつも部活を終えたその足で、あいつの通う高校からほど近い俺のアパートへと足繁く通ってくる。 あいつが向けてくれる一途な想いも、あいつが与えてくれる満たされた時間も。 全てが少し照れくさく、だけどひどく愛おしい───…。 「おまえさ、確か熱血サッカー小僧だって自分で言ってなかったか?」 付き合い始めたと言っても、まだ始まってから2週間程度。 だけどこの2週間の間、放課...

駄文倉庫 | 2021.05.29 Sat 23:07

ロミオとジュリエット 67★

                    登場人物プロフィールはこちら                    主人公東郷の邸宅   結の、 「きっとあなたを奪い返すから!」 の声が、胸に突き刺さり、私の体の中で何度も何度もこだました。 「好き!今でも!好き!大好き!」 私は既に、ドイツの自宅に戻っていた。 台所で、オレンジの皮をむき、白い綿をスプーンで黙々とこそぎ取っていた。 「旦那様のオレンジピールは美味しいから。」 ジップが、にこやかに笑って白い綿を生ごみバケツに入れていく。 ...

大人のためのBL物語 | 2021.04.28 Wed 19:26

鋭さがまったく足りない様子

うむ、めちゃくちゃのんびりしてるのが原因かな。常に機敏を意識し、普段から鋭くしていなければ、動きは鈍いままだろう。 JUGEMテーマ:JUNE/BL/ML

慎重にすべき発言 | 2021.01.16 Sat 12:50

明けましておめでとうございます!!

    皆様、明けましておめでとうございます!!   昨年中は大変な年となりましたが、皆様にはお変わりないでしょうか。   私は職場が色々ピンチで(自粛対象だったものですから💦)途中からWワークを始めたりしました💦 おかげで私生活がとっちらかってしまって、1つのことしか出来ない自分に情けないやら呆れるやらで、何も手につかずにバタバタしてしまいました💦 皆様には本当にご迷惑をおかけしてしまい、年の初めからの謝罪となりまして申し訳ありません...

真昼の月 | 2021.01.01 Fri 00:09

煙草の煙と、君と。【前】〜高嶋side(水のない川・続?)

 「…んっ、あ」    慎一の中で果てた高嶋のものがずるりと引き抜かれる感触に、切なげな声が漏れて、出したばかりのモノに、また血が集まる。  ――昨夜から、何回目だ?  高嶋は、数えるのもバカらしくなるくらいの自身の熱に、失笑した。  荒い息を吐いてぐったりと脱力した慎一が、額に張り付いた髪をかき上げて、高嶋をぼんやりと見上げている。緩んだ唇は赤く濡れていた。  滑らかな肌に散らばる白濁をさりげなく拭ってやると、高嶋の瞳を捉えていた潤んだ瞳が、羞恥に揺れた。    ...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2020.12.26 Sat 23:29

寂しがりやの恋人 ?(水のない川・続?)

 「わ、美味しそう!」    タオルで拭いただけの湿った頭のまま、慎一はリビングに戻ってきた。テーブルに並べられたオードブルやチキンに、感嘆の声を上げる。    「ちゃんと乾かさないと風邪引くぞ」  「大丈夫。いつもこうだから。勝手に乾くよ」    意外と無頓着なところのある慎一は、高嶋が出しておいたスウェットの上下を着てタオルを首に巻いたまま食卓についた。  いつもは下ろしている前髪がかき上げられていて、形の良い額が見えている。癖のないサラサラの黒髪は、乾けば前...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2020.12.26 Sat 22:50

寂しがりやの恋人 ?(水のない川・続?)

 馨たちと遅くなった夕食を済ませ、部屋に戻った慎一は机の上にスマホを放り出す。  それから、お風呂に入って、宿題を済ませて、やる事が無くなった。  ステファノ祭の小物作りも、部屋に持ち帰ってやらなきゃいけないほど、切羽詰まってはない。慎一の割り当て分はもうほぼ終わっていた。  残った端裂で作ってる物もあるけど、今日はもうやる気になれない。    まだ寝るには早いかな、とは思いながらも、電気を消してベッドに入る。机の上に放りっぱなしだったスマホを持って。  音は切ったままのスマホが、何度も...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2020.12.26 Sat 22:44

Loser 10

   四日は朝から慎一のおじい様の家に遊びにいった。  慎一は昨日こっちに戻ってきたんだって。  お正月に来てくれたのは嬉しいけど、一晩しか泊まってくれないのが寂しいと、おじい様はちょっと不満そうだけど。    「馨くんも、春からステファノ大学へ進学するんだろう?」    和食に飽きたからと、最近お気に入りだという高級中華の宅配(!)のお料理がずらりと並んだダイニングテーブル。  僕は慎一と一緒に、お昼を御馳走になっている。  パッと見、宅配に見えないし、味はお店で食べるのと変わら...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2020.12.25 Fri 00:20

Loser 9

   「紡たちから、何か聞いた?」    食堂での雰囲気で、なんとなく要はあのこと知ってるような気がしたんだよね。要が知ってるってことは――。    「本人から聞いた」  「え、新庄がしゃべったの?」  「てか、俺らが休んでる間になんかあったとしか思えないだろうが。お前らの新庄への態度って。大体類は隠し事下手くそ過ぎる。お前もな」    淡々と返されてしまった。やっぱりバレてたか。    「そもそも新庄自身が、俺に対して挙動不審だったし。あいつも、ちょっと...

サバクノバラトウミノホシ。 | 2020.12.24 Thu 00:05

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