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さて、2023年卯年の一年が始まりました。今朝の福岡も穏やかな晴天のようで、大晦日から比較的暖かい年越しとなりました。今年一年が、穏やかで皆様にとって実りのある一年であることを祈念して止みません。さて、私も学校を卒業して建築の仕事につき、実に40年という月日が流れました。またその大半を住まい創りに奔走してきて、たくさんのお客様たちに支えられながらも、なんとかここまできたなぁという想いと、ここまで歩んできてもまだまだ発展途上である自分の不甲斐なさとが錯綜して、ふと立ち止まって振り返ると呆然としてし...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2023.01.02 Mon 07:33
皆様、明けましておめでとうございます。2023年が始まりました。素敵なお正月を迎えておられることと思います。髭は怒涛の如く大晦日の日中まで打ち合わせが入っておりましたので、バタバタとすごし、夕刻慌てて近所の蕎麦屋さんにお願いしていた年越しそばを取りに行き、家族と共に年越しそばを食べ、恒例の年越しルーティンに出かけました。まずは大晦日のうちに博多駅そばの若八幡で、一年の厄落としをし、飲み食いなどしてカウントダウンを待ちます。その足で筑前一宮、住吉神社に初詣参拝に行くというルーティンです。もう10年...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2023.01.01 Sun 16:54
いよいよあと数時間で2022年も暮れます。色々思うことの多い一年でした。世情の目まぐるしい変化もそうですが、これからの時代はなかなか大変そうです。ただ、年齢的には世が世なら御隠居さんでも良い時代。おかげさまでまだまだ元気ですが、この元気な肉体と精神をもって、少し視野を広げて、第2ステージはもう少し面白おかしくという思いが湧きます。近頃志の高い若者に触れたり、頭をニュートラルにすれば、乱れているような世の中もまたスパイラルに進化していっていて、その中で自分が、どう泳いでいくかということをじっく...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.31 Sat 21:02
私の憧れの存在だった叔父のあの横顔を思い出すと、人間は生きているうちに本当にやりたいことを全てやって生涯を全うしなければならないなといつも思います。最後に残された時間が、もう少しあれば、世の中のために働きたかったと言われた叔父は、在宅の終末治療を受けていましたが、私が見舞いに行ったその日は上機嫌で出前の寿司をつまみビールで乾杯をしました。それから数日後でした。何となくですが、世の矛盾をぼやいてみても、自分の不満を思い描いてみても何も始まりません。今、この今をどう生きているかであって、ぼやい...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.31 Sat 07:23
物言うにも、暗黙の圧がかかってくる感じが、じわじわと感じられるようになってきている傾向があります。過敏すぎると言われてしまいそうですが、あらゆる閉塞感と情勢が厳しい時代には、全体主義が正義のような顔をして振る舞いをし始めます。巨大なメディアは20年ほど前から完全に政府寄りですし、こぞって今の社会をごまかしながら続けてきた責任は大きいと思います。ただその責任は同時代を生きている私たちも同様で、先年の安保改正の時には、街頭にもデモが起こりました。私も参加しましたが、今はそういう勢いを感じません。...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.30 Fri 07:20
伊能忠敬のような大事業をこなす余力や蓄財は私にはないし、介護老人を一人抱えている身でそれほどの自由などないのですが、赤いものを身につけて生まれ変わりだと言われる「還暦」という節目の一年を送りながら、つらつらと漠然と考えてきたのは、残り時間を自由に愉しみたいという事でした。そもそもが、好き勝手にやっている人生ですから、「何を今更お前」と言われてしまいそうですが (笑)、こう見えても案外自分を縛り、身辺のものに気遣いながらなんとなく折り合いをつけながらここまで来た感は否めません。いや本当ですって、...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.29 Thu 07:13
さて、2022年もあと数日となりました。私の日常はエンドレスに仕事が続いているので、特段変化もなく黙々と日々のルーティンを消化しながら送っておりますが、なんと言っても今年は還暦の年男。身体的には特段変化もなく、お陰様でここまで息災に暮らしてこれたことは、感謝に絶えません。ただ、心境には大きな変化がやってきています。年明けの早い時期に、遠方に住む娘から、孫の誕生を知らせる連絡がありました。娘の成長は節々で大きな喜びでしたが、その娘が子供を産むとなると、また想いはひとしおですね。なんとなく、娘が親...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.28 Wed 07:28
言葉の劣化のお話しや、礼儀なんてお話しをすると、「まさにそれそれ!」と小躍りしてネトウヨ風のおじさん達がワチャワチャと賛同してくれますが、私が言っているのは残念ながら彼らの主張の真反対で、「かつての日本は良かった、礼儀正しく、社会の隅々までもっと規律があった」などと言われると、元来虫唾が走るたちであります。若い人ばかりが劣化しているということでもなく、むしろ、私達から少し上の世代の方などの方が、バブルを謳歌した想いが忘れられないのか、膠着した価値観の中で空威張りを復活したい亡霊のようなもので...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.27 Tue 07:29
人の気分などというものは、ちょっとした言葉の掛け合いでどうにでも変容していくもので、例えばその言葉の選択一つで、陰にも陽にも変わりうるものだといつも思います。寒いこんな季節だから余計にそう思うのか、言葉は「てにをは」ひとつ変わっても、全然意味の違うものに感じてしまいますし、スマホのチャットやメールだけではその辺りは決して修練されないので、近頃目にするものはぶっきらぼうで唐突な言葉のやり取りが多く、ワンセンテンスを読んだだけで、喧嘩を売っているように見えてしまったり、最近はそういう理由からト...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.26 Mon 07:20
私の中に、どんなものがあるのかわかりませんが、幼少の頃に目に触れたオスカーワイルドの児童用の「幸福の王子」という物語に触れる機会があって、そのとき、ひとりショックで号泣したことを鮮明に覚えています。街の広場に立つ王子の像は金箔に覆われ、目にサファイア、剣の束にルビーを埋め込んだ豪華なもので、ふと、越冬のために南下する旅立つ前の燕と像に宿った王子の魂との会話から二人の自己犠牲の人々への奉仕の物語が始まります。有名なお話なのでご存知の方も多いと思いますが、貧しい民衆にサファイヤルビーや金箔を剥...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.12.25 Sun 07:43
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