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優しくなければ...。4

 以前にも少し書きましたが、かつて一軒の住宅があった敷地。と言ってもそれほど大邸宅でもない普通の郊外の一戸建てでしたが、そのの既存住宅を、あっという間に壊したかと思うと、土地はいきなり西面道路側から三分割されて、三軒の住宅が今にも軒先がくっつきそうな状態で建ち始めたかと思うと、瞬く間に出来上がりました。そして幟旗が上がり分譲が始まったのです。人様のお仕事に何か言ってはいけないのかもしれませんが、西面しか解放されず南北は隣棟間隔がほとんどない配置は、外部から拝察しても熱的にとても厳しい状況が見...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.01 Sun 07:29

【役に立つ英語表現】建築・土木・工事・設計(中級)

【役に立つ英語表現】建築・土木・工事・設計(中級) ※DMM英会話もしくはiKnowのレッスンで実際に使ったセンテンスです。 ■中級レベル表現集 The new shopping center will need to build more parking areas for their customers\' vehicles. その新しいショッピングセンターは利用者の車のためにもっと駐車場を作る必要があるだろう。 Because there was construction work on the main highway, she decided to go via the back roads. 主要幹線道路は工事中だったので、彼女は裏道を通って行くことにした。 He...

DMM英会話の美人教師と英会話を楽しむブログ | 2022.04.30 Sat 08:24

優しくなければ...。3

 いろいろなものが、上昇気流に乗って拡大している時は勢いがあり、ゆとりもありますから皆笑顔で、それなりの充実感を味わえる雰囲気がありますが、今、このたった今をみたときに、世界全体は停滞と衰退、難航と迷走というキーワードばかりでなかなかそういう要素が見出せないのが実情かもしれません。実は、この国はもう20年も前にそれが始まっているのですが、ミスリードの政治は終始それを誤魔化してきた結果、それに気づいていない方も非常に多くて、どこかチグハグなカオス情報と、手を替え品を替え看板だけを架け替えた消費販...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.30 Sat 07:42

優しくなければ...。2

 冒頭から何だか住まいとは全く関係のないこのところの社会情勢のお話をしましたが。胸を締め付けるような今の現状が、住まいづくりにも影響しないわけがないわけで、コロナ、戦争によって世界的に刺々しい今を見ていると、住まいはより優しくなければならないなと思うのです。優しさ、思いやりと言っても良いのかもしれませんが、相手の気持ちをおもんばかる、つまり自分以外の人間の心のうちを想像するということが優しさの始まりだと思います。現代人は大半の時間を対人間ではなくスマホ画面に向かっているためか、その想像力がど...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.29 Fri 07:30

優しくなければ...。1

 ウクライナの戦争は未だ終息の見込みもつかず、泥沼の様相を呈してきました。極東の離れた島国にいる我々が、やれどっちが悪い、いや本当はこっちなんだ、裏で糸を引いているのは…とネット上でしたり顔で論議しているのを見ると、本当に切なくて仕方ありません。挙句には日本も危ないから軍備増強しろとか、核共有だとか、常軌を逸しています。そのもっともらしい論議の中で、大切な人間の一個一個の命が、真っ赤な血を流しながら死んでいくシーンが浮かんでこない。死んでいく一つの命に沢山の物語や繋がりが存在していて、...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.28 Thu 07:45

多弁な住まい、口籠る建築YA 5

 住まいは何十年も住まい手と語らいます。そのための仕掛けを私たちはたくさん住まいの中に織り込みます。起きている時も寝ている時も、住まい手の安らぐ暮らしのベースとして、能弁に語ります。手すりを握った瞬間にその握りよさや絶妙な位置に感動したり。ふと無意識に上り下りして後からその優しさにグッとくる階段などというものはその真骨頂です。こっち側に身をかわして見えてくるののが絶妙に美しかったり、カウンターにおいたお気に入りのものがすごく映えたり、そういう一つ一つのことが、住まい手とのやりとりとして永遠に...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.27 Wed 07:19

多弁な住まい、口籠る建築YA 4

 私は住まいづくりが終わると、できるだけ住まい手にその住まいの主座に座っていただいて、創り手である私たちは見守りのほうに周り、名実ともにその住まいのフィット感を感じていただくために用がなければなるべく存在を消したいと思うほうです。大昔は建築家大先生がご入居後の家具の配置にまで物を言って、一々住まい手が気遣うなどということもあったようですが、それでは暮らしというものをストレスから解放するという意味では本末転倒ではないだろうかと私は建築家ではなく建築YAを名乗っています。逆に、意匠・構造・設備とい...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.26 Tue 06:37

多弁な住まい、口籠る建築YA 3

 文筆業が専門ではありませんから、拙い語りで恐縮なのですが、やはり字面を追いかけて、私の駄文を読んでくださる方たちとは、ある種の共感が前提としてあり、そこから始まるがゆえに色々な意思疎通がうまくいく気がしてしまいます。よく言われる行間が語るニュアンスが、その役目をしてくれているような気がします。  例えば完成した住まいの写真一枚を掲載したところで案外私の意図はなかなか伝わらない。しかし、その場所に立てば、その空間は形や素材や色や視線の抜けなど様々な要素として多弁に体験者に語りかけてくれます...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.25 Mon 07:01

多弁な住まい、口籠る建築YA 2

 例えば、一冊の本を世に出すためには、草稿から校正を何度も重ねて手間暇かけなければなりません。それだけに、一冊の本には英知が詰まり、私たちは擬似的にその筆者の叡智を少なからず享受できるのですが、近年のネット社会はそういうプロセスをきちんと踏んだ情報もあれば、そうでないものもすごく混じり込んでいて、技術論や人生訓もあれば、一見大発明的に派手に演出された巧みな営業トークカタログも混じっていたりするから、何が何だかわからないカオスなんです。最近、私が暮らす福岡でも、大手書店の売り場面積の減少が目立...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.24 Sun 07:38

多弁な住まい、口籠る建築YA 1

 10年以上も毎日このブログを綴っていて、何が口籠るだと言われそうなタイトルになってしまいました(笑)。ただ、このブログに文章を綴るという事は、公明正大に何かを派手に発表しているというよりは、日々の生業のなかで感じている事を呟いているようなもので、昨今のネットを賑わすインフルエンサーのその巧妙な表現方法に比べれば、私に言わせれば沈黙しているのも変わらないようなものなのです。たまに「よくスラスラとあんなに書けますね」と言われるのですが (笑)、それも案外スラスラなどというものとは程遠いプロセスを経て、...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.04.23 Sat 07:31

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