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GW前に突然声が出なくなって(今は回復しています)、口から発する言葉というものの大切さを噛み締めて、改めて身の回りを考えてみました。コロナ以降、一層の依存拡大をしたSNSも、要は遠い船と船の間で交わす手旗信号のようなもので、双眼鏡を覗きながら、最小限の情報をやり取りする感じに似ているなと思いました。しかも介するインターネットの海はかなりのカオス情報を含んだ大海です。私たちはその意思疎通の拙さで、危うく溺れそうにならないとも限らないと少し心配になってきました。皆さんがスマホを持つようになる前は、少な...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.12 Thu 07:26
スマホの画面は、針の穴のような小さな窓で、無限に広がる、しかもかなりノイズを含んだ荒野のような世界が見えていて、現代人はその中に何かを求めて必死で窓を覗いているように感じます。意思疎通もその世界を介するから、かなりぶっきらぼうになっている。そんな気がして病みません。かつてはリビングの大きなテレビが窓でしたが、急速にその魅力を失いつつある存在となり、今は各々が24時間始終手から離さないスマホにそれが置き換わっている。テレビば受動的なものでしたが、スマホは双方向になり、一応意思疎通もできることに...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.11 Wed 07:04
逆に、「お互いすぐ隣にいるのにスマホの画面のSNSで会話する若者」などという笑い話を時々目にしますが、考えると恐ろしいもので、みすみすその荒削りな方法の方をチョイスしてしまい、その方が面倒がなくて良いと想うのなら、いよいよ人と人とのコミュニケーションがどんどん稚拙化しているような気がして心配になってしまいます。 もう25年以上も前に、各個室が充実したまだ規模の大きな住まいが主流だった頃に、LDKの部分が夕食が終わってすぐに消灯してしまい、個々の部屋に各々が引っ込んでしまうう現象を私は「家庭内ワ...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.10 Tue 05:40
古くからこの国では言霊(ことたま)という言葉があって、発せられた言葉の一つ一つには魂(たましい)が宿るというほどに、その一音一音の言葉は大変大切に扱われてきた歴史があります。何もカルトめいたことを言おうとしているのではなくて、文字ではなく発音される言葉そのものに重きを置くことに私は情緒が豊かだった先人たちのことを想うのです。最近は、スマホやパソコンのSNSなどで、発する言葉よりも字面を追うことが格段に多くになっていると思うのですが、そのことで、コミュニケーションとしてはそれ以前とどうなのかという部...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.09 Mon 07:18
卒じながら、私のゴールデンウィークは、声を失った一週間だった。原因はよくわからないが、突然ある晩から出なくなり、予定されていたお打ち合わせなど散々なもので、関係者の皆さんには大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。今は大分戻り、意思疎通は普通にできるようになりました。夏風邪の最終段階だったのかもしれませんが、熱もなく、体は元気なのに声だけは悲惨でご心配をお掛けしたこと、反省しております。日頃は録音されている自らの声を聞き、これが自分の声かとぎょっとすることも多く、同じような方が多いと聞...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.08 Sun 07:32
社会の価値観が、何もかも貨幣経済という物差しを使うようになってしまって久しいですが、近年いよいよ極まって、それと共に人間の心の内がどんどん刺々しくなってしまっていくのは、そんなことも起因しているのではないかとよく思います。私がいう丁寧な時の流れというものは、まさにそれはそういう物差しとは真逆の価値観なのかもしれません。時間の流れは常に平等ですが、何を思いながら何を見てどう過ごすかによってその豊かさが全く違ってくるように思います。住まいはそういう豊かさを演出する器でありたいと思います。 ...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.07 Sat 07:27
時間がゆっくり流れるということは、感覚的な言い方になってしまいますが、時間が丁寧に流れていくという言い方もできるかもしれません。例えば、食事というシーンを考えても、真逆なのは、お湯を注いだら3分とかいう即席麺を場所も構わずそのまま食べるというようなものから、気持ちの良いダイニングに無垢の木のテーブルと椅子が置いてあったりして、さてここで食事となれば、テープルセッティングはどうしよう、照明はとなり、器はどうしよう、BGMはと、どんどん想像力が膨らんでいき、質が向上していくような設えが住まいとして...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.06 Fri 07:20
空間の持つ力として、住まい手の心身を安心の方向へ導くことができると私は思います。いわゆる人間工学的な汎用性については当たり前のことですが、それに加えてその住まい手特有の部分に関しては、かなり密に詰めていく必要があります。私はよく、住まい手のなかにサウスポーの方がいらっしゃるかどうかを尋ねることがありますが、利き腕がどちらかということだけでも、想定できる動きやすい起居動作も変わってくるからです。その辺りは決して、概論的なレベルではカバーできない安心の要素と言えます。 そして、機能だけでも...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.05 Thu 07:36
私の拙い30年余りの仕事の中でも、さまざまなご家族の暮らしを見つめてまいりましたが、まあそのありようは三者三様、一つとして同じものは存在しません。例えば国民的家族の象徴のようなサザエさん一家のようなご家族などというものは現実には存在しません。皆さんなんらかの歪な要素を抱えながら、日々折り合いをつけながら暮らされている。住まい創りを生業としている私としてできることがあるとすれば、その歪みというか個性というか、そのご家族固有の要素を少しでも汲み取り、ご家族ひとりひとりが、ストレスなく、そしてこれ...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.04 Wed 07:02
私事ですが、私は珈琲が何より好きで、好きというよりは既に私のどこか一部のようになっていて、一日の始まりはその日の分の珈琲を豆を弾き、ドリップし、ポット一つを満たすことから始まるという毎日を送っています。15歳で実家を離れ、寮生活を始めやがて学校のそばの農家の離れに下宿した青春時代、とあるジャズ喫茶のマスターご夫妻に子供のように可愛がっていただきながら、ジャズと珈琲を地肉にしながら大人になっていった経緯があります。15歳の少年に世間様はとても温かく、良いことも悪いことも(笑)全てそこで教えていただ...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2022.05.03 Tue 07:34
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