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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 支えとは、ノドにかかる衝撃を吸収するクッションのようなものです。 低・中音では必要ないのですが、(呼吸が正しければ)音が上がるにしたがって、自然に現れてきます。 ベルカント発声のバイブル1700年代のマンチーニの本では、「みぞおち辺りを中心とした支え・胸の自然の強さ」を、支えの概念を詳しく書き残した1800年代の声楽教師 フランチェスコ・ランペルティは、「胸部の筋肉と 肺の空気による支え」を語っています。 1900年代、アウレリアーノ・ペルティ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.04.28 Sun 08:53
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 発音は、とっても大事です。 正しい声は、正しい発音方法から生まれます。 何が大事かというと、正しい発音ではなく、おしゃべりしている時の自然な本質的な感覚(シンプルで滑らかな・・・)を歌っている時にも同じように持つこと。 この感覚を維持したまま歌うと、声の中に輝きが継続して生まれ、焦点の合った、響きの集まった声になります。 高音域では、スクイッロとよばれる カーンと響きわたる みごとなアクート(高音)になります。 が、 言葉の正し...
アカデミア デル ベルカント | 2024.04.27 Sat 07:47
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 きのうの 弛緩したノドの説明がイマイチ良くなかったと思うので、付け足します。 ノドが開いた状態というのは、声を出していない時(歌っていない、話しをしていない)のリラックスしたノドのことです。 歌う時も、その状態で声を出せばいいのですが、なかなか難しい・・・ 誰でも、まあほとんどの人が、声を出す時に力が入って狭くなります。 そこで、ノドを開けなさい、と先生に言われ、みなさん一生懸命ノドを開けようとするわけなんですが・・・ 声を出...
アカデミア デル ベルカント | 2024.04.26 Fri 08:24
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 筋肉を使おうとすると、筋肉は収縮・・・からだは緊張して硬くなり、歌えません。 リラックスーー弛緩 ・・・ではエネルギーを受けられず、歌えません。 ノドは、何もせずに弛緩した状態では狭く閉じていますし、意志で開けようとすると力が入って硬くなります。 どちらも✖ (現代発声は、お腹に力を入れ、軟口蓋を上げ、ノド仏を下げ、唇を前に突き出し、硬口蓋やマスケラに声を当て・・・力の入ることばかりです) 1700年代、偉大なベル...
アカデミア デル ベルカント | 2024.04.25 Thu 08:28
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 トレモロのような細かく震えるヴィブラートがつく場合…ほとんどが次の二つの原因です。 強過ぎる・過剰な 支え ノドが閉まっている / ノドの開けかたを間違えている 1 または 2 か、その両方か・・・ ノドを開けなさい、とレッスンで先生に言われて、直接的に意思で、縦方向だったり横方向だったり…に開けていませんか? こうして強制的に、部分的に 開けると、ノドは固くなり、声の柔軟性・しなやかさを失います。 ラジオのチ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.04.24 Wed 08:08
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 発声の勉強は、肉体を訓練して強化させるとか、特殊な運動能力や技術を身につけた体になることではありません。 自然と同調し、自然を私たちのために機能させるのが、発声法・発声テクニックです。 自然に備わっている(隠れている)潜在能力を 時間をかけて探し、意識をもって歌えるようにすること、すなわち、無意識の自然ではなく、表に導きだし、達成すべき目標として、自然の歌 があります。 それには、現代発声の 作り変え、置き換える(今日、声楽テクニッ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.03.03 Sun 08:18
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 これは、300年以上続いたベルカント発声の歴史上、一貫して伝えられてきた重要な項目です。 バロック時代のカストラート歌手たちも、最近では カルーゾやマリア・カラスも・・・ (現代発声の)ほお骨を引き上げたり、顔の表面に作る笑顔ではなく、口の中で微笑する感じです。 ノドの空間は、垂直方向・縦 です。 縦だけの筒で歌おうとするのが現代発声ですが、ベルカント発声は、口の平行軸の空間を使って、縦と横のバランスを取ります。 そ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.03.02 Sat 10:03
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント用語 “ chiarire la voce “ 声を明瞭にする chiarire :明確(明瞭)にする、はっきりさせる、不純物を取り除いて澄ます・・・ ( schiarire 明るくする、と間違えないように ) 1700年代のカストラート歌手で、声楽教師で、著書を残している トージ や特に マンチーニ は、声を明瞭で調和のとれた響きにするためには、口とノドの共鳴空間を完全に一致 させることが必要と言っています。 マンチーニが、 口の通常の動き・口...
アカデミア デル ベルカント | 2024.03.01 Fri 10:27
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の力、って何だと思いますか? (腕相撲みたいな力でないことは確かですね) ベルカントの声の力は、静かで穏やかです。 その前提には、昔のベルカント歌手たちが ” 幸せな柔軟性 ” と呼んだものがあり、その効果が 高貴な気品に溢れた歌、です。 もし” 幸せな柔軟性 ”を失うと、生まれ持った貴方の声は、委縮し、ギプスで固められたようになります。
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.29 Thu 10:55
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ノド仏を下げる、軟口蓋を上げる、口を縦に開ける、唇をラッパ型に突き出す・・・は、1800年代後半、フランスの音声学が、共鳴空間を広げる手段として考え出したものです。 分かりやすくて、実行しやすいですか? 勉強しているという充実感がありますか? ほとんどの人が、こう習っていると思います。 イタリア人の先生や イタリアに留学していた人たちが、こう教えますね。 音に どういう効果が出るのか・・・ちょっと、これやめて歌ってみたら、その...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.28 Wed 10:38
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