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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の明暗 キアロスクーロについて、以前書いたように思うのですが、何を書いたかよく覚えていないので、私自身の頭の整理のために もう一度書いておきます。 キアーロ 明るい スクーロ 暗い ベルカント発声の有名な用語で、声の自然な明瞭さと、(正しく開いているノドで生まれる)丸みからくる黒っぽさが一体になった音色を指します。 今でも残っている少ないベルカント用語の一つなのですが、意味は不明になっているようです。 マヌエル・ガルシーアjr は...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.20 Mon 09:31
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 マヌエル・ガルシーアjr. (Madrid , 1805 – Londra, 1906) 現代発声、強制共鳴の創始者 お父さんも同じ名前で、偉大なテノールでした。(ネット上にお父さんと間違えている解説とかあるので要注意) 妹二人も歴史に名を遺すメッツォソプラノ。 すごいファミリーですね。(3人とも、もちろんベルカント発声) マヌエル・ガルシーアjr. もオペラ歌手を目指しますが、4年間勉強したあと25歳で断念します。 妹は彼の声を ”牛の真似するカ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.19 Sun 09:38
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 歌手の発声は、音声医学の指導のもとに置かれて100年以上が経ちます。 圧力・加圧・声帯の振動・横隔膜の上下・共鳴の場所など、医学的な観点からの解説と指導によって、それが声の現実だと誤解されています。 (横隔膜の上下運動は、私たちには感じられません。貴方の横隔膜が今どこにあるか分かりますか?) 歌い手が、ストローやチューブ、マスク(音声に疾患のある人が用いる医療器具)を使うことで、前頭部により多くの振動を感じ、研究者によって、声は より...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.18 Sat 09:20
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 言葉と声の関係を考えるためには、オペラの発祥まで さかのぼる必要があります。 1600年ごろの初期のオペラは、recitar cantando 歌うことで演じる。 最初のオペラの作曲家 ヤコポ・ペーリ (歌手でもあった)は、imitar col canti parla 話すことを歌で真似る と言っています。 モンテヴェルディは parlar cantando 歌うことで話す という表現を好んだそうです。 自然に、話すように歌っていたことを表わしていますね。 ここからベルカント発声が生まれま...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.17 Fri 09:43
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 1840年 パリで、マヌエル・ガルシーアjr. が 「音色を暗くした声」 と 「低く固定された咽頭」 についての手記を科学アカデミーに提出した同じ年、二人のフランス人音声医師 ポール・ディデー と ジョゼフ・ペトルカン も 「新しい声」 「歌の演奏と指導における根本的な革命」 として発表しています。 その中に・・・暗くした声・カヴァーされた声(コペルト)・中の声 を出すために、頭をまっすぐか少し下げて、首の筋肉をしっかり収縮させ声門を強く閉じ、大きく全力...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.16 Thu 09:44
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 大歌手を聴いていても、あ、この人 I の母音が苦手そう 、 Eの母音が苦手そう…と感じることがありますね。 悩んでいる人は多いと思います。克服しましょう。 まず、次の3つのことを頭に入れてください。 ・ 母音(声)は 二重構造で、まん中に小さな核・芯・焦点 があり、その周りに 大きな何もないカラッポの空間があると考えます。 ・ 歌う時の共鳴空間は、口とノドの二つ。 A のような開口母音・口が大きく開く母音は、ノドが狭...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.15 Wed 09:40
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 息の上で歌う ・ 息の上に言葉を乗せるように歌う cantare sul fiato / parlare sul fiato のベルカント テクニック 秘密のたねあかし・・・ 声のパワー と 完全に解放された響き を生み出すエネルギーは、 ―(局所的な随意筋の活性化ではなく)肺全体を使った大きな、気持ちの良い深呼吸 ⇒ 共鳴空間を作り出す ― 話しをする時の発音の動きから生まれる純粋な音 この二つの自然な接触によって作り出されます。 この<...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.14 Tue 09:19
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 さっき パヴァロッティの若い頃の録画を見ていたのですが・・・ (どれだけ大きな才能を持って生まれてきたのでしょう〜〜〜ため息) なんですが、口の動かし方が 私の記憶にあるパヴァロッティとは全く違う。 大きな口を開けて、大きくパカッパカに動かしています。当然レガートもなく、ブチブチ切れて・・・ このあと、彼は勉強したんですね。 共鳴空間の問題です。口とノドの2つの空間をどう使うか・・・ 口の空間の比重が大きくて、ノドの空間が十分...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.12 Sun 08:55
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 イタリアの伝統的なベルカント発声法は、自然・・・ 「こうなる」 に任せる発声法 マヌエル・ガルシーアjr. を元祖とする現代発声は、人工的・・・ 「こうする」 ・ 前もって実行する この違いは、色々なところに現れます。その例を一つ・・・ 中音から高音にいく境の音をチェンジ・声域のパッサッジョといいます。(パッサッジョから上が高音・アクートです) これは男性だけに起こる事で、女声はこのパッサッジョの問題はありません。 2本の弦...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.10 Fri 09:16
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 歌うためには、声について二つのことを理解して、それを感じられたら OK なんです。 一つは、音の核・芯 で、フォーカス、焦点、ピントの合った声・・・声の輝きが作り出すもので、話す時と同じ言葉の言い方・発音の仕方の口の動きから生まれます。 もう一つは、音の核を取り囲む広い 何もない柔らかい空間(口の奥からノド)で、共鳴に使われます。これは呼吸が作り出します。 細い小さな芯の部分 と 広い大きな共鳴空間 の両方を同時に感じる感受性がないと、ベ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.05.09 Thu 09:46
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