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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 私たちが歌う時、その歌は 一瞬前に心の中で生まれています。 音程や母音の形、音色、表現・・・ 心に起こる予期(ランペルティ)、歓喜を伴った予知(マンチーニ)、1500年代の医師で哲学者で音楽家であったマッフェイ・ディ・ソロフラ は、歌は想像する力から生まれる、と言っています。 考えただけで、音程や言葉や音色がそのまま実現されるのは、歌だけです。 ほかの楽器ではあり得ないですね。 自然で自由な 思い から生まれる歌 を マヌエル・ガルシー...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.15 Sat 09:36
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ブログに書いた記事が 300件を超えました! コンサートのご案内やレッスンのお知らせもあるので、ベルカント発声について書いた記事は250件くらいだと思います。 その中でアクセス数が一番多かった記事・・・今、これを見てびっくり仰天。 (管理者ページ、データ管理とか、今まで こういうのがあると知らなかった・・・) 302件中、第一位に輝いたのは・・・じゃ〜〜ん「開口母音と閉口母音」 について書いた記事です。 これ笑えます。 ちゃ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.13 Thu 10:03
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 レッスンで ” 声を集めなさい ” ( raccogliere la voce )と注意されますか? 声を集める ことが、声を暗くすること、母音の修正( A を O に近く発音する )、口を縦長に開けること、唇をラッパ型に突き出すこと(これも声を暗くする方法)・・・を意味しているのなら、間違い。 同様に コペルト・カヴァーする、も 声を暗くすること、母音の修正( A を O に近く発音する )・・・を意味しているのなら、間違い。 パッサッジョ (音域...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.12 Wed 09:54
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ヴェルディのオペラの超ドラマティックな重たいアリアに、アジリタ(コロラトゥーラ)の敏捷な細かい音の動きを要求されるカバレッタがついていますね。 ヴェルディは、歌手の完成された声には、この両面、敏捷性・柔軟性と 強い豊かな響きのゆったりしたレガートを持ち合わせていると考えていたことを表わしています。 両方とも 正しく訓練された声の持つ、自然に存在する能力です。 誰もが どっちも出来るはず、どちらかが出来ないのは何か声の勉強が間違っている・・・と...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.11 Tue 08:54
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカントは健全で、人の生理にかなった発声法です。 ベルカントは自然でありながら(あるいは自然であるがゆえに)、理想的な発声法です。 あらゆる深遠で自然な現実と同じように、それは単純さとして現れますが、この単純さは、余分なものを浄化し、排出する忍耐強い作業の成果です。 ベルカントの発声テクニックは、一度身につければ、第二の天性になります。 ベルカントの奇跡と、何世紀にもわたって変わることのないその魅力・・・ 残念ながら・・・こ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.10 Mon 10:02
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 考古学者で、新古典主義の最も偉大な理論家 ヴィンケルマン(Johann Joachim Winckelmann、1717 - 1768)は、 「穏やかな壮大さ、高貴なシンプルさ」calma grandezza, nobile semplicità という調和の感覚に基づく古典芸術を提唱しました。 彼の理想・規範は大きな反響を呼び、当時の文化や多くの芸術家に影響を与えています。 まさにベルカントのテクニックやバロック音楽を完璧に表現していますね。 「ベルカント」という言...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.09 Sun 09:59
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の勉強は、中音域から始めます。 声は 固体ではなく、液体なので(?・流動体だし)、レンガのように下から積んでいくようなものではないです。 低音域の重厚な立派な声の成分は、低音だけです。 無理に高音にまでもっていこうとすると、ただの重たい声になり、高音が出にくくなります。 低音の重厚さが、声の土台として機能するというのは間違い。 高音を下腹で支える、というのも間違い。 一番簡単で、重くなる危険のない中音域の勉強...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.08 Sat 09:59
息を吸う時にノドが開く・・・これはアクビの出始め、口が開く前、アクビが出そうになった時のノドの状態。 (アクビの最中のノドは、固まっていますから違います) 息を吸う時です。 息を吐く時(歌っている時)に何かをしようとしても、もう波は通り過ぎているので、不可能です。 歌うためには、この柔らかく開いた共鳴空間が必要です。 19世紀、フランスの音声医学は、軟口蓋を上げる・ノド仏を下げる・口をラッパ型に突き出す…共鳴空間をあらかじめ決められた形に変えました。 ベルカント発声...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.07 Fri 10:38
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 “ 前に進めば進むほど、歌は感覚、偉大な感覚だと気づく ” とパヴァロッティが言っています。 (感覚・運動感覚 とは何か? と掘り下げるのは、私には難し過ぎて無理なので、普通に意識だか無意識だかの感覚、としてサラッといきます。すみません・・・) イタリアの伝統的なベルカント発声では、ノドを開けることも、声を支えることも 感覚です。 ノドを開ける感覚 声を支える感覚 現代発声だと、ノドを開けるとは 軟口蓋を上げて、...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.06 Thu 10:06
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 VOLUME(イタリア語では ヴォルーメ)辞書を見ると・・・体積・容積・容量・大きさ・強度・激しさ・音量 感動的な言葉です。神秘です。ホント、ベルカントの神秘です。 音量・ボリューム、という言葉が、力強い音(息のエネルギーから生まれる)と 声の丸み(呼吸によって作られる共鳴空間の容積から生まれる)の両方を意味しています。 声のボリュームとは、力強さと丸み が一体になったもので、それは呼吸から作り出される・・・ 他の楽器にはない、人...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.05 Wed 09:41
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