[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] ベルカント発声法のブログ記事をまとめ読み! 全329件の6ページ目 | JUGEMブログ

ベルカント発声法
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ベルカント発声法

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ベルカント発声法
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ベルカントは、数十年前に消えてしまった、自然で無理のない イタリアの伝統的な発声法です。
意図せずに、いつの間にか失ってしまった、音楽の歴史上 最も価値があるとされるこの発声法について考えてみたいと思います。
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ベルカントと文化

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   考古学者で、新古典主義の最も偉大な理論家 ヴィンケルマン(Johann Joachim Winckelmann、1717 - 1768)は、   「穏やかな壮大さ、高貴なシンプルさ」calma grandezza, nobile semplicità   という調和の感覚に基づく古典芸術を提唱しました。 彼の理想・規範は大きな反響を呼び、当時の文化や多くの芸術家に影響を与えています。 まさにベルカントのテクニックやバロック音楽を完璧に表現していますね。   「ベルカント」という言...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.09 Sun 09:59

中音域から 

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   声の勉強は、中音域から始めます。 声は 固体ではなく、液体なので(?・流動体だし)、レンガのように下から積んでいくようなものではないです。   低音域の重厚な立派な声の成分は、低音だけです。 無理に高音にまでもっていこうとすると、ただの重たい声になり、高音が出にくくなります。 低音の重厚さが、声の土台として機能するというのは間違い。 高音を下腹で支える、というのも間違い。   一番簡単で、重くなる危険のない中音域の勉強...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.08 Sat 09:59

音声医学が壊したもの

息を吸う時にノドが開く・・・これはアクビの出始め、口が開く前、アクビが出そうになった時のノドの状態。 (アクビの最中のノドは、固まっていますから違います) 息を吸う時です。 息を吐く時(歌っている時)に何かをしようとしても、もう波は通り過ぎているので、不可能です。 歌うためには、この柔らかく開いた共鳴空間が必要です。 19世紀、フランスの音声医学は、軟口蓋を上げる・ノド仏を下げる・口をラッパ型に突き出す…共鳴空間をあらかじめ決められた形に変えました。   ベルカント発声...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.07 Fri 10:38

偉大な感覚

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   “ 前に進めば進むほど、歌は感覚、偉大な感覚だと気づく ” とパヴァロッティが言っています。 (感覚・運動感覚 とは何か? と掘り下げるのは、私には難し過ぎて無理なので、普通に意識だか無意識だかの感覚、としてサラッといきます。すみません・・・)   イタリアの伝統的なベルカント発声では、ノドを開けることも、声を支えることも 感覚です。 ノドを開ける感覚 声を支える感覚   現代発声だと、ノドを開けるとは 軟口蓋を上げて、...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.06 Thu 10:06

音量・声のボリューム

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   VOLUME(イタリア語では ヴォルーメ)辞書を見ると・・・体積・容積・容量・大きさ・強度・激しさ・音量   感動的な言葉です。神秘です。ホント、ベルカントの神秘です。   音量・ボリューム、という言葉が、力強い音(息のエネルギーから生まれる)と 声の丸み(呼吸によって作られる共鳴空間の容積から生まれる)の両方を意味しています。 声のボリュームとは、力強さと丸み が一体になったもので、それは呼吸から作り出される・・・ 他の楽器にはない、人...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.05 Wed 09:41

ピアニッシモ

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   きのうの、加圧トレーニングの話しですが・・・ 口をすぼめて ふぅ〜っと息を吐く・・・ ろうそくの炎を消す、熱いスープを吹く、消えそうな火をおこす、風船を膨らませる、ラッパを演奏する、ガラスのオブジェを作る、ecc.  これが声帯と横隔膜の鍛錬になるという音声医学が生み出した「科学的」な 最新の 画期的な・・・なんですよ。 グッズ、わざわざ買わなくてもいいし・・・ そもそも無駄だし・・・   <きょうの話題> ベルカントの有名な言葉に massim...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.04 Tue 09:52

加圧

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   息を正しく吸う(肺全体を使った大きな深呼吸)⇒ 声の出だしは、話をする時と同じ(息と言葉の接触)   歌う時に意識をするのは ここまでです。 これで、息の上に言葉を載せて歌う…の準備が整います。 声を出してからのコントロールは何も必要ありません。 正しく息を吸えば、正しく息を吐ける = 正しい声で歌えます。 単純明快な自然現象   19世紀の音声学者が、このベルカント歌唱法をひっくり返します。 その一...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.03 Mon 10:28

ノド仏と舌根

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   (歌う時)舌が硬い人・舌根が硬い人・・・ (歌ってない時にも硬い人って聞いたことがない・・・)   生理学的に、喉頭は動く器官で、舌骨を経由して舌根にくっついている ノド仏は動くものであって、ノド仏・舌根・舌・・・は連動してる。 舌を平らにしておく、舌の先を歯の裏につけておく、ノド仏を下げて固定 等々・・・自然に逆らうことです。 これは虐待じゃないですか?   言葉の発音は、舌と唇とアゴが関係します。 舌を固定した状態で...

アカデミア デル ベルカント | 2024.06.01 Sat 08:44

話すように歌う

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   マヌエル・ガルシーアjr とフランスの音声医学が、ベルカント発声を破壊することになった要因の一つに、話す言葉と歌う言葉の発音を分けて考えたことが挙げられます。   劇場の大きな空間にはっきり言葉をとどけるためには、発音を強調・子音を強調しなければならない より大きな響きを作るために、歌う母音は話す時の母音とは変える必要がある …これ大間違いなんです。   ベルカントは <話すように歌う> この意味は、話す時の発音の感覚を ...

アカデミア デル ベルカント | 2024.05.31 Fri 09:53

呼吸は自然現象

JUGEMテーマ:ベルカント発声法   (いつも言ってますが・・・)歌うために一番大切なのは呼吸です。 ベルカントの最初の書籍、1723年のトージ、1777年マンチーニから近代まで、一貫して呼吸の重要さが語られています。 現代発声で、歌うために一番大事なのは横隔膜です。 似たようなもの?・・・いえ全然違います。 正反対、天と地ほど違います。   ベルカントでは、息を吸うことは、身体の中心(みぞおち あたり?)から、肺が穏やかに柔らかく膨らむ感覚・・・<感覚>なんです。 吸おう...

アカデミア デル ベルカント | 2024.05.30 Thu 09:29

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