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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 きのうと同じ Amami, Alfredo (1分30秒くらいから)これは1955年、マリア・カラスのライヴ録音です。 聴衆の熱狂ぶりを聴いていただきたい。笑 Amami, Alfredo, amami quanto io t’amo 楽譜でいうと、1ページ 最高音 シのフラット がありますが、全体としては低めだし、オケ鳴ってるし・・・ 難しくはないんですが(椿姫は難しい箇所が沢山・・・)、普通に歌ってしまうと地味で埋もれます。 映えない・冴えない・・・ 必要なの...
アカデミア デル ベルカント | 2024.08.01 Thu 10:06
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 (1分10秒辺りから) Amami Alfredo, amami quanto io t’amo. Amami Alfredo, quanto io t’amo, quanto io t’amo. Addio. ヴェルディのオペラ 椿姫のクライマックスです。 もともと台本にはなくて、ヴェルディがわざわざ書き足したといわれる部分ですね。 幸せの絶頂におとずれる悲劇、、ほんの1分にも満たない中に凝縮された ドラマティックな場面なんですが・・・ ここ、A の母音ばっかり。 ヴェルディが A の音色を求め、A の母音に託したもの...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.31 Wed 10:01
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 1755年、フランスのテノール、ジャン・アントワーヌ・ベラールが、高音にいく時は、ノド仏を上げる、と書いている。 1世紀のち、マヌエル・ガルシーアjr. が、ノド仏は常に下げた状態に保つ、と書いている。 もともと、フランス人は、歌う時に ノド仏を上げようとか、下げようとか・・・考える人たちだった。 イタリアでは、咽頭の位置のコントロールなど、歌唱法にない。 1855年、フランスの音声医のルイ・マンドルが、歌唱の世界に横隔膜呼吸(腹...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.25 Thu 09:49
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声の有名な用語 キアーロスクーロ (声の明暗)は、声の自然な明瞭さ(言葉の発音によって生まれる)と わずかに感じられる暗さ(呼吸によって柔らかく開いたノドから生まれる 柔らかさの副産物)が一体になった音色 を意味しています。 マヌエル・ガルシーアjr. は、これを 明るい声(キアーロ)と 暗い声(スクーロ)の二つに分けました。 ・ 明るい垂直の筒・管 ・・・喉頭(ノド仏)と口蓋帆(こうがいはん―軟口蓋より奥、口蓋垂の辺り)は中くらいの...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.24 Wed 09:18
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ドイツの哲学者オイゲン・ヘリゲルによって書かれた「弓と禅」という本があります。 東北帝国大学で哲学を教えるために日本に滞在した1920年代の数年間、彼は弓道を学びます。 スポーツとしてではなく、日本の文化に根差した精神的な修練としての「道」と、その学びの経験が書かれています。 ・ 師は私に注意されました。「弓道はスポーツではありません。したがって、あなたの筋肉を発達させるようなことは何もしません。あなたは腕の力によって弓を引っ張らず、...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.22 Mon 09:47
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 圧倒的にパワフルな力強い声のテノール、フランコ・コレッリは、歌手になる前はアスリートだったそうです。 (何のスポーツかは、みつけられなかったのですが・・・) インタビューの中で、発声の技術的な " 飛躍 "を遂げたのは、初め持っていた歌への筋肉的・アスリート的なアプローチを捨て、"力強さから優しさへ” のインスピレーションに目覚めた、まさにその瞬間だったと話しています。 現代発声では、発声闘争、呼吸の加圧、支えの拮抗、...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.21 Sun 10:13
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声をひと言で言い表すと・・・「息の上で歌う」イタリアの伝統的な発声法、です。 息の上で歌う、とは? 安堵のため息のような自然な呼吸の動き・・・その下降の瞬間に声を出し始めること。(横隔膜呼吸・腹式呼吸では不可能) 声の3つの要素 ; 輝き・柔らかさ・ボディ(重厚さ/ふくよかさ)が、バランスよく溶け合った時、想像上の高いライン(口の上と目の間辺り)に声が浮いているように感じられます。 バランスのとれた3つの要素の...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.20 Sat 10:04
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 つづき 高音の出し方、というのはなくて、中音域と同じ出し方なんですよ、ってずっと言ってますが・・・ その意味は===息の上で歌う・息の波の上で歌う、というベルカントの大原則を 高音にいっても保たなければならない、ということです。 息の上に浮遊する声、の感覚を まず中音域でしっかりつかんで(どうしたらいいか、を昨日と一昨日書きました)、その感覚が完全に自分と一体になったら、そのまま高音にいけます。 高音域では、自然な支え(胸のフワッと...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.18 Thu 09:44
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 きのうのつづき 人の自然な動きは、どこかの筋肉を動かそうという意思によって起こるものではありません。 筋肉を直接コントロールしようとすれば、私たちが元々持っている自然に動く能力はキャンセルされます。 ベルカントは、自然の力・人の持っている潜在能力で歌う伝統的な発声法です。 フランスの音声医学が、1800年代半ばに、発声を筋肉でコントロールする方法を考え出す前からありました。 シンプルで完璧な発声法なのですが・・・ テノールのアウレ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.17 Wed 09:58
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 日常のあらゆる動きは、筋肉をコントロールする、という意識をもって行われるわけではありません。 歯を磨く、階段の上り下り、食べ物を咀嚼する、字を書く、洗濯物をたたむ、モノを持ち上げる、ドアを開ける・・・ どの筋肉を どう使う とは考えません。 声を出す・歌を歌う も昔はそうでした。 イタリアの伝統的な発声法ベルカントに、身体のどの部分をどうする、という筋肉の操作はありません。 だから曖昧で分かりにくい、習得が困難…というのは、...
アカデミア デル ベルカント | 2024.07.16 Tue 10:07
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