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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 現代発声は部分的に注目、そこだけが良い・そこだけが正しい、とするのに対して、イタリア伝統のベルカント発声は、全部・全体、自然の全てが真理、です。 呼吸は、現代発声は横隔膜を下げて、肺の下の方に空気を入れる腹式呼吸。 ベルカントは、風船のように<球形に!>ゆったり膨らませる、肺全体を使う気持ちの良い深呼吸。 肋骨の上の方は、空気が入ると、広がりが横方向だけでなく、胸の前側上方向に少し持ち上がります。それで自然に肩が少し上がるのですが、ほ...
アカデミア デル ベルカント | 2022.08.16 Tue 09:26
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 私たちが 普段 意識しないもの、知覚できないもの・・・声帯、仮声帯、横隔膜、粘膜で覆われた口蓋、副鼻腔、喉頭蓋(ariepiglottico)括約筋・・・ こういう解剖学に出てくる言葉が、歌うことと結びつけられること自体おかしい、不思議・・・ 貴方の横隔膜が今、どの位置にどう存在しているか感じられますか? 横隔膜をコントロール? ・・・あり得ないですよね。 普通は誰も自分の横隔膜を見たことがないです。自分の筋肉も見たことないです。 感覚的な体...
アカデミア デル ベルカント | 2022.08.15 Mon 10:32
特定の音や言葉を強調したり、際立たせたり・・・ 前回の続きです。 1700年代にカストラート歌手として活躍したあと、ウィーン宮廷の声楽教師になったジョヴァンニ・バッティスタ・マンチーニは、発声法や当時の歌手、歌唱について、約250年後の私たちに貴重なメッセージを届けてくれます。 彼は、言葉や発音を誇張することに関して、こんなことを書き残しています。 <これは劇場でオペラのアリアを聴けば、すぐわかることですが・・・ 例えば、tiranno(暴君)、crudele(残酷)、spietato(冷酷)...
アカデミア デル ベルカント | 2022.08.03 Wed 11:00
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 フレーズの中で、強調したり目立たせたりするのは、曲が要求している箇所だけ、ほんの少し、で充分。 やり過ぎは、卵を産んで喜んでいる雌鶏の大騒ぎみたい。耳障り・・・ (1777年 ジャンバティスタ・マンチーニ) チェチリア・バルトリ とかね・・・ (笑)あ、私が言ったんじゃなくて…ゆば先生が・・・ (内緒) 演歌みたいになりますよね〜 日本人は、盛ったのが好きかも・・・ 過多のほうが、表現力があるだのテンペラメント...
アカデミア デル ベルカント | 2022.07.19 Tue 09:27
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 母音が変わる時、二つの母音をどうつなぎ合わせるか、が大事、という話しをしましたが、意味が通じていたでしょうか? 「夏が来た」だったら A-U-A-I-A です。 A から U に移り、U から A に移り、A から I に・・・ 母音が変わる、とは A-E A-I A-O A-U E-A E-I E-O ・・・・ 母音を5つと考えて・・・小学校の時に習った 順列組み合わせ でいくと、5 × 4 で 20通り ありますね。 これを訓練すると ブツブツ切れていた音が、...
アカデミア デル ベルカント | 2022.07.18 Mon 10:35
声 という自然の楽器を私たちは持っています。 より良く、効率的に、最大限の効果を引き出すためには、1700年代のカストラート歌手たちが書き残しているように、自然から学び、自然の教えを受け取ること・・・自然が導くもの、自分の声が求めていることを、耳を澄ませて聴き取りましょう。 中音域では、声の柔らかさが重要なんです。 息の上に浮かぶ声が、静かに穏やかに流れる感覚は、柔らかさから生まれます。 現代発声の、声を前に・外に響かせる、マスケラに声を当てる、響きを集める、軟口蓋を上げる、ノド...
アカデミア デル ベルカント | 2022.07.17 Sun 10:02
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 現代発声の特徴として、一つ一つの音・一つ一つの母音・一つ一つの子音…への注目 が挙げられます。 一つの音をどんな音質・音色で出すか、ビブラートは? 倍音は?・・・(間違い・勘違い、ですが) それぞれの母音の舌の位置、唇の形、ノドの形・・・(こういう不必要なことを勉強させられるから、舌も顎もノドも固くなる) 子音を長く伸ばして息を吹く練習 rrrrrrrrr, mmmmm, brrrrrr, サイレン、動物の鳴き声をまねた練習など・・・(...
アカデミア デル ベルカント | 2022.07.14 Thu 09:26
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 言葉の言い方は同じなんです。呼吸が違うだけです。 肺全体を使った 気持ちの良い 大きな深呼吸をすることで、芸術的な歌が生まれます。 植物を植木鉢から大地に植え替える感じ。 植物(言葉の言い方)はそのまま、変えません。 フランチェスコ・ランペルティ(1813 –1892)は、 ベルカントの呼吸をすることで生まれるものとして; ・響きのトータルな拡大 ・音域の融合 ・レガートと声の支え ・柔らかく、かつ 心を打ついきいきとした響...
アカデミア デル ベルカント | 2022.07.13 Wed 09:49
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 いい先生とは?・・・ユヴァッラ先生によると <考える能力のある歌手> であること。 生徒が女性なら先生も女性がいいとか、ソプラノはソプラノについたほうがいいとか・・・関係ありません。 大事なのは、その先生が過去に多くの問題を抱え、それを解決してきたということ。 生まれつき 何でも簡単に完璧に歌えた・・・なんていうんじゃダメかも。 (世界の一流の歌手には、何にも考えないで歌えちゃう人が多いです) あなたの問題を解決してくれないし、言...
アカデミア デル ベルカント | 2022.07.10 Sun 10:16
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の場合、音の高さを考えるだけで、その音が出るんですよね。 指で鍵盤を押すとか、弦のどこかをおさえて音を出す・・・ではなく、音を頭に浮かべるだけでOK.(簡単) あとは言葉を普通にしゃべる。(簡単) ただ私たちは、話しをする時、表面的な浅い呼吸をしています。歌うためには、もっと深い全体的な大きな呼吸が必要です。(これだけするなら簡単) 問題は、歌う時、この大きな深呼吸(腹式呼吸ではない)と おしゃべりする時の言葉...
アカデミア デル ベルカント | 2022.06.26 Sun 11:02
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