[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声のスゴイところは、(色々ありますが、そのうちの一つが)音の要素、重厚さ・輝き・柔らかさ を自在に繰る、ということだと思います。 ティト・スキーパ や ディ・ステファノ の 見事なクレッシェンドやディミヌエンド(音量を徐々に大きくしたり、小さくしたり、のコントロール)はこれなんです。 低音域に現れる 重厚さ を中音域では徐々にフェイドアウト・・・これはワインのデキャンタみたいなもの、フィルタリング 、声をフルイにかける・・・ ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.17 Wed 11:27
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ジュゼッペ・ディ・ステファノ (1921 ー 2008)は、たぐいまれな才能と 並外れた美声を持ったテノールでした。 世界中の宝石を集めたら、彼の声くらい美しいかな? トスカニーニやカラヤンからも称賛されました。 マリア・カラスの時代の最高のオペラ歌手として、ディ・ステファノをあげる人が多いです。 彼の歌は、流麗で柔軟、自然で、シンプルで、情熱的で、エレガントで、表情が豊かで・・・ 驚くほど軽々と簡単に歌う人です。 舞台も美しく、劇場を熱狂に包ん...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.16 Tue 11:26
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 1700年代の巨匠マンチーニは、声の出だしは甘く出すことが必要 と言っています。 甘さ=柔らかさ とは、息が自然に自由に流れる感じ、自然な高さ・浮遊感、軽やかさを生み出す、音の質のことです。 レッスンの時、もっと息を流しなさい、って先生に言われませんか? これ、ちょっと違います。これやっちゃうとダメなんです。 息の量を変えるのは歌い手ではなく、声 です。 歌い手が頭に描いた音の質に対応する息の量を 声が自動的に決定します。 自分で息の量を調節...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.15 Mon 10:25
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 支え(アッポッジョ)に関して、今までに何度も書いてきましたが、重要なのに、非常にわかりにくい、ですよね。 現代発声の、お腹にやみくもに力を入れる発声に慣れていると、力は入れない、収縮ではなく拡張、臍下丹田ではなく胸から上腹部、息と言葉の接触で自然に生まれる・・・の感覚は??? 体に自然に起こることを感じる力が必要になってきます。 横隔膜周辺やお腹の力の入れ過ぎは、胃酸の逆流になるそうですよ。 逆流性食道炎が最近オペラ歌手に増えているそうな・...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.14 Sun 10:28
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 <母音と子音の関係> 歌っている言葉が理解できない、何を言っているのか分からない人って結構多いですね。 なぜ言葉が理解できないのか 理由をちゃんと解明しないで、もっと言葉をはっきり言いましょう、口をしっかり動かしましょう、子音を強く言いましょう・・・との指導をされるのは最悪だと思います。 言葉が理解できないのは、発音するための口や舌の動きが悪いのではなく、発音の自然な動きを妨げる、硬直した・止めた共鳴空間が作られているからのようです。 子音の...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.13 Sat 10:55
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 初期のオペラの登場人物は、歴史的な英雄や偉人、神話に出てくる神々・・・ ベルカント発声は、そのころ黄金時代を迎えます。 彼らの地位に相応しい高貴さと美しさを表わすための歌唱です。 現代発声でバロックを聴くと、私には違和感が・・・ 秘密は、話し言葉の流動性・・・ ベルカントの母音です。 高貴な香りの歌唱に近づきたいです。
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.12 Fri 10:36
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 歴史上に名をのこす最も偉大な歌手たちは、声の柔軟性とパワーの両方を兼ね備えていました。 アジリタ、コロラトゥーラ 声の敏捷性は柔軟性から生まれます。 ヴェルディなどの アリア〜カバレッタ形式をみてもわかるように、正しく教育された声には、敏捷性=柔軟性 と 力強さ=持続性 という両面が備わっていて、作曲家もそれを要求しています。 真の発声法においては、相反するものではないということです。 現代発声の意図的に暗くする、筋肉質で重く硬い声は、敏捷性...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.11 Thu 10:32
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ほくち とは、たき火などで最初に火を点火させる時に使う道具です。(・・・って人に教えてもらった) ガスに点火する火花とか・・・ 口火・・・ フレーズの出だしが、これなんです。 息を吸ったあと、声を出す瞬間に起こること。 歌う声に火をつけるきっかけ、種火、口火、火花・・・が、話し声と同じ言葉の発音の仕方です。 話している時の言葉の出だしと同じ、小さな言葉の言い方。 これで声の核ができ、声のピントが合い、ラジオのチューニングのよ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.10 Wed 10:00
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 「大気の 繊細で整然とした反響をもった声は、しなやかで柔らかいノドがなければ生まれない」 と 1562年に、医師で哲学者で音楽家であった カミッロ・マッフェイ が書いた手紙が残っています。 貴方のノドは、しなやかで柔らかい ですか? 閉まっても、開け過ぎても ノドは固くなります。(あくびのノドとか・・・固いです) 力で開けようとすると ノドは固くなります。 「声とは、魂が何かの意味をもって、大気の反響によって、ノドで作られる音である...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.09 Tue 10:50
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 イタリアの伝統的な発声法 ベルカント唱法では、声の要素; 重厚さ(corposità)、輝き(brillantezza)、柔らかさ(morbidezza) の3つのうち、柔らかさ の割合が最も多く、重要です。 重厚さ(ボリューム感・ボディ)は、低音域(胸声とよばれる音域)で自然に現れます。 輝きは、音が高くなるにつれ、自然に増していきます。高音域のカーンと鳴る輝きは、スクイッロとよばれます。 声の輝きは、話し声の中に私たちがもともと持っているもので、力を使わずに声...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.08 Mon 10:10
全334件中 141 - 150 件表示 (15/34 ページ)