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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 マヌエル・ガルシーア が作り出した現代発声によって、美しいA の母音は消滅。 軟口蓋を上げて、ノド仏を下げて、口も縦に丸く開けて・・・縦の筒形を垂直方向に長くする・声を硬口蓋に当てる・ O など後ろの母音を前の母音に混ぜて声を丸くする・・・は、彼の発案です。 フレーニやカバイヴァンスカなど多くの有名な歌手が、A はOに近くする、と言っています。(それがベルカントだと信じて…) カルーゾをはじめ (本物の)ベルカント歌手は、口を丸く開...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.23 Tue 10:27
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ・・・っていう人が多いですね。ますます増えている感じです。 その対応策として、力を抜くための練習とか体操とか が、Youtube でもたくさん見られます。 力が入る原因は何ですか? 発声が間違っていて 無理がかかるから、力が入るんですよ。 自然なベルカント発声ならあり得ないことです。 レッスンで先生から教えられることを忠実に守って、努力して・・・ その挙句、舌根や顎の力を抜けと怒鳴られる。(笑) おかしな話です。 教えられることが...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.22 Mon 10:16
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 歌唱は、話し声の拡張ではなく、変容 です。 歌う声と話し声は(どちらも自然ですが)、同じ部分もあるし、違う部分もあります。 同じなのは、音の開始の仕方と 言葉の言い方・発音の仕方の基本的な部分(穏やかで、滑らか)。 違うのは、深い大きな呼吸と それによって生まれる共鳴空間(口の奥からノドにかけて)の拡大。 (話す時は、浅い表面的な呼吸) 同じ発音の仕方に 大きな呼吸を合わせることで、一つ次元の高い、新しい響きの世界が開かれます。 ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.20 Sat 09:47
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 男声の場合、中音域と高音域(アクート)は、声の出し方が全く違います。 2本の弦があるようなもので、その変わり目が パッサッジョ です。 だいたい、ミ・ファ・ファのシャープあたりで、声種によって・人によって違います。 問題なく自然に変わる人もたまにいますが、多くの人(特に低声)が非常に苦労するところです。 その違いは、解剖学的に喉頭の傾斜・下降、共鳴空間の修正―拡大 とか色々あるのですが、直接ノドをコントロールできないので(できたとしても、すべき...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.19 Fri 11:23
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 唇をラッパ型に前に突き出すとか、舌の先を歯の裏につけるとか、軟口蓋を上げるとか、頬骨を上げるとか、母音による口の形とか・・・現代発声の教えることって、止まった状態なんです。 息もエネルギーも音楽も、大きな流れです。 固定された位置とか、部分とか、止まった息とかノドとか・・・ないです。 常に動いていて、流れていて、全体で、球形で、柔らかくて、穏やかだけどエネルギーに満ちていて、しなやかで・・・それがベルカントであり、自然な発声法です。 その...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.18 Thu 10:37
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声のスゴイところは、(色々ありますが、そのうちの一つが)音の要素、重厚さ・輝き・柔らかさ を自在に繰る、ということだと思います。 ティト・スキーパ や ディ・ステファノ の 見事なクレッシェンドやディミヌエンド(音量を徐々に大きくしたり、小さくしたり、のコントロール)はこれなんです。 低音域に現れる 重厚さ を中音域では徐々にフェイドアウト・・・これはワインのデキャンタみたいなもの、フィルタリング 、声をフルイにかける・・・ ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.17 Wed 11:27
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ジュゼッペ・ディ・ステファノ (1921 ー 2008)は、たぐいまれな才能と 並外れた美声を持ったテノールでした。 世界中の宝石を集めたら、彼の声くらい美しいかな? トスカニーニやカラヤンからも称賛されました。 マリア・カラスの時代の最高のオペラ歌手として、ディ・ステファノをあげる人が多いです。 彼の歌は、流麗で柔軟、自然で、シンプルで、情熱的で、エレガントで、表情が豊かで・・・ 驚くほど軽々と簡単に歌う人です。 舞台も美しく、劇場を熱狂に包ん...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.16 Tue 11:26
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 1700年代の巨匠マンチーニは、声の出だしは甘く出すことが必要 と言っています。 甘さ=柔らかさ とは、息が自然に自由に流れる感じ、自然な高さ・浮遊感、軽やかさを生み出す、音の質のことです。 レッスンの時、もっと息を流しなさい、って先生に言われませんか? これ、ちょっと違います。これやっちゃうとダメなんです。 息の量を変えるのは歌い手ではなく、声 です。 歌い手が頭に描いた音の質に対応する息の量を 声が自動的に決定します。 自分で息の量を調節...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.15 Mon 10:25
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 支え(アッポッジョ)に関して、今までに何度も書いてきましたが、重要なのに、非常にわかりにくい、ですよね。 現代発声の、お腹にやみくもに力を入れる発声に慣れていると、力は入れない、収縮ではなく拡張、臍下丹田ではなく胸から上腹部、息と言葉の接触で自然に生まれる・・・の感覚は??? 体に自然に起こることを感じる力が必要になってきます。 横隔膜周辺やお腹の力の入れ過ぎは、胃酸の逆流になるそうですよ。 逆流性食道炎が最近オペラ歌手に増えているそうな・...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.14 Sun 10:28
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 <母音と子音の関係> 歌っている言葉が理解できない、何を言っているのか分からない人って結構多いですね。 なぜ言葉が理解できないのか 理由をちゃんと解明しないで、もっと言葉をはっきり言いましょう、口をしっかり動かしましょう、子音を強く言いましょう・・・との指導をされるのは最悪だと思います。 言葉が理解できないのは、発音するための口や舌の動きが悪いのではなく、発音の自然な動きを妨げる、硬直した・止めた共鳴空間が作られているからのようです。 子音の...
アカデミア デル ベルカント | 2024.01.13 Sat 10:55
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