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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 貴方は音程をどうやって作っていますか? 音が高く大きく飛ぶ時、どうしていますか? 発音は、どうやってますか? 例えば、soave という言葉を発音する時、どうやってますか? 音が飛ぶ時は、お腹に力を入れて横隔膜を下に押し下げて、ノドボトケも下げて、ノドを縦に開けて、アゴを引いて、息を回して、声を集めて、かぶせて・・・まだまだ続く? 言葉の発音は、舌が上がらないように奥を下げて、引き込まれないように気をつけて、唇をラッパ型に前に突...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.23 Fri 11:17
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 オペラは、フィレンツェで生まれました。 フィレンツェという ルネッサンスの人文主義的な観念や理想の文化的環境の中で、その歴史の中で、オペラが生まれました。 古代ギリシャの思想に戻って、知識と自然への敬意と調和を再発見した文化です。 新しいものをバリバリ開発して前に進む力ではなく、過去の古典の中に真理と美をみつけだす思想です。 自然なままの超越した美が、単純さの中にあるのです。 自然は、すでに私たちに与えられているものです。 ベ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.22 Thu 11:52
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 きのうの declamareデクラメーション の続きです。 この単語、日本語になんて訳せばいいのか分からないのですが・・・ 選手宣誓だったり、強い口調の演説だったり・・・ 誇張された、強められた言い方のことです。 舞台演劇の役者さんの口調も、私たちの日常の普通のおしゃべりと比べると、はっきり、堂々として、立派で、華やかです。 歌う時の発音も、劇場向けに、通常の話し方に手を加えて、修正や改善が必要なのではないかと考えますよね。 実は違いま...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.21 Wed 11:41
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 declamare デクラマーレという言葉を辞書で引くと・・・大仰(おおぎょう)に話す、熱弁をふるう、抗議する、罵倒する、演説口調で話す、誇張した言い方・・・ スポーツ大会の選手宣誓とか・・・ムッソリーニの政治演説とか・・・過激派の闘争とか・・・ 言葉を一つ一つ区切って、強調して、ヘンなアクセントがついて、叫んで・・・ですよね。 こんな感じの歌を歌う人が多いです。 本人は気がついていない、本人はそう思っていない、かもしれない・・・ &nbs...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.20 Tue 10:17
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声の場合・・・直接狙えないことが色々あります。 ヴィブラートとかノドの開けかた・形、音色、レガート、のどぼとけの位置、軟口蓋、発音、などなど・・・現代発声なら、これらを直接操作するのですが・・・ ほかの原因からくる効果なので、どうにかしようとすると強制共鳴になってしまい、自然な響きを失くします。 声を硬口蓋に当てて、音の焦点と先端を作る(?)、母音を前もって設定された容器の形に合わせるとか(声は動きながら、い...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.19 Mon 11:08
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 モーツアルトのコンサートアリア ”テッサーリアの民“ KV316/300b は、高い ソ の音が2度出てくるコロラトゥーラの曲で、当時17歳のアロイジア・ウエーバー(のちに義理の妹となる)のために書かれました。 モーツァルトは、その後数年間、何曲も彼女のためにコンサートアリアを作っています。 当時このような声は珍しくなかったようです。 やはりモーツァルトの後宮からの逃走、コンスタンツェの あの難曲は、「カヴァリエリの柔...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.18 Sun 10:18
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 質問:発声テクニックは時代とともに進化してきましたか? ゆば先生の答え:いいえ、進化はしていません、後退しています。それが問題です。 ロマン派やヴェリズモの時代に対応して、機械的で、声を押して鳴らすテクニックが現れた原因をこう考えます。 アッフォンド(マリオ・デル・モナコやジャコミーニ)のようなテクニックが、ヴェリズモのレパートリーに最も適しているという主張は、歴史的にも誤りです。 ヴェリズモの作曲家は、カルーゾ、スキ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.17 Sat 11:39
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ユヴァッラ先生が編集者のインタヴューに答えている投稿をみつけました。 なるほど、と思うことが沢山あって面白いので、おいおい‥・紹介しますね。 コロラトゥーラは? 「 コロラトゥーラ、アジリタ、声の敏捷性 は、すでに持っている、すでに与えられている自然の賜物です。 勉強することによって技術を向上させることはできるし、そうしなければならないが、何もないところから作り出すことは出来ません。一方、正しい発声は、声の柔軟性を育てることで上達...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.16 Fri 09:19
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカントは、ヴォカリーゼで声を育てます。 何が鍛え上げられていくのかというと、母音と母音の繋げ方です。 母音が正しく繋げられるようになると、その間に子音が入っても影響を受けず、同じように母音を繋げることが可能になります。 そうすると、歌が歌えるようになります。 ベルカント発声では、レガートを川の流れに、子音を川にかかる橋に例えています。 子音によって川の流れ(母音の流れ)が妨げられないように訓練を重ねます。 ベルカント歌手の...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.15 Thu 10:45
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 トージとマンチーニによるベルカント発声法の書籍(1723年と1777年)について “これは去勢された歌手たちによって考え出されたもので、声楽的にはもはや重要なことは何もない。その生理学的・解剖学的特徴は今日の歌手とは あまりにもかけ離れていて、ただの博物館の遺物だ” と言う人たちがいます。 古い書なので、現代のもののようにスラスラは読めないです。よほど文学的な素養がないと、なかなか立ち向かえません。あの古い活字にも、一瞬引いてしまいま...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.14 Wed 11:11
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