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JUGEMテーマ:ベルカント発声法 いつもの・・・発音は普通にしましょう! です。 高貴な さりげなさ、です。 特別 感情をこめて、劇場用にオーバーに、発音を大袈裟に・・・言葉を言うと、日本は特に喜ばれるかもしれません。 泣きを入れたり、叫んだり、体を苦しそうに捻じりながら歌うと、音楽性があるとか、テンペラメント云々・・・と良い評価を受けるかもしれませんが、結構日本的、というか、演歌や浪曲、日本のポップスのように聞こえませんか? 西洋音楽・クラシック音楽には聞こえな...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.26 Mon 11:50
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声: 日常おしゃべりする時の言葉の言い方が、ラジオの周波数を自動で合わせるような働きをする (自然な子音と母音の関係を壊さないこと) 息を吸うことで弛緩が広がり、ノドが開き、息を吐く(歌う)ことで、自然に声が支えられる この二つの独立関係と相互関係 音声医学発の現代発声(余計な付け足し、有害): 声帯への注意の集中 共鳴腔の直接的、局所的な、コントロール 声の投影・投射(proiettare.proiezione) と マ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.25 Sun 10:54
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の柔らかさって、なんだか地味なんです。 声の輝きや重厚さは、表に出てきやすくて、パッと目に着く というか耳に着く(?)。 キラキラした華やかさだったり、人を圧倒するような立派な声だったり・・・ これを 光 だとすると、柔らかさは 影 。 輝きの高音にも、重厚さの低音にも、いつもそっと陰にいて、縁の下の力持ち みたいに滑らかに音と音楽を運ぶ働きと、音色の調合をしています。 柔らかさのある声は、どんな音色も自由自在、無限の音色を持っています。 ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.24 Sat 11:41
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 貴方は音程をどうやって作っていますか? 音が高く大きく飛ぶ時、どうしていますか? 発音は、どうやってますか? 例えば、soave という言葉を発音する時、どうやってますか? 音が飛ぶ時は、お腹に力を入れて横隔膜を下に押し下げて、ノドボトケも下げて、ノドを縦に開けて、アゴを引いて、息を回して、声を集めて、かぶせて・・・まだまだ続く? 言葉の発音は、舌が上がらないように奥を下げて、引き込まれないように気をつけて、唇をラッパ型に前に突...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.23 Fri 11:17
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 オペラは、フィレンツェで生まれました。 フィレンツェという ルネッサンスの人文主義的な観念や理想の文化的環境の中で、その歴史の中で、オペラが生まれました。 古代ギリシャの思想に戻って、知識と自然への敬意と調和を再発見した文化です。 新しいものをバリバリ開発して前に進む力ではなく、過去の古典の中に真理と美をみつけだす思想です。 自然なままの超越した美が、単純さの中にあるのです。 自然は、すでに私たちに与えられているものです。 ベ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.22 Thu 11:52
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 きのうの declamareデクラメーション の続きです。 この単語、日本語になんて訳せばいいのか分からないのですが・・・ 選手宣誓だったり、強い口調の演説だったり・・・ 誇張された、強められた言い方のことです。 舞台演劇の役者さんの口調も、私たちの日常の普通のおしゃべりと比べると、はっきり、堂々として、立派で、華やかです。 歌う時の発音も、劇場向けに、通常の話し方に手を加えて、修正や改善が必要なのではないかと考えますよね。 実は違いま...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.21 Wed 11:41
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 declamare デクラマーレという言葉を辞書で引くと・・・大仰(おおぎょう)に話す、熱弁をふるう、抗議する、罵倒する、演説口調で話す、誇張した言い方・・・ スポーツ大会の選手宣誓とか・・・ムッソリーニの政治演説とか・・・過激派の闘争とか・・・ 言葉を一つ一つ区切って、強調して、ヘンなアクセントがついて、叫んで・・・ですよね。 こんな感じの歌を歌う人が多いです。 本人は気がついていない、本人はそう思っていない、かもしれない・・・ &nbs...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.20 Tue 10:17
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声の場合・・・直接狙えないことが色々あります。 ヴィブラートとかノドの開けかた・形、音色、レガート、のどぼとけの位置、軟口蓋、発音、などなど・・・現代発声なら、これらを直接操作するのですが・・・ ほかの原因からくる効果なので、どうにかしようとすると強制共鳴になってしまい、自然な響きを失くします。 声を硬口蓋に当てて、音の焦点と先端を作る(?)、母音を前もって設定された容器の形に合わせるとか(声は動きながら、い...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.19 Mon 11:08
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 モーツアルトのコンサートアリア ”テッサーリアの民“ KV316/300b は、高い ソ の音が2度出てくるコロラトゥーラの曲で、当時17歳のアロイジア・ウエーバー(のちに義理の妹となる)のために書かれました。 モーツァルトは、その後数年間、何曲も彼女のためにコンサートアリアを作っています。 当時このような声は珍しくなかったようです。 やはりモーツァルトの後宮からの逃走、コンスタンツェの あの難曲は、「カヴァリエリの柔...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.18 Sun 10:18
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 質問:発声テクニックは時代とともに進化してきましたか? ゆば先生の答え:いいえ、進化はしていません、後退しています。それが問題です。 ロマン派やヴェリズモの時代に対応して、機械的で、声を押して鳴らすテクニックが現れた原因をこう考えます。 アッフォンド(マリオ・デル・モナコやジャコミーニ)のようなテクニックが、ヴェリズモのレパートリーに最も適しているという主張は、歴史的にも誤りです。 ヴェリズモの作曲家は、カルーゾ、スキ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.02.17 Sat 11:39
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