[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント発声にとっての 支え とは、フランチェスコ・ランペルティ(ヴェルディの時代の最高の声楽教師)が定義した息のルールで、息の上で歌うベルカントの 穏やかにひとりでに息が流れる感覚と結びついたものです。 音声医学系の現代発声は、息=呼吸筋 として、歌手が息を筋肉でコントロールするものにしました。 声の闘争、喉頭と横隔膜を深く押し込む、腹部プレス・・・ ベルカントの支えは、自然で 常に流れている動きの中での 甘美なエネルギ...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.30 Sun 09:49
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 話し声も歌う声も、まず先に頭に思い浮かべて、それが声になります。 昔のベルカント歌手たちが previsione mentale 精神的予測と呼び、それ以前1500年代の人には potenza immaginativo イメージする力、と呼ばれたものです。 これは声を出すことだけでなく、人のあらゆる運動・動きの原因です。 箱を持ち上げるのは、まず持ち上げるという目的があって、イメージされて・・・実現。 声楽の勉強・声を出すことは、解剖学的・音声医学的な概念と 筋肉...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.29 Sat 10:11
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 自然な連動した動きって、意識していないところで普通に起きていますね。 歩く時に、足の動きに合わせて、手もブ〜ラブ〜ラみたいに・・・ 腕を固定すると、なんだか歩きにくくて、ぎごちない・・・ ベルカントの巨匠 マンチーニは、連動した動きの関連性に注目していました。 マヌエル・ガルシーアjr 以降の音声学系現代発声は、身体を細かい部分に分けて、それぞれを(止まった状態で)規定、それを集めれば声が出ると思っています。 例えば、・...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.28 Fri 08:52
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 ベルカント歌手ルイーザ・テトラッツィーニ (ソプラノ1871 – 1940) は、 「優れた歌手は、自然な声で、全ての音を容易に快適に歌える」と言いました。 容易で快適な歌 は、オペラの創始者の一人 ジューリオ・カッチーニ (1551 – 1618) の言っている 「高貴な・気品のある さりげなさ」の意味にも通じますね。 20世紀のテノール歌手 ラウリ・ヴォルピ ( 1892 – 1979) は...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.27 Thu 10:02
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の輝き・柔らかさ の割合は、声の強弱や音程によって変わります。 声の聞き取りやすさは、輝き成分の存在によります。 話し声も同じように 輝き・柔らかさ・重厚さ(ボディー)で成り立っています。 歌う声より低めなので、普通は重厚さが目立ちます。 (声門閉鎖のような声帯のコントロールなしで・・・) ささやくように静かに話していた人が、突然怒り出したら・・・柔らかさ成分が輝きに変化、言葉が強調され、子音が強くなり、レガートがな...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.26 Wed 10:02
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声のバランスの ややこしい話しが続きます。 重厚さ・充実感・立派な声は、低音のみです。 これを中音や高音にまで引っ張り上げようとする無理な発声法がアッフォンドです。(すでに 間違いだと証明されています) 伝統的なベルカント発声には、コラーレ・ラ・ヴォーチェという言葉があって(ふるいにかける・こす の意味)、低音域から中・高音域に移るにしたがって、フィルターにかけるように重厚さを取り除いていきます。 こうしてフェードされた...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.25 Tue 08:28
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 声の要素、輝き・柔らかさ・重厚さ についての話しを進めます。 少々ややこしいです。 現代発声では、輝き、重厚さ を重要視したため、柔らかさが犠牲になり、力強く、輝かしい声ですが、硬質で金属的な響きです。 柔らかさは、歌手に 息が自由に流れる感じ・声の浮遊感 として表れます。 声の勉強は、自然なフォルテ か メッツォフォルテ くらいの音量で、声の輝きを獲得することから始まります。 ピアノから勉強を始めると、いつになってもエネルギーとの...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.24 Mon 09:32
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 私たちは、フォルテ を強く鳴らした声・圧力をかけて押した声 として考えていますよね。 巷はそればっかりだし、耳がそれに慣れています。 昔々のベルカント発声の時代には、強く鳴らした声のフォルテ と 自然な強い鳴りのフォルテ が区別されていました。 力を加えて音量を上げるか、勝手に鳴る大きな声か、の違いです。 ヒトの声は、高音にいくにしたがって音量が増します。(ノドが開いていて、正しく支えられている場合) 声の成分である<輝き...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.23 Sun 10:03
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 (きのうの続き) 声が高く生まれる(出発点としての高さの感覚) 口の平面の上 〜 目の高さの間あたりにある想像上の高い線 響きの高さは、共鳴腔である口とノドの正しい関係によって生まれる 正しい声 の説明は、結局いつもの所に帰ってきますが・・・ 言葉の発音には、唇と舌の先を使います。(前面・前方性) 声が前面、口だけになると、平坦で過緊張 ノドの空間(後方)だけになると、膨らんでぼやけた飛ばない声...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.22 Sat 08:59
JUGEMテーマ:ベルカント発声法 西暦600年、セビリアのイシドールという学者が、歌声が息にのって浮く(そして飛ぶ)法則を発見しました。 その400年後、ベネディクト派の修道士グイド・ダレッツォが、イシドールの法則を再確認し、真の空気のような、かつ人間的な声を「高く、光り輝き、柔らかい」と言いました。 カルーゾやジーリに至るまで1400年間以上にわたる 響きの高い声への憧憬、人間の永遠の飛翔願望のすべては、ここから生まれました。 それは、声が高く生まれる・・・出発点としての高...
アカデミア デル ベルカント | 2024.06.21 Fri 10:10
全329件中 31 - 40 件表示 (4/33 ページ)