JUGEMテーマ:美術鑑賞 ホワイトストーン・ギャラリー(中央区銀座5-1-10)では、 高橋宣光展。 会場風景。 展覧会タイトルはーThe Frontier of Edgeー。 女性を見て、美しいと感じる時、 何が根拠となって美しく感じたのだろうと、 その根拠を解きほぐし、 ろ過、蒸溜させてゆき、 スピリッツの状態になったものの、可視化といったおもむき。 姿形の美しさ、仕草の美しさ、内面の美しさの予感。 それらは画家によって把握されても、 それがキャンバスに絵画として再現されるときに、 画家の...
画廊めぐりノート | 2023.10.09 Mon 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座メゾンエルメス フォーラム(中央区5-4-1)では、 「エマイユと身体」展。 ※エマイユ=釉薬(うわぐすり) 7人のアーティストによる陶芸作品。 4回に分けて紹介します。 小川待子の展示風景。 5x5=25枚の素焼きの陶板上に、 ガラス釉がたっぷりと流され、 その上に、 かつては白い箱状の立体であったものが破壊され、 残材が点在しています。 別の展示エリアでは、 器の作品が並びますが、 それらは、ゆがみ、ひびが入り、欠けています。 使い勝手の...
画廊めぐりノート | 2023.10.08 Sun 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座メゾンエルメス フォーラム(中央区5-4-1)では、 「エマイユと身体」展。 ※エマイユ=釉薬(うわぐすり) 7人のアーティストによる陶芸作品。 4回に分けて紹介します。 ジャン・ジレルの展示風景。 陶器に絵付けで風景を表現することは、 古今東西、一般的な技法ですが、 釉薬の窯変の具合で風景を表現するという試みは、 かなり見てきた筆者にとっても、 珍しい事例です。 陶器上の下部に施釉され、 それらが重なる稜線や、 地中の地層の様に見えます。 どこまで意...
画廊めぐりノート | 2023.10.07 Sat 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座メゾンエルメス フォーラム(中央区5-4-1)では、 「エマイユと身体」展。 ※エマイユ=釉薬(うわぐすり) 7人のアーティストによる陶芸作品。 4回に分けて紹介します。 内藤アガーテの展示風景。 制作した陶器を用いた写真作品と、 陶のオブジェ。 作品のモチーフが妙にカジュアルで日常的です。 ハットやスリッパ。 ランチョンマットの上には、 食べ物の名前が書かれたセラミック製の文字。 食べるモノ、食べること。 身に着けるモノ、身に着けること。 そ...
画廊めぐりノート | 2023.10.06 Fri 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座メゾンエルメス フォーラム(中央区5-4-1)では、 「エマイユと身体」展。 ※エマイユ=釉薬(うわぐすり) 7人のアーティストによる陶芸作品。 4回に分けて紹介します。 シルヴィ・オーヴレの展示風景。 野獣シリーズと箒シリーズ。 粘土という素材は、 作家の指先の動きがそのまま造形になるので、 内面にイメージが蓄えられている作家にとっては、 ストレートに表現できるツールとなります。 「内面にイメージが蓄えられている」ことが条件で、 そのイメージは、...
画廊めぐりノート | 2023.10.05 Thu 04:53
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、有坂ゆかり展。 会場風景。 展覧会タイトルはー野原に眠るー。 油彩画なので何かが描かれています。 オールオーヴァーに同じ調子で画面に塗り込まれているのではなく、 地があって、図があって、 「描かれたモノ」があることは認識できますが、 理解はここで止まります。 薄く溶かれた藍色が図で、 塗り重ねられた部分は濃藍の暗部となります。 一度きりの言葉と、 繰り返される言葉。 繰り返されると耳に残りますが、 一度き...
画廊めぐりノート | 2023.10.04 Wed 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Gallery-58(中央区銀座4-4)では、牧 ゆかり展。 会場風景。 展覧会タイトルはーパラレルな者たちー。 虚空を見つめた、哀し気な表情で、 あるいは、顔(鼻)の細長さなどの造形で、 筆者はビザンティン美術や、 イコン(聖像画)の聖母マリアが思い浮かびます。 顔は、その描き方によって、 モデルの造形的特徴や、 内面の動きなどが表されますが、 牧ゆかりの作品の様に、 顔が何か地図のように、 どこかを指し示している予感をはらむこともあります。 これらの絵画...
画廊めぐりノート | 2023.10.03 Tue 05:02
JUGEMテーマ:美術鑑賞 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、 村上 早(SAKI MURAKAMI)展。 会場風景。 大きな画面に、 銅版画らしいくっきりした白黒の画像。 普通、白が地で黒が図となりますが、 これらの作品では、 黒と白は等価に同量で展開し、 画面は白黒の格闘の場となります。 そこに、図像として意味が並走しますが、 作家にとっての意味は極めて重いものの、 観る側にそれを説明、共有しようという発想はなく、 観る側は、なにやら、 忘れがたい程のただならぬことが進行中...
画廊めぐりノート | 2023.10.02 Mon 04:54
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、中村 萌展。 会場風景。 展覧会タイトルはーLike a Garden, Like a Homeー。 日常で出会った得難く大切なものが、 感覚で捉えられ、 それを視覚的に表現しようとすれば、 そもそもそれには姿形はなく、 すでにあるものを代替えにすると、 逆に感覚から離れてしまい、 結果、見たこともないようなものが 制作物として出現しますが、 それは、日常で出会った得難く大切なものなので、 作品の成り立ちは、 日常の事象が詩の中の言葉の様に...
画廊めぐりノート | 2023.10.01 Sun 04:51
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、馬場まり子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー街ゆく人々ー。 ゆく人=歩行中の人が真横から描かれます。 一人一人個別の作品ではなく、 長大な巻物状に同一方向に並んだ状態で描かれることで、 描かれたのは、 個々の姿形ではなく、 個々がそれぞれの人生を生(行)きながら、 共存を特に意識することないものの、 状況として共存している、 今、この時の様です。 横に並ばす、縦に並ぶので、 お互いの会話はなく、お互いは無関係...
画廊めぐりノート | 2023.09.30 Sat 04:58
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