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JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、渡邉豊弘個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーFirst Personー。 モチーフは様々ですが、 共通しているのは、 ある出来事のから切り撮られた ある場面です。 画家はSNS上の投稿写真・画像から得た発想を元に、 描いています。 ポイントは、自身とは無関係の出来事が 絵画のスタートだということで、 興味深いことに、 そのような客観視というスタンスが、 絵画に漂っています。 現在における多くの絵画は、 情...
画廊めぐりノート | 2022.03.11 Fri 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 S氏コレクションによる 加藤清美追悼展。 会場風景。 2020年11月に逝去した加藤清美の追悼展。 具象表現なので、 何が描かれているのかはわかりますが、 不思議な感覚の余韻が残ります。 ルネ・マグリットに近い感覚ですが、 ルネ・マグリットのような、 あからさまに仕込まれた不条理ではなく、 この不思議な感覚は、 観る側に勝手に起こるようで、 その程度は受け手によって変わる種類のものです。 「ある教室」では...
画廊めぐりノート | 2022.03.10 Thu 04:37
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、 武田あずみ・田代ゆかり・山口茉莉展。 版画の3人展。 武田あずみのモチーフは人物です。 特異な髪形や目の表現方法で、 無表情化され、均一化されたうえで、 微妙な差異が現われることで、 押し隠されないものが可視化されます。 それは一番隠したかった「不安」なのでしょうか。 山口茉莉のモチーフは空想の建物やそれが建つ風景。 建物は人がある意思、必要で造った以上、 そこでは具体的な営みが継続されるはずですが、 作...
画廊めぐりノート | 2022.03.09 Wed 05:27
JUGEMテーマ:美術鑑賞 児玉画廊 天王洲(品川区東品川1-33-10)では、 佐藤 慧展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーProvidenceー。 作品の巨大さと、荘厳さ、重さに、 しばし圧倒されます。 描かれた内容は至ってシンプルで、 幾何学的に画面が区画され、 図の部分がエイジングで凄みの出た金属質で、 地の部分が空洞というより、 漆の蝋色のような、 黒いねっとりとした鏡面で、 計り知れない深みがあります。 地と図は特にアナウンスされませんが、 以上の質感の違いで、 自明のこ...
画廊めぐりノート | 2022.03.08 Tue 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ユカ・ツルノ・ギャラリー(品川区東品川1-33-10)では、 松川朋奈展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーMy flower will never dieー。 パネルに油彩画のスーパーリアリズム。 これは本当に、油絵具を筆にとって、 人の手で描かれた現物なのだろうかと、 吸い込まれるように 見入ってしまいます。 理解を超える人の技は、 シンプルに感動を誘います。 絵画は、写真が世に広まる20世紀の初頭以降、 モチーフの正確な二次元上の再現という、 役割、機能から解放された結...
画廊めぐりノート | 2022.03.07 Mon 05:08
JUGEMテーマ:美術鑑賞 TSCA(品川区東品川1-33-10)では、斎藤義重展。 会場風景。 斎藤義重(さいとう よししげ、1904ー2001)は、 筆者にとっては現代美術史上の作家なので、 このように綺麗な状態の作品を前にすると、 戸惑うとともに、 これらは現在におけるアップツーデートな 画業であることが再認識できます。 多摩美術大学教授時代の斎藤義重教室からは、 関根伸夫、吉田克朗、成田克彦、小清水漸、菅木志雄など、 「もの派」の美術家が数多く生まれたので、 日本戦後美術の教育者として知ら...
画廊めぐりノート | 2022.03.06 Sun 05:03
穏やかな日差しに春を感じる今日この頃、皆様お健やかにお過ごしでしょうか。さて、みぞえ画廊では「いのくまさんとマチス先生展」を3/6(日)まで開催中です。 戦後の抽象絵画を代表するアーティストのひとりである猪熊弦一郎は、1938年憧れのパリに渡りアトリエを構えます。アンリ・マチスに会い、「自分の表現とは何か」を問い続け、その後の画家人生においても作風を時代とともに変えていきます。本展では猪熊弦一郎の日本初公開となる大作を含め作品33点の他、マチスの油彩作品、素描、版画なども合わせてご覧いた...
みぞえ画廊 スタッフブログ | 2022.03.05 Sat 18:08
JUGEMテーマ:美術鑑賞 Tokyo International Gallery(品川区東品川1-32-8)では、 菅原玄奨・東城信之介展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーHave you ever seen a ghost?ー。 立体の菅原玄奨と平面の東城信之介の二人展。 共に同じ調子のグレートーンの色合で、 さらに、展示会場の床、天井がグレーで、壁面が白で、 色というものがなく、 会場に入り、移動すれば、 捉えどころのない一方で、 存在だけが実感される、 靄の動きのような予感に囚われます。 FRPによる菅原玄奨の立体...
画廊めぐりノート | 2022.03.05 Sat 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 MU GALLERY(品川区東品川1-32-8)では、 KAZUSA MATSUYAMA個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーDaydreamー。 日常の一コマを切り撮ったかのような、 ごく普通の場面が、 イラスト的に描かれています。 多くの面はぺったりと塗り込まれていますが、 顔の一部などが 絵の具のねっとりしたマチエールも生々しく、 ラフな感じで筆が走っています。 そのような、部位ごとの表現方法のギャップが刺激的で、 画面は、 作家のモチーフに対する感性の強弱の揺れが ライブで現...
画廊めぐりノート | 2022.03.04 Fri 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 YUKIKOMIZUTANI(品川区東品川1-32-8)では、稲葉友宏展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーTHE STORIES THAT YOU SEEー。 動物がモチーフの金属による立体作品。 と書けば、確かにその通りなのですが、 その成り立ちは特徴的で、 観る側を、鑑賞という視覚体験から、 意識の浮遊へと誘います。 絵画がイリュージョンであることは、 作り手、受け手ともに自明な前提に対し、 立体作品は一旦は現前の実体として認識されます。 具象彫刻ならモチーフの再現が目指され...
画廊めぐりノート | 2022.03.03 Thu 04:41
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