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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、luxー光展。 会場風景。 松田麗香、ソン・ヨンジュ、服部知佳、井澤由花子 堀込幸枝、小野耕石、夏目麻麦の 7人の作家によるグループ展。 lux(ルックス)は照度の単位です。 7人の作品は、光そのものではなく、 光を受けて何かが可視化された様子でもなく、 明るさの程度=光の量の 絵画化のようです。 当然、機械的測定結果ではなく、 作家が感受した光の主観的な図像です。 7人の作家の光の様は、 それぞれの世界を前提とし...
画廊めぐりノート | 2022.02.20 Sun 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、岡典明展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー船 山を征くー。 紙に茶色のプリーハンドっぽい線が 何本か引かれています。 線の様子が特徴的で、 極めてか細い線の途中に、 茶色い水玉がぽつり、ぽつりと滲んでいます。 画面には針金もくっ付いていて、 線の謎解きをしているようです。 ミニマルですが、妙に有機的で、 飄々とした平面作品です。 切って曲げた針金を紙の上に置き、 その上に、同じような「針金+紙」を重ね、 それらを...
画廊めぐりノート | 2022.02.19 Sat 05:15
JUGEMテーマ:美術鑑賞 巷房1・2+階段下(中央区銀座1-9)では、小森琢己展。 展覧会タイトルは、ーSensory measurementー。 ※「感覚の測定」でしょうか。 何か具体的なものを再現したのではなく、 あるいは、形の無いものに形を仮託したのでもなく、 表現されたことは、客体から受けた、 主体(作家の内面)の反応の様子で、 画面には可視化された「感じ方」が現れます。 形は明確に結ばれず、 形になる過程がそのまま紙に映し取られた風で、 ドローイング、ペインティングでは成し得ない、 版画...
画廊めぐりノート | 2022.02.18 Fri 05:13
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、内山 睦展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー風気ー。 表情豊かに作り込まれた和紙の上に、 さらに、色や線が描き重なれられています。 具体的な形や事象は現れませんが、 画面の中では、 ある空気感が漂います。 絵にはニュートラルなやさしさがあるので、 観る側は自身の感覚を委ねることになります。 絵画を何かの表現ではなく、 絵画として描いてゆけば、 画面は奥行きを持ち始め、空間となります。 そこに生命が吹き...
画廊めぐりノート | 2022.02.17 Thu 04:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 art space kimura ASK?(中央区京橋3-6)では、ヨフ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーParaillusionー。 ヨフ(YOF)とは、 大原崇嘉、古澤龍、柳川智之の3人により2015年に結成された、 色彩・視覚伝達の研究と視覚表現を行うグループです。 例えば、机の上に林檎を置き、 その手前に額縁をぶら下げ、 額縁を通して林檎を見ても、 極めてリアルな林檎が表現された 絵画やCGなどの二次元作品だとは思いません。 では、少し手を加えて、 林檎の乗った机の前に壁を立...
画廊めぐりノート | 2022.02.16 Wed 05:14
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SILVER SHELL(中央区京橋2-10)では、山口かよこ展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーLove Natural Woridー。 女性が描かれています。 彼女たちは美しく着飾り、化粧して、 女性の特権と呼びたい 特別な美しさを体現しています。 彼女たちもその美しさを自覚していて、 その自覚が表情に現われていて、 自信に満ちた充実した時間が漂います。 女性の視覚的美しさを そのまま絵画化するのではなく、 美しいと自覚すること、 美しく見えること、感じること、 そのよう...
画廊めぐりノート | 2022.02.15 Tue 05:09
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、深田桃子個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー遠くに見えたー。 モチーフは人物。 一人か二人を画面いっぱいに大きく描いていますが、 その画風は独特です。 人物の主要な部位である顔やその表情には 力点が置かれず、 姿全体、仕草がざっくり、シンプルに 捉えられています。 黒い輪郭線が極めて太く引かれ、 枠内はフラットに塗り込められていますが、 部分的に複雑な表現もあり、 イラストっぽさから離れた、 ...
画廊めぐりノート | 2022.02.14 Mon 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、 AXIS EAST 2022展。 会場風景。 現展所属作家10人のグループ展。 多様な画風に対して、 一言で印象を語るのは不可能ですが、 共通しているのは、 具象を手段とした抽象表現といったところでしょうか。 確かに、モチーフ(もの)と 描かれた(こと)の間に、 画家たちの情念が秘められていて、 絵の中のイメージは、 見るものではなく、 この絵画だから成立している 独特の現象になっています。 描かれた作品には内な...
画廊めぐりノート | 2022.02.13 Sun 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 精緻な銅版画の世界展。 会場風景。 銅版画は鋭利な刃物で版面を印刻することで、 凹部を作る方法なので、 描かれる線は繊細緻密で、 その集積が画像になるので、 作品の多くは極めて密度の濃い、 モノクロの画面となります。 線の集積が面や形態になる表現方法により、 線の1本1本を刻印する作家の指の先端は、 画面に現出させるここだけの世界との、 各瞬間の接点となり、 画像は瞬間の連...
画廊めぐりノート | 2022.02.12 Sat 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 安井寿磨子展。 会場風景。 花が大きく描かれています。 大胆なトリミングに鋭い感性が現われます。 描かれたのは 静物画のような生けた花ではなく、 野に咲くその様子です。 それは再現的ではなく、 画家が見た場面でもなく、 画家が感じ取った出来事です。 ですから、観る側の鑑賞体験は、 画家の追体験ではなく、 画家が感じたことの共感となります。 花が美しく咲くということは、 当たり前の自然現象ではな...
画廊めぐりノート | 2022.02.11 Fri 04:56
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