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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、Protect展。 会場風景。 武蔵野美術大学大学院在籍の、 施瑞文(シ・スイブン)・月兎(ツキウサギ)・夢鹿(モンロ) の3人展。 ここ数年のコロナの影響は、 未曽有の大きさで広がり続け、 未だ見通しの立たない状況ですが、 個人個人に立ち返れば、 フィジカル、メンタル両面で、 自身に向き合う契機にもなりました。 結果、「Protect」という概念が最優先となり、 それが行動や習慣の規範となりました。 3人の作家は、 こ...
画廊めぐりノート | 2022.02.10 Thu 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、寺田和幸展。 会場風景。 画面の前に立っていると感じられること。 画家が描きたくなるものは、 自身の身の回りの出来事。 流れる音楽、時間、光の動きや、生物の変化。 瞬時に変化するもの、 あるいは、悠久の時間をかけて変わるもの。 画家が感じ続けるリアリティーは流動体で、 それをどのように画面上で 表現し、語るのか。 絵画は固定されますが、 描写は動きで、 動きのへ衝動は固定されず、漂います。 絵画の...
画廊めぐりノート | 2022.02.07 Mon 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、倉重光則展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー真夜中の白い正午ー。 DMの作品とよく似た作品が展示されていますが、 図像的に似ているだけで、 その成り立ちは全く異なるものです。 DMは、壁に四角い区画で照射した様子を撮った写真で、 実際の作品は、 キャンバス上に鉛筆で描かれたドローイングです。 DMは状況で、作品は実体です。 ここで、ふと気になります。 作品は実体だろうか。 キャンバス上を鉛筆を走らせ...
画廊めぐりノート | 2022.02.06 Sun 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、 崔恩景(Eunkyoung CHOI)展 会場風景。 綺麗で爽やかな色合いの風景画です。 しかし、作品名から察せられるように、 具体的な特定の場所を描写した、 具象表現の風景画かといえば、 どうやらそうではないようです。 画家の記憶にある最良のイメージを、 取り出し、再構成したようで、 その成り立ちは、 言葉を取り出し、再構成した言語表現=詩に 近いものを感じます。 観る側に与える視覚的安らぎは、 作品との出会いから、 活性化...
画廊めぐりノート | 2022.02.05 Sat 05:21
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、吉澤舞子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーアトラスを開くー。 アトラスは地図の意で、 会場は地図が開かれた空間で、 観る人を何処かへ導くという意図があるようです。 大作で力作。 同時に高い技術による緻密な仕事。 内容はともかく、圧倒的な画業は、 それだけで、観る側を別次元の境地へ誘います。 植物や生物を思わせる有機的で官能的な形態。 生気という概念が 形を持てばこういう姿になるのでしょうか。 生気は...
画廊めぐりノート | 2022.02.04 Fri 04:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、井上賢一展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー色彩の洪水の中から声が聞こえるー。 画面は暗い背景に様々な形や線、点、にじみ、皺などが、 浮遊しているように配置されます。 それらは異なる色を持ち、 結果、異なる動きや強さが視覚化されます。 全体は調和ではなく、 ハレーションを引き起こすようです。 印のように、きっちりと塗り分ければ、 地と図の関係を持ち始めますが、 そのような説明的にならないために、 画面は、...
画廊めぐりノート | 2022.02.03 Thu 04:21
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e(中央区京橋3-9)では、坪田菜穂子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記述、全体の量を把握するー。 画家は、日常の中で、 出会った場面の、気になった部分を、 反射的に描き留めますが、 それらは記憶の断片のように、 紙という物質として蓄積されてゆきます。 描写された紙は、 画家が気になった理由の痕跡ですが、 一旦、その履歴がリセットされ、 図像だけが取り出されることで、 画家は、ある場面のある部分と再会し、 その驚きは観る側にも共有...
画廊めぐりノート | 2022.02.02 Wed 05:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 B・C(中央区京橋3-9)では、 稲 憲一郎展。 会場風景。 絵画は描くという行為の、最終的な結果ですので、 構想、スケッチ、最初の絵、 訂正された絵、 重ねられた絵、消された絵など、 画業の過程の姿は、 作品からは消えています。 しかし、一つ一つの過程は、 絵画ではないかといえば、 ある意思の元で描かれた視覚情報である以上、 絵画には違いなく、 作品という状態は恣意的に与えられた、 一つの偶然なのかもしれません。 稲 憲一郎の作品を仔...
画廊めぐりノート | 2022.02.01 Tue 04:44
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 松尾一男展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記憶と記録2022ー。 バーコードは、黒白縞線の、太さ配置によって、 デジタル信号に置き換え、 データを取り出す仕組みです。 味も素っ気もないみてくれですが、 膨大な情報を宿しています。 一方でヴィジュアル的には、 単なる線の組み合わせに過ぎず、 美的鑑賞に堪える視覚情報ではありませんが、 作家は姿と内容のギャップに驚き、 姿を集積し、極大化し、...
画廊めぐりノート | 2022.01.31 Mon 05:06
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 村井進吾展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーハスバタケー。 ハスバタケとは、蓮畑なのでしょうか・・・。 最も何も語らぬ形態は、 球ではなく立方体のようです。 ドナルド・ジャッドもその「無題」シリーズで、 立方体を多用しましたが、 その趣旨は、物語から物質への移行のための、 「つくろうとしないこと」への手段ですが、 村井進吾の場合、 逆に、濃密な物語を表すのではなく、 封じ込めようとした結果が、...
画廊めぐりノート | 2022.01.30 Sun 05:07
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