JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、 AXIS EAST 2022展。 会場風景。 現展所属作家10人のグループ展。 多様な画風に対して、 一言で印象を語るのは不可能ですが、 共通しているのは、 具象を手段とした抽象表現といったところでしょうか。 確かに、モチーフ(もの)と 描かれた(こと)の間に、 画家たちの情念が秘められていて、 絵の中のイメージは、 見るものではなく、 この絵画だから成立している 独特の現象になっています。 描かれた作品には内な...
画廊めぐりノート | 2022.02.13 Sun 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 精緻な銅版画の世界展。 会場風景。 銅版画は鋭利な刃物で版面を印刻することで、 凹部を作る方法なので、 描かれる線は繊細緻密で、 その集積が画像になるので、 作品の多くは極めて密度の濃い、 モノクロの画面となります。 線の集積が面や形態になる表現方法により、 線の1本1本を刻印する作家の指の先端は、 画面に現出させるここだけの世界との、 各瞬間の接点となり、 画像は瞬間の連...
画廊めぐりノート | 2022.02.12 Sat 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 安井寿磨子展。 会場風景。 花が大きく描かれています。 大胆なトリミングに鋭い感性が現われます。 描かれたのは 静物画のような生けた花ではなく、 野に咲くその様子です。 それは再現的ではなく、 画家が見た場面でもなく、 画家が感じ取った出来事です。 ですから、観る側の鑑賞体験は、 画家の追体験ではなく、 画家が感じたことの共感となります。 花が美しく咲くということは、 当たり前の自然現象ではな...
画廊めぐりノート | 2022.02.11 Fri 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、Protect展。 会場風景。 武蔵野美術大学大学院在籍の、 施瑞文(シ・スイブン)・月兎(ツキウサギ)・夢鹿(モンロ) の3人展。 ここ数年のコロナの影響は、 未曽有の大きさで広がり続け、 未だ見通しの立たない状況ですが、 個人個人に立ち返れば、 フィジカル、メンタル両面で、 自身に向き合う契機にもなりました。 結果、「Protect」という概念が最優先となり、 それが行動や習慣の規範となりました。 3人の作家は、 こ...
画廊めぐりノート | 2022.02.10 Thu 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、寺田和幸展。 会場風景。 画面の前に立っていると感じられること。 画家が描きたくなるものは、 自身の身の回りの出来事。 流れる音楽、時間、光の動きや、生物の変化。 瞬時に変化するもの、 あるいは、悠久の時間をかけて変わるもの。 画家が感じ続けるリアリティーは流動体で、 それをどのように画面上で 表現し、語るのか。 絵画は固定されますが、 描写は動きで、 動きのへ衝動は固定されず、漂います。 絵画の...
画廊めぐりノート | 2022.02.07 Mon 05:00
JUGEMテーマ:美術鑑賞 StepsGallery(中央区銀座4-4)では、倉重光則展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー真夜中の白い正午ー。 DMの作品とよく似た作品が展示されていますが、 図像的に似ているだけで、 その成り立ちは全く異なるものです。 DMは、壁に四角い区画で照射した様子を撮った写真で、 実際の作品は、 キャンバス上に鉛筆で描かれたドローイングです。 DMは状況で、作品は実体です。 ここで、ふと気になります。 作品は実体だろうか。 キャンバス上を鉛筆を走らせ...
画廊めぐりノート | 2022.02.06 Sun 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 藍画廊(中央区銀座1-5)では、 崔恩景(Eunkyoung CHOI)展 会場風景。 綺麗で爽やかな色合いの風景画です。 しかし、作品名から察せられるように、 具体的な特定の場所を描写した、 具象表現の風景画かといえば、 どうやらそうではないようです。 画家の記憶にある最良のイメージを、 取り出し、再構成したようで、 その成り立ちは、 言葉を取り出し、再構成した言語表現=詩に 近いものを感じます。 観る側に与える視覚的安らぎは、 作品との出会いから、 活性化...
画廊めぐりノート | 2022.02.05 Sat 05:21
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、吉澤舞子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーアトラスを開くー。 アトラスは地図の意で、 会場は地図が開かれた空間で、 観る人を何処かへ導くという意図があるようです。 大作で力作。 同時に高い技術による緻密な仕事。 内容はともかく、圧倒的な画業は、 それだけで、観る側を別次元の境地へ誘います。 植物や生物を思わせる有機的で官能的な形態。 生気という概念が 形を持てばこういう姿になるのでしょうか。 生気は...
画廊めぐりノート | 2022.02.04 Fri 04:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、井上賢一展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー色彩の洪水の中から声が聞こえるー。 画面は暗い背景に様々な形や線、点、にじみ、皺などが、 浮遊しているように配置されます。 それらは異なる色を持ち、 結果、異なる動きや強さが視覚化されます。 全体は調和ではなく、 ハレーションを引き起こすようです。 印のように、きっちりと塗り分ければ、 地と図の関係を持ち始めますが、 そのような説明的にならないために、 画面は、...
画廊めぐりノート | 2022.02.03 Thu 04:21
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e(中央区京橋3-9)では、坪田菜穂子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記述、全体の量を把握するー。 画家は、日常の中で、 出会った場面の、気になった部分を、 反射的に描き留めますが、 それらは記憶の断片のように、 紙という物質として蓄積されてゆきます。 描写された紙は、 画家が気になった理由の痕跡ですが、 一旦、その履歴がリセットされ、 図像だけが取り出されることで、 画家は、ある場面のある部分と再会し、 その驚きは観る側にも共有...
画廊めぐりノート | 2022.02.02 Wed 05:43
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