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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、吉澤舞子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーアトラスを開くー。 アトラスは地図の意で、 会場は地図が開かれた空間で、 観る人を何処かへ導くという意図があるようです。 大作で力作。 同時に高い技術による緻密な仕事。 内容はともかく、圧倒的な画業は、 それだけで、観る側を別次元の境地へ誘います。 植物や生物を思わせる有機的で官能的な形態。 生気という概念が 形を持てばこういう姿になるのでしょうか。 生気は...
画廊めぐりノート | 2022.02.04 Fri 04:28
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、井上賢一展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー色彩の洪水の中から声が聞こえるー。 画面は暗い背景に様々な形や線、点、にじみ、皺などが、 浮遊しているように配置されます。 それらは異なる色を持ち、 結果、異なる動きや強さが視覚化されます。 全体は調和ではなく、 ハレーションを引き起こすようです。 印のように、きっちりと塗り分ければ、 地と図の関係を持ち始めますが、 そのような説明的にならないために、 画面は、...
画廊めぐりノート | 2022.02.03 Thu 04:21
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e(中央区京橋3-9)では、坪田菜穂子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記述、全体の量を把握するー。 画家は、日常の中で、 出会った場面の、気になった部分を、 反射的に描き留めますが、 それらは記憶の断片のように、 紙という物質として蓄積されてゆきます。 描写された紙は、 画家が気になった理由の痕跡ですが、 一旦、その履歴がリセットされ、 図像だけが取り出されることで、 画家は、ある場面のある部分と再会し、 その驚きは観る側にも共有...
画廊めぐりノート | 2022.02.02 Wed 05:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 B・C(中央区京橋3-9)では、 稲 憲一郎展。 会場風景。 絵画は描くという行為の、最終的な結果ですので、 構想、スケッチ、最初の絵、 訂正された絵、 重ねられた絵、消された絵など、 画業の過程の姿は、 作品からは消えています。 しかし、一つ一つの過程は、 絵画ではないかといえば、 ある意思の元で描かれた視覚情報である以上、 絵画には違いなく、 作品という状態は恣意的に与えられた、 一つの偶然なのかもしれません。 稲 憲一郎の作品を仔...
画廊めぐりノート | 2022.02.01 Tue 04:44
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋3-5-3)では、 松尾一男展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記憶と記録2022ー。 バーコードは、黒白縞線の、太さ配置によって、 デジタル信号に置き換え、 データを取り出す仕組みです。 味も素っ気もないみてくれですが、 膨大な情報を宿しています。 一方でヴィジュアル的には、 単なる線の組み合わせに過ぎず、 美的鑑賞に堪える視覚情報ではありませんが、 作家は姿と内容のギャップに驚き、 姿を集積し、極大化し、...
画廊めぐりノート | 2022.01.31 Mon 05:06
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 村井進吾展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーハスバタケー。 ハスバタケとは、蓮畑なのでしょうか・・・。 最も何も語らぬ形態は、 球ではなく立方体のようです。 ドナルド・ジャッドもその「無題」シリーズで、 立方体を多用しましたが、 その趣旨は、物語から物質への移行のための、 「つくろうとしないこと」への手段ですが、 村井進吾の場合、 逆に、濃密な物語を表すのではなく、 封じ込めようとした結果が、...
画廊めぐりノート | 2022.01.30 Sun 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーなつか(中央区京橋3-4)では、岡田育美展。 会場風景。 水性油性混合木版による静かな心象風景。 木版画でここまで微妙で淡く、繊細な表現が出来るのだと、 感心します。 その微妙で淡く、繊細さによって、 画面は、場所や出来事を特定せず、 観る側にとって、 自分の戻りたい場所への入り口になります。 広い水面があって、 あたりを映し込み、 あるいは、船が浮かび、 雪や花びら、光が舞います。 心地良いふわりとした感覚。 風景はゆっくり動いてい...
画廊めぐりノート | 2022.01.29 Sat 05:11
JUGEMテーマ:美術鑑賞 T−BOX(中央区八重洲2-8)では、水野 朝展。 会場風景。 仏像、観音像という実体を描いていた 具象表現ではなく、 目の前に仏様や観音様を感じた時の 有難さや畏れ、 あるいは驚きをそのまま絵画にしてみた、 といった抽象表現のようです。 篤い宗教心や信じる確信があるからこそ、 気持ちを絵画まで引き上げる、 パワーが自ずと生じるのでしょう。 絵画を観る側は、 絵画から、絵画を描かせた心へと 逆行してゆきますが、 絵画が優しく、すっと馴染んでいけるよ...
画廊めぐりノート | 2022.01.28 Fri 05:08
JUGEMテーマ:美術鑑賞 中長小西(中央区銀座1-15-14)では、 関島寿子・小川待子・留守玲展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー想いを紡ぐ:三人の発露ー。 トウかごの関島寿子、陶芸の小川待子、 金属造形の留守 玲(ルス アキ)の3人展。 手段は工芸ですが、 作品は用を持たない純度の高いファインアート。 工芸ならではの 豊かで深みのある表情をまといつつ、 フォルムは強靭で、 観る側に、視覚とともに、 感覚へダイレクトに波動が迫ってきます。 植物らしさ、土らしさ、金属らしさと...
画廊めぐりノート | 2022.01.27 Thu 04:43
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ホワイトストーン・ギャラリー(中央区銀座5-1-10)では、 EACH展。 会場風景。 気鋭の若手作家10名によるグループ展。 観ながら巡ってゆけば、 次々と、 10通りのエッジの効いた、気合の入った 美の在り方に出合える、 充実した贅沢なひと時です。 美術なので、色や図像、形態が表現の媒体になりますが、 その方法論の多様さと、 それぞれの作家の確信の強さに驚きます。 抽象表現は、目の前のものをそのまま描かず、 作家の頭の中での発酵を経て、 分解して...
画廊めぐりノート | 2022.01.26 Wed 04:44
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