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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、谷下田朋美展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーにじみ出る風景ー。 水彩画の小品。 「電車」という作品は、7.6x5.5cmしかありません。 画面が小さいので、 画家が覗き込んだ風景を、 観る側も覗き込むような 趣になります。 風景を見えたまま描く作品、 風景に見えたことを描く作品、 風景に見出したことを描く作品、 風景から始まる物語を描いた作品。 画家の独特で鋭い感性と、 確かな画力が相まって、 実際の風景は、幻...
画廊めぐりノート | 2021.12.03 Fri 05:05
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーゴトウ(中央区銀座1-7)では、扇田克也展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー光と闇のカタチー。 ガラスによる立体作品。 手法としては鋳造で、 モチーフはシンプルな家型のみ。 以上の与条件だけならば、 多くのバリエーションは期待できそうにありませんが、 会場にたくさん並んだ大小の家々を 眺めれば、 それぞれがだた一つの個性を体現しています。 家型は当然、 家〜家庭〜暮らしへと、 ハードからソフトへと、 連想が進む媒体となり、 着色された...
画廊めぐりノート | 2021.12.02 Thu 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GalleryK(中央区京橋3-9)では、中村安次郎展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー終わりに始まりー。 暗いタッチの半具象的心象風景。 画面の中には何か認識できるもの、 見ただけではわからないものが混在され、 画面では、明らかに何かが語られています。 抽象画は、 作り手から受け手への、 解説図的 メッセージの正確な伝達が目的ではなく、 曖昧なままの状態から生まれる、 相互の(勝手な)広がりが面白みなので、 今回の作品のような、 画面から滲み出るつ...
画廊めぐりノート | 2021.12.01 Wed 04:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 B・C(中央区京橋3-9)では、 ツトム・ミズタ展。 会場風景。 リトグラフと、 リトグラフを原画とした、 キャンバスパネルに水性インクジェットで印刷加工した、 大型作品。 作品は黒い輪に 有機的な形を抜いて、 淡く綺麗な色を施した図像で、 このように、原寸と特大サイズが並置されれば、 それぞれが作品として成り立っていて、 なるほど、 このようなグラフィカルなテイストは、 様々なサイズで、 様々な美的メッセージを発するのだと、 実感させ...
画廊めぐりノート | 2021.11.30 Tue 04:56
JUGEMテーマ:美術鑑賞 nca(中央区八丁堀4-3-3)では、 黃品玲(ピンリン・ホワン)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー川面から昇る夢ー。 海原や山並み、 雲や樹木のように見えますが、 奔放に動いた筆の、 動きの結果としての色の重なりが、 そのように見えてしまうようです。 意図して描かずに、 絵筆を 画家自身のありのままに走らせば、 画家自身の良き記憶の断片が、 キャンバスに再生され、 それが観る側に自然と共感を起こすという、 抽象表現の理想形が実現してい...
画廊めぐりノート | 2021.11.29 Mon 05:19
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SILVER SHELL(中央区京橋2-10)では、線 幸子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー記憶する刻ー。 綿を素材とした、平面、立体作品。 筆で絵具を塗り付ける行為は、 画家の意思の赴くままですが、 綿がまずありきならば、 綿をどのように見せるのかという、 大きな制約の中での制作と言えますし、 同時に、綿が物質として持ち合わせている、 人の意思や手先の働きでは成し得ない状態が、 制作の起点になるという アドバンテージもあります。 綿の物質性と作家の美的...
画廊めぐりノート | 2021.11.28 Sun 05:24
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 町田藻映子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー寡黙なシグナルー。 何かそのものというより、 何かが進行する、何かが存在する ある場面といった趣。 色々なものが連想される小さな塊が、 ※大きいのかも 意思を持つかように 群れ集まっています。 絵画の成せる技であるこの場面は、 絵画化されることで、 半ば強引に既成事実化され、 観る側は、 これに近しい何かを思索します。 小さな塊が独自に持っている何か...
画廊めぐりノート | 2021.11.27 Sat 05:07
JUGEMテーマ:美術鑑賞 画廊の銀杏もすっかり黄金色に色づき、冬の気配も感じる季節となりました。 さて、みぞえ画廊福岡店では「井上敬一展」を28日(日)迄開催いたしております。井上敬一の類なき世界観を感じられる新作20作品を一挙展示中です。今回はサイズ130号の大作も2点含まれます。秋の陽だまりの下、是非、みぞえ画廊へお立ち寄りください。 新館 展示の様子 新館 展示の様子 キャンパス、額など全て画家自...
みぞえ画廊 スタッフブログ | 2021.11.26 Fri 15:49
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、 VISIONする・かたち展。 会場風景。 大谷 清・津のだ とも子の二人展。 抽象絵画という広大なフィールドに立てば、 似たようなテイストに見える 二人の作家の作品群は、 似たようなテイストに見えるからこそ、 差異が浮かび上がり、 そこに抽象表現の成り立ちが意識されます。 どこが似たようなのかは、 ともに、円、円弧、曲線が、 画像の枠組みとなり、 鮮やかな色が、 フラットに塗り込まれている点です。 差異は、 ...
画廊めぐりノート | 2021.11.26 Fri 04:48
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 川島清展。 会場風景。 展覧会タイトルは、「水量ー樹のプラズマ?」。 会場の中央あたりに、 樹皮で、ある場が緩く区画され、 割れた板ガラスがその区画に差し込まれ、 区画の中には、 金属の何かの部品や造形物が、 群れ重なっています。 筆者はこの作品との関係の取り方を決めかねて、 遠回しに眺めます。 集められ、組み合わせられたパーツ群は、 工業製品ではなく、つまり、意味がなく、 樹皮や、ガラス、鉛が、...
画廊めぐりノート | 2021.11.25 Thu 04:46
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