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JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリーQ(中央区銀座1-14)では、関根哲男展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー原生 2021ー。 皺の寄った赤い基材の上に、 古着が貼り付けられ、 それに無数の荒縄の結び目が、群がっています。 同じテイストの作品が、 会場の壁を整列して埋め尽くしています。 平面(二次元)上の表現なので、 絵画のようですが、 絵画のもう一つの要件、 描く行為(ペインティング、ドローイング)が なされていないので、 カテゴライズに悩みますが、 制作にかけられた熱...
画廊めぐりノート | 2021.11.05 Fri 04:35
JUGEMテーマ:美術鑑賞 銀座K's Gallery(中央区銀座1-13)では、安木洋平展。 会場風景。 色の範囲が確定されれば、 このように形となりますが、 画面では、形になってしまうことのためらい、 あるいは、 形になるまでの逍遥が終わることの寂しさ、 のような、 形と作家の対話の場になっています。 観る側はその場に立ち会うことになり、 この画面が結果的に語ったことを、 感じ取ります。 ふくみが大きな画面なので、 色々な寄り道が楽しめます。 そして、ああ、これはOOだと気...
画廊めぐりノート | 2021.11.04 Thu 05:16
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GalleryK(中央区京橋3-9)では、片平ゆふ子個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーInnerspaceー。 いびつな鏡に映ったように、 一部が異様に引き伸ばされ、歪んだ顔が、 画面に群れています。 背景の天空や銀河、漆黒の闇によって 顔たちは時空の歪みに翻弄される、 大気圏の外に散らばる天体のようです。 楕円の基盤や、 表面に塗り込まれたヌラヌラした透明層による深みが、 そのようなイメージを増幅します。 描かれた人物たちは、 造形的に美しくも魅...
画廊めぐりノート | 2021.11.03 Wed 05:22
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9)では、大平 奨展。 会場風景。 見えるモノ、見ているモノ、見たいモノ。 見えるはずのモノ。 見たことから自然発生するイメージ。 意識するモノ、視界、視野に入っているだけのモノ。 見えたことの記憶。 画面は見ることと、 見ることと、二次元上に再現することの、 整合性とギャップに関わる、 作家の思索の場になっています。 作品は、 内面ではなく、気付きの視覚化。 そんな印象でした。 作品と部...
画廊めぐりノート | 2021.11.02 Tue 04:58
JUGEMテーマ:美術鑑賞 nca(中央区八丁堀4-3-3)では、今西真也個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、「かー ーか かー」。 刺激的な鑑賞体験です。 絵画はキャンバスという支持体に、 絵具を塗ることで現われる図像です。 その場合、物質としての絵具は意識外で、 画像は、 立体感や奥行きを持たない二次元情報として鑑賞されます。 今西真也の作品は、 正面から鑑賞すべき厚みを持たない画像としても 面白いのですが、 油絵具を素材とする彫塑作品としても、 ユニークな美的刺激を味わう...
画廊めぐりノート | 2021.11.01 Mon 05:19
JUGEMテーマ:美術鑑賞 SILVER SHELL(中央区京橋2-10)では、 トゥルーカラーズ展。 会場風景。 オイルパステル画の上西慶子と、 ペン画の高藪夕子の二人展。 上西慶子の作品は、 大きな円の中に小さな雫がたくさん入っていて、 雫一つ一つの中にも、 小さな円や雫が潜んでいます。 一番小さな雫の中にも、 見えない(描けない)もっと小さな円や雫が 潜んでいるかもしれず、 この大きな円も、実は、 もっと大きな雫の中で浮かんでいるのかもしれません。 大きな連鎖の中の一部のような、 悠...
画廊めぐりノート | 2021.10.31 Sun 04:38
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャラリー麟(中央区京橋2-6)では、 和田直祐・小川万莉子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーfull-size roomー。 抽象表現の小川万莉子と和田直祐の二人展。 二人とも、 具体的な形、さらには意味を成さない形をも 表現の拠り所にせず、 色の在り方のみを探求してゆきます。 小川万莉子は色を、 絵の具という物質の振る舞いに託します。 色という視覚情報は、 このような複雑な成り立ちによって、 色以上の情報=言葉を語り始めます。 逆に、和田直祐の色は...
画廊めぐりノート | 2021.10.30 Sat 04:47
JUGEMテーマ:美術鑑賞 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、 三代宏大個展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーRe:コ(ミニュ)ケーションー。 人がモチーフのようですが、 描きたいことは、人の姿形ではなく、 人の内面でもないようで、 それでは、一体何が描かれているのか。 自分ではなく他者を見つめる。 他者の不確かさが意識され、 自分自身の不確かさも照射される。 他者でも自身でもない無名の誰かを描くことで、 不確かでないリアルを感じる。 そんな印象でした。 ...
画廊めぐりノート | 2021.10.29 Fri 04:57
JUGEMテーマ:美術鑑賞 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、Molt展。 会場風景。 多摩美術大学の日本画専攻の 新鋭若手の4人展。 具象から抽象までの様々なテイストが、 くっきりと4つの層を成しています。 金子雄飛は緻密に風景を再現しますが、 再現した結果、 元になった風景から微妙に離れて、 その場に漂う冷たい空気感だけが漂います。 そのギャップが日常の中に 垣間見れる非日常のようです。 小瀬真由子の舞台設定は大胆で、 具体的な形を残すことで、 形が引きずるイメージ...
画廊めぐりノート | 2021.10.28 Thu 05:03
JUGEMテーマ:美術鑑賞 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、 菅野由美子展。 会場風景。 一見静物画で、静物画以外の何物でもないのですが、 筆者の感覚は、 マグカップたちの肖像画、群像図です。 マグカップのポートレイトは、 このように、口縁が薄い楕円に見える角度が 良いようです。 陶器らしい、 ぽってりとした厚みのある柔らかなフォルムに、 絵付けがされていたり、 単色の釉薬が掛けられている器を、 器だけを、 緻密に写実的に描いています。 描かれた図像は各種...
画廊めぐりノート | 2021.10.26 Tue 04:41
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